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上司と同僚を同時に失いました… 救いようがない「社内不倫の末路」【後編】

ananweb / 2023年11月22日 21時15分

上司と同僚を同時に失いました… 救いようがない「社内不倫の末路」【後編】

職場に憧れの上司がいた智香さん(仮名・29歳)。あるとき、仲の良い同僚の優美さん(仮名)と上司が不倫関係のあると確信する現場を目撃してしまいました。その後、同僚から相談はないうえに、上司も家庭円満をアピールしている姿を見て、智香さんは二人に対して不信感を募らせていったそう。その後、職場の状況はどう変化していったのでしょうか…。

同僚からの告白

「優美と上司の関係に気付いて2か月ほど経ったころ。優美が急に、“彼氏ができた”と報告をしてきました。ようやく上司との関係を告白してくれるのかと思ったんですが…。優美が見せてきた彼氏の写真は、上司ではありませんでした。アプリで知り合った人だと言っていましたね。
それで私は、二人は別れたのだと思いました。それならそれで仕方ないと、大事になる前に関係が終わってむしろ良かったんじゃないかと、いったんは胸を撫でおろしたのです」

不倫相手に未練のある上司

「以前までは、優美と上司が密かにアイコンタクトを交わしている瞬間を目撃することもありましたが、それもなくなりました。しかし、どうも上司のほうだけが、優美に対してチラッと視線を向けているのです。ただ、優美は知らん顔。もしかしたら、上司のほうが未練を抱いているのかもしれないと思いました。私としては、その姿が見ていられなくて…。憧れていた上司なだけに、悲しくもありましたね。
そのタイミングで職場の飲み会があったため、私は思い切って上司に伝えることにしました」

上司が腰に手を回してきて…

「飲み会が終わりに近づいたところで、“相談がある”と上司に声をかけました。飲み会終了後、二人で2軒目へ。私はまず、優美との関係について知っていると言い、知るに至った経緯なども丁寧に伝えました。さらに、仕事中に優美のほうに視線を向けていることも気付いていると。“そういう行為はやめたほうがいい”と、キッパリと伝えました。
すると、“関係ないだろう”と跳ねのけられてしまいました。しかし、“尊敬しているだけに見ていられなかった”と伝えると、徐々に態度が軟化。“はっきり言ってくれてありがとう”と感謝をされました。良かったと思ったのもつかの間、なんと上司が私の腰に手を回してきたのです。以前の私であれば、流されていたかもしれません。でも、そのときは拒否反応しかありませんでした」

人事部から呼び出しを受ける二人

「その後、どういう経緯か分かりませんが、二人がヨリを戻したような気配がありました。気分が盛り上がってしまったのか、職場であからさまに仲の良さが目立つような行動をするようになりました。すると、周囲も気付き始めます。二人が不倫関係にあるのではという噂が流れ始めました。
その噂が、優美の耳にも入ったのでしょう。“噂を流したのは智香でしょう”と、私はあらぬ疑いを掛けられてしまったのです。強く否定しましたが、信じてもらえませんでした。
しばらくして二人は人事部から呼び出しを受け、数週間後、上司は部署移動に。優美はしばらく残っていたものの、最終的には退職を選択しました。私は、職場で大事にしていた二人を失ってしまったのです。でも、落ち込んでいる私に気付いたほかの職場の同僚たちが、励ましの会を開いてくれました。みんなに支えられ、私は今も仕事が続けられています」

“同僚と上司の社内不倫に気付いた女性の告白”をご紹介しました。
信頼していた人が不倫をしていたとなれば、ショックは大きいものでしょう。余計な心配もなく仕事ができる環境が続くことを祈るばかりです。

©kei907/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock

文・塚田牧夫

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