周りに気づかれぬよう機内で不倫相手にアイコンタクト…34歳客室乗務員が辿った「虚しすぎる結末」【前編】
ananweb / 2024年2月9日 20時40分
ふと誰かの思いやりに触れ、心ときめくのはそう珍しいことではありませんね。今回は、窮地を救ってくれた既婚男性とひょんなことから不倫関係に陥ってしまった34歳客室乗務員のエピソードをご紹介します。
憧れの客室乗務員になり多忙な日々を送るも…
綾香さん(仮名・34歳)は現在とある既婚男性(弘さん・仮名・54歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ綾香さんは自ら不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。
「私は、子どもの頃の夢を叶えて客室乗務員になりました。仕事はとてもハードだけれど、男性にはモテるし、合コンに参加する機会も多くて…想像以上に充実した日々を送っています。
そもそも結婚に焦りを感じていないので、いずれ気の合う男性と出会えたらゴールインしたいなと思っていました」
不倫とは無縁な生活を送る綾香さんに思いがけない出会いが訪れます。
「その日の業務は超多忙でした。とあるお客さまにコールボタンで呼び出されたのですが、他の仕事で手が離せずすぐに駆け付けることができなくて。急いで向かったものの『いつまで待たせるの!』とお客さまはすごい剣幕で怒っていて…私はクレームの途中で口を挟むべきではないと思ってただただ黙っていたのですが…。
そんな私を見るに見兼ねた男性のお客さまが『もうそれくらいにしておいたらどうですか』と声をかけてくれたのです。彼のおかげでどうにかその場が収まったのでとても助かりました」
綾香さんは先ほどのお礼を言いにその男性の元へ足を運んだのだとか。
「私が感謝の気持ちを伝えると、相手は目くばせしながら名刺を手渡してきました。その瞬間胸が高鳴って…彼の優しさに触れ、心奪われていたことにようやく気づいたのです。少しでも相手のことを知りたい気持ちから、その日のうちに弘さんに電話したのですが、早々に妻子持ちであることが発覚。
でも、彼を諦めることができなくて…駄目でもともととアプローチを試みることに。すると向こうも気があったようで、割と早い段階で不倫関係になりました」
一体、二人はどのように密会を重ねたのでしょうか。
「弘さんは商社マンということもあり、主に国内出張をしていました。私も、国内線を担当していたので自然と顔を合わせる機会が多くて…同じ飛行機に乗りこむことも。
機内でお客さまをお出迎えする時に彼とアイコンタクトを取って、周りに気づかれないよう不倫関係を楽しんでいたのです。私がそのまま現地に泊る日は、彼の宿泊先まで出向き逢瀬を重ねていました」
二人は不倫がバレることを恐れ、いつも宿にとどまっていたと言います。でも、たまには息抜きをしたいということで弘さんの案内で料亭に向かったそう。
突如不倫相手の顔が真っ青に…その後彼が放った信じられない言葉とは…?
「彼は『美人を連れていると気分がいい』と上機嫌でした。私も二人きりの外出にドキドキ…おいしい料理をいただきながら『このままずっと一緒にいようね』と愛を確かめ合ったのですが…。
お会計を済ませ玄関に向かおうとした弘さんが、偶然入って来た夫婦とすれ違った際に女性と肩がぶつかってしまって…彼は『すみません』と謝ったものの相手の顔を見るなり顔面蒼白に。
さらに自分のスマホが鳴り出すと、おたおたし始めたのです。様子がおかしいので『どうしたの…?』と聞くと『俺はこのまま帰宅するよ』『やっぱり家族を裏切るようなことはできない』と態度を急変させて。必死に引きとめたものの弘さんの意志は固く、私は突然別れを余儀なくされました」
訳もわからず捨てられてしまった綾香さん。相手が既婚者だと知りながら交際していたのだから、不本意な別れ方をすることになっても仕方ないのではないでしょうか。
©Yakobchuk Olena/Adobe
文・菜花明芽
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