近藤春菜×森カンナが“女性特有の不調”を語る 「家族や友人とお互いの体のことを話して理解し合う時間を作れるといい」
ananweb / 2024年4月9日 22時0分
芸人と俳優、違うフィールドで活動しながらも、プライベートでは10年来の親友である近藤春菜さんと森カンナさん。ハッピーオーラ溢れる二人は、女性特有の不調を感じた際、お互いにどのように寄り添っているの?
左から近藤春菜さん、森カンナさん。
――お二人は、プライベートでも親しいお付き合いをされていると聞きました。今、女性特有の気になる不調や悩みはありますか?
近藤春菜さん(以下、近藤):どうしても不規則な生活になるので、生理不順は気になります。半月ぐらいズレることもあって。あと温泉ロケとかあると、どうしようかな…って思ったり。
――どのように解決していますか。
近藤:今のところあまり対策はしていなくて。不順には食べ物も影響すると聞いたので、ジャンクなものを控えたりはしていますが。その点、カンナは研究熱心で、普段からいろいろ教えてくれます。
森カンナさん(以下、森):昔はPMSの症状があったり、生理時期にイライラもしたけど、ある時“そういう悩みを解決して快適に過ごしたい!”って思うようになって。生理のこととか、腟について書かれた本を読み漁って勉強しました。とにかく冷えは一番の敵だとわかったし、子宮にやさしい布ナプキンに変えたり、生活や食べ物を見直して、悪い習慣を徹底的に取り除いたら、PMSや生理の時の不快な症状は一切なくなって。“悪い”生理ではなく“いい”生理になりました。
近藤:素晴らしい。私は自分の体を大事にしていなかったと思う。
――近藤さんが森さんから教えてもらったことで、何か変わったことはありますか?
森:以前の…春菜のネガティブ期はすごかったよね。
近藤:そうだった(笑)。生理の時期になると、他人からの言葉ひとつひとつに敏感になってしまって、いつもは気にならない言葉でもすごく傷ついたり、マイナスに捉えてしまうことが増えるんです。でもカンナからホルモンバランスについて教えてもらったら、今はそういう時期だから凹んでもしょうがない、考えるのはやめようって前向きに受け止められるようになりました。オーガニックコットンの生理用品を使うようになったのも、カンナのアドバイスから。
森:捉え方で大きく変わると思う。あと、人に合わせないといけないって無理をすると余計に自分に返ってくるよね。でも体調が悪い時、生理で気分が乗らない時は、友達にはどんどんドタキャンしていいと思う(笑)。無理して頑張りすぎている人が多いんじゃないかな。
近藤:本当にそう思う。
森:しんどい時に「しんどいから、ごめん」って言える友達こそ本物。
近藤:そうやってはっきり言えるようになれば、あの子はそういうキャラクターだからって認知もしてもらえるし、相手も逆に言いやすくなるよね。
――こういう話って、どんな時にしているんですか?
森:常にだよね。あ、春菜そろそろしんどいな…ニヤリって(笑)。
近藤:ニヤリじゃないから!(笑) でも、生理の時だけじゃなくて、仕事でキャパオーバーになって私がネガティブ期に入ると、カンナが励ましてくれるんです。あと、カンナの前だから本音を出せるっていうのもあるかな。それで口喧嘩になることもあったけど、最後は、私のことを思って言ってくれてるな。言うほうもきっとパワーがいるよな…ありがとう! って感謝しかない(笑)。
森:春菜のネガティブ期なくなったよね。ポジティブ期突入。
近藤:近藤春菜、第二章に入りました。ポジティブ期をキープ!
森:バージョンアップ!
近藤:でも話せる相手がいるのは大事なことだなって思います。
森:私は旦那さんに子宮の仕組みについての本を読んでもらったこともあるよ。女性の体にはこんなことが起きているんだよ、って。
近藤:でもカンナの旦那さんはアスリートだから理解も早そうだね。
森:うん、辛い時はすごく協力的だったから助かりました。
近藤:芸人の世界も、長時間の収録でトイレに行けないとか、まだまだ課題は多いけど、時代に応じて少しずつ考え方が変わってきているのを感じるかな。
森:でもまだまだオープンになりきってはいないよね。
近藤:カンナのように、家族や友人とお互いの体のことを話して理解し合う時間を作れるといいね。
――いま悩みを抱えている女性たちは、何から始めたらいいですか。
近藤:勇気を出して、親しい人に「実は生理の時、辛いんだ」って打ち明けてみるといいかも。人間関係でもそうだけど、相手の心を開いて理解を得るには、まずは自分から心を開かないと。
森:もしそういう相手がいない場合は、本などを読んで自分の体のことを勉強してほしい。原因がわかれば対策できるし、心も楽になるから。あとは考えすぎずに、ある意味自分のことを最優先に考えてわがままになっていいと思う。
近藤:みんな、自分を大切に!
こんどう・はるな 1983年2月23日生まれ、東京都出身。箕輪はるかとのお笑いコンビ、ハリセンボンで芸人として活動する一方、ドラマに出演するなど俳優としても活躍。
すべてスタイリスト私物
もり・かんな 1988年6月22日生まれ、富山県出身。俳優として活躍し、ドラマ『風間公親‐教場0‐』や『時をかけるな、恋人たち』、映画『湯道』などの話題作に出演。
トップス¥17,930(メゾンスペシャル/メゾンスペシャル 青山店 TEL:03・6451・1660) パンツ¥41,800(ヨーク/エンケル TEL:03・6812・9897) ピアス¥48,400(バー ジュエリー/エルディスト TEL:03・4361・7243) リング、右手・人差し指¥14,960 左手・人差し指¥19,580 中指¥19,140(以上バルブス/ズットホリック) パンプス¥82,500(ジアボルギーニ/ラディモ・インク TEL:03・6450・3701) その他はスタイリスト私物
※『anan』2024年4月10日号より。写真・熊木 優(io) スタイリスト・壽村太一(近藤さん) 番場直美(森さん) ヘア&メイク・谷口友海(近藤さん) RYO(森さん) 取材、文・若山あや
(by anan編集部)
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