BOYNEXTDOORがカムバック! “初恋3部作”ラストの2nd EP『HOW?』ショーケースレポ
ananweb / 2024年4月18日 20時0分
BOYNEXTDOORが2024年4月15日に2nd EP『HOW?』をリリース。同日に開催されたメディアショーケースの模様をレポートします。
超絶技法“セルフSped Up”も披露!
【ペンになってもいいですか!?】vol. 201
BOYNEXTDOORと言えばアーティストでもあるZICOが代表を務めるKOZエンターテインメントからデビューしたことで、当初から注目を集めていた。2023年5月にリリースした1st Single『WHO!』で初恋のときめきを、同年9月の1st EP『WHY..』では別れを歌った彼らが今回の2nd EP『HOW?』で表現するのは、“初恋3部作”の間のストーリー。恋に落ちた2人がなぜ別れを選択したのか、その謎が解き明かされるそう。
RIWOO
ショーケースではタイトル曲「Earth, Wind & Fire」を初披露。「思いどおりにいかない恋のもどかしさをキッチュに表現した」(RIWOO)という言葉どおり、翻弄されてもがく様子がユニークな振り付けで表現されている。
特に目を引くのが曲中、急激にテンポが速くなる“セルフSped Up”パート。Sped Upとは最近、YouTubeやTik Tokなどで流行している、楽曲を早送り再生するかのように歌うというもの。本来はもとからある楽曲をSped Upして楽しむものなのだが、これを彼らは自分たちの楽曲でセルフでやるというのが斬新だ。
JAEHYUN
今回の2nd EP『HOW?』について「恋と別れの間のさまざまな感情について語る作品になりました。初恋をテーマにしているので、初恋を経験した方なら誰もが共感できる話が多いと思います」とLEEHAN。また今回のEPを、ナチュラルなかっこよさを表すノームコア(ノーマル+ハードコア)にさらにキッチュをプラスした“キッチュコア”と表現。
「キッチュと言うとおしゃれで真似できない、ちょっと距離感を感じる言葉ですが、僕たちはキッチュに加えて馴染み深いウィットをBOYNEXTDOORならではの感性で表現しました。このコンセプトが写真やミュージックビデオでもうまく表現できました」とWOONHAKも大満足。
SUNGHO
タイトル曲「Earth, Wind & Fire」の主人公は自信に満ち溢れていてかっこいい人だけど、恋だけはうまくいかない人物。そんな主人公のもどかしい気持ちを表現するために、メンバーそれぞれが歌詞を考えたそう。JAEHYUNは「映画『キングスマン』に着想を得て、(歌詞に)ジェントルさを取り入れました。例えば『Manners maketh man』(映画『キングスマン』に登場する有名なセリフ)や『僕の名に刻む3文字 “ジェン・トル・マン”』といった歌詞があるので、音源が出たらぜひこのパートにも注目して聴いていただきたいです」と歌詞のこだわりを解説。RIWOOのパートを書いたというTAESANは「RIWOOさんにしかできないパートを作りたいと思って、ダンスもボーカルもなんでもできる、かっこいいポップスターのイメージで歌詞を書きました。メンバーそれぞれが考えるカッコいい人をどのように表現したのか、歌詞に注目して聴いていただけたらより楽しんでもらえると思います」と語った。
WOONHAK
「Earth, Wind & Fire」のパフォーマンスで注目したいのは先のパフォーマンスでも見せた“セルフSped Up”パート。「最初にメンバーとこのパートを練習した時、はたしてこれはライブで可能なのかと思いました。このパートを完璧にするために、本当にいろんな努力をしましたが、練習でできないことはないということがわかりました(笑)。レコーディングをする前に、このパートをメンバー全員で一生懸命練習したので、むしろレコーディングをした時は簡単でした」とTAESANが言うと、JAEHYUNも「このパートは早く歌いながらも音程を正確に合わせなくてはいけないので、僕はピアノで一つ一つの音程を合わせながら練習しました」と、実際にステージ上でゆっくり歌った後、“セルフSped Up”のスピードに“早送り”してみせ、会場を驚かせた。
LEEHAN
“セルフSped Up”のパートだけでなく、曲全体のテンポが速く、それでいてダイナミックなパフォーマンスも魅力。WOONHAKは「テンポが速い上に振り付けが細かく刻まれているので、ディテールをたくさん練習しました。個々の動きだけではなく、細かく刻んだディテールにも注目してください」と細部に渡るこだわりを誇り、LEEHANは「“セルフSped Up”パートとパフォーマンスを音楽放送でライブでお見せしたら視聴者のみなさんにもきっと楽しんでいただけると思います。BOYNEXTDOORのチームワークも感じていただきたいです」と今後の活動への期待を語った。
TAESAN
デビューから来月で1年を迎える彼ら。今回のアルバムでは自身の成長を実感したそう。RIWOOは「普段からステージを準備する時、細かいところまでパフォーマンス・ディレクターの先生と一つ一つ相談して決めるんですけど、今回は『RIWOOに合わせたほうがよりBOYNEXTDOORらしさが出る』と言って、信じて任せてくれました」、SUNGHOは「『Earth, Wind & Fire』の後半で“4段高音”を担当しています。どんな口の形で歌うのかによって難易度が変わってくるのですが、僕は練習する時もレコーディングする時もいろいろ研究して、そんな過程を経てより成長できたと思います」と語った。
ショーケースでは収録曲「OUR」も初披露。この曲は2nd EP『HOW?』の1番目に収録されているトラックで、「ファーストトラックの曲らしく、初デートのときめきを表現しました。ステージでは爽やかで弾けるようなパフォーマンスを感じていただけるので、楽しんでください」とWOONHAK。そんな言葉どおり、初々しさを表現した弾むサウンドにメンバーのシングラップが重なり、青春ミュージカルのような表情も魅力。
デビュー当初から独自のセンスと感性を見せてきたBOYNEXTDOORがさらに進化してカムバック。今後の活動にも注目したい。
取材・文 尹 秀姫 (P)&(C) KOZ Entertainment.
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