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本当は別れたくない…「仕事か結婚か」41歳女性が「手放すべきもの」

ananweb / 2024年4月22日 20時30分

本当は別れたくない…「仕事か結婚か」41歳女性が「手放すべきもの」

銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、結婚を視野に付き合っていた7歳年下の彼氏が家業の農家を手伝うことになったという、41歳女性のお悩み。自身の仕事を続けたい彼女は、彼と折り合いがつかず一度は別れたものの、未練から今でも会うことがあるそうで…。彼とやり直したいという彼女に、彼との向き合い方を佑雪さんがズバリ回答してくれます!

お悩み:「農家に嫁ぐことはできないけれど、彼と別れるのはイヤ」

【クラブ佑雪】vol. 342

41歳女性の水色と申します。私には7歳下の彼氏がいて、結婚も視野に入れてお付き合いしていました。お互いバツイチで離婚してから彼は都内から2時間ほどの実家で両親と暮らしています。私は都内在住でフリーランスで服の仕事をしています。仕事柄、都心に出やすい場所が暮らしやすいため、結婚は意識していたものの、結婚して彼の実家で暮らすとなると仕事に支障が出るので尻込みしていました。

週に1度、彼が私の家に来てくれて共通の趣味の場に出掛けたりと楽しく過ごしていましたが、年齢的に焦っていたのもあり、先に妊活は進めていました。好きな人の子どもができたら嬉しいなという思いと、子どもができたら彼の実家に引っ越す決心もつくのではないかと考えていました。彼の実家は兼業農家で彼も土日は手伝っていたり、忙しい日々を過ごしていて、大変だろうなと思いながら、私も仕事が忙しく、会いにきてくれる彼のやさしさに甘えていました。

そんな矢先、彼のお父さんが亡くなりました。そんな折、もともと口下手で自分の状況や考えを口にしてくれない彼に不安をぶつけてしまいました。私もやりたい仕事があるのにそれを半ば諦めて知らない土地に引っ越す環境になるなら彼にも何か譲って欲しい、2人のうち自分ばかりが負担になるのはおかしいと。すると彼から「家を手伝わなきゃいけないからもう今までみたいに会えなくなるし、もう頑張れない。あなたを不幸にしてしまう気がするからもう付き合えない」と言われました。

ショックでしたが、その日は家に帰りました。後日、彼の姉に電話で相談した際に(姉は元々同級生です)家の農業がいかに大変か、農業は彼が中心にやらなければいけない。自分との時間を作れと言うなら、あなたもうちで農業の手伝いをして空いた時間で会えばいいじゃないか。家のことサボって2人で遊んでる場合じゃない。彼のことが本当に好きなら彼に合わせて寄り添ってもらわないと協力できないし、妊活に対しても子どもがいなくちゃ幸せになれないみたいな考え方は理解できない。ワガママを言ってるように聞こえて本当に彼のことを考えていないし、好きじゃないんじゃないか? と言われ落ち込み、 また、彼はこんなにも追い詰められた状況にいたのかと改めて考えました。

その後、彼に会って、好きだから一緒にいたいし、お互いに譲り合えるところを話し合って頑張りたい。前向きに考えていきたい。別れたくないと伝えました。でも、彼は「1度気持ちが折れてしまったからもう無理。うちは家系が変わっているし、これから一緒にやっていく想像ができない。あなたが色々提案してくれるたびに自分は応えられなくて、辛くて潰れそうになる」と言われ、別れることになりました。

でも、彼とやり直したいです。 別れた後も私から世間話の連絡をしたり、たまに会ったりはしています。やり直したいという話はせず、付かず離れずな関係を保ちつつ、話すタイミングを見計らっています。ただ、虚しくなってしまいます。

(水色 41歳バツイチ フリーランス)

「結婚してくれなかった彼との向き合い方」

男女平等、カップルは対等という考え方からすると、確かにご相談者さまのおっしゃることにも頷けるんですよ。お互い譲り合うって考え方で、何が悪いんですか? って思いますよね、フツーに。でも、彼や彼のお姉さんにとっては家業である農業は絶対だから、そこは彼を好きなら譲ってもらわないと、という考え。こちらも理解できます。それぞれご事情がございますからね。

で、別れたとか言いながら、今もなんだかんだ会ってるわけでしょ? つまり、今の距離感なら一緒にいられるってことですよね? 彼だって、毎日忙しいのに、わざわざご相談者さまと会うのって、やっぱり会いたいからなんですよ。でも、ご相談者さまのお望みには一歩も譲歩できない。だから、結婚はNG。でも会いたい。であればもう、入籍とか一緒に住むとか、そういう固定概念に囚われなくてもよくないですか? 平日はお互いやるべきことをやって、週末に会う。最高じゃないですか。どうしても籍を入れたいなら週末婚っていうテもあるでしょ。

もし、ご相談者さまが彼の地元で一緒に住んでも今の仕事を継続できるのであれば、別に引っ越してもいいと思いますが、それがムリなら現状維持がマストでは? と申しますのも、やっぱりね、自立して経済力をもっているって大事。経済力は発言力でもあるし、何かやりたいことを後押ししてくれる力でもあり、いざ、彼と別れたいってなったときもそれがあるのとないのとでは大違い。仕事をしてれば、仕事で築き上げた人間関係もあり、それだって自分を助けてくれる侮れない“資産”になるのです。これは絶対に手放しちゃダメ。

だって、今回の一件で、究極の選択を迫られたら、結局、彼も彼の家族も自分を助けてくれないし、味方にだってなってくれないってわかったでしょ? そんな人たちに手ぶらで身を任せるなんて、絶対しちゃダメなんですよ。今この瞬間は彼にフラれて悲しい、ひとりは寂しいってことで、取り乱して彼にすがりついてるけど、どんなに何を譲歩したとしても、経済力は手放さないで。

そして、どう提案、交渉しようと、彼は家のことに関して歩み寄れないでしょう。唯一、可能性があるとしたら、彼の実家あたりにショッピングモールができるとか、駅ができるみたいな土地開発の話が持ち上がって、田畑を売却することになったとき、ですかね。そのくらいまとまったお金が入るってことにならないと、彼も農業をやめられないのでは?

最後に。虚しくなるとのことですが、人生なんて、ある種、そんなもんでしょう。期待しすぎなんです。叶わないことなんてたくさんあります。そのことに気づき、受け入れることもひとつの成長です。それでも今、彼は会ってくれる。その“叶ってること”をありがたく受け取っていけば、ご相談者さまの人生はもっと楽しく、楽になります。虚しいって、決して悪いことではありません。40代に入られたことですし、現実を受け入れつつ、虚しさをも味わえるくらいの大人になってみませんか?



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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。

©dinastya/Adobe Stock

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子

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