伊藤万理華、話題の主演作を機に「これまでとは全然違う人に生まれ変わったと思います」
ananweb / 2024年5月10日 19時0分
アーティストとして俳優として。アイドルを“卒業”してから着実に自分の世界を切り拓いている伊藤万理華さん。5月11日(土)からNHKで放映の主演ドラマ『パーセント』では、障がいのある俳優を起用するドラマ制作に迷いつつもあきらめず向き合う、テレビ局の新人プロデューサーという難しい役どころに挑戦している。
「私にとって初めての体験でした!」 俳優としてのステップアップを感じたドラマ
ワンピース ¥19,800(フィルモア /WEAVA TEL:03・6451・0924)ビーズイヤカフ ※2 色セット ¥5,940、ゴールドイヤカフ ¥4,840(共にメルセデス・サラザール / ズットホリック)イヤリング ¥8,360(ソムニウム TEL:03・3614・1102)
主演ドラマ『パーセント』の撮影を振り返っての感想を尋ねると「いやぁ、もう考えることばかりでした」と言いながら、充実した表情を見せた伊藤万理華さん。
「このドラマは企画されたプロデューサーさんの体験談が元になっていたりもするので、私はその思いを受け継ぎドラマの中で再現する…。とにかく難しかったです。カメラマン、学生映画の監督、映像世界のものづくりをする人の役などはこれまでに経験したことがありました。今回の物語のプロデューサーさんは私と同じ年のかたで共感できる部分も多いからこそ、リアルに演じたい! というやりがいもありつつ、題材としてはデリケートな部分も多くプレッシャーも大きかったです」
「ドラマに障がい者を起用できないか」。そんな上司からの提案に驚く、新人プロデューサー・吉澤未来。そんな彼女の前に現れるのが、俳優を目指す車椅子の少女・宮島ハルだ。ハルを演じる俳優、和合由依さんもまた障がいをもつ人でもある。
「和合由依ちゃんとの出会いは私にとってすごく大きなものでした! 撮影に入る前は一人で構えて『どう接したらいいんだろう』なんて思ってしまっていて…。でもそれって、すでにある種の固定観念で人を見ていたということですよね。実際に会ったら彼女も、障がいをもつ他の俳優のみなさんも『どうして私はそんなに構えていたんだろう』って悔やむくらい魅力的なかたがたでした。ドラマで私が演じる未来は、和合さん演じるハルにときめいて、絶対にハルを起用したいと考えるんですが、私自身も和合さんに初めて会ったとき『この人と一緒にドラマを作りたい!』って思ったんです。障がいがあるとかないとかじゃなくて、和合さんだから。その気持ちが大事だったんですよね」
健常者と障がい者が共存する現場。だからこそお互いが同じ思いでいるために一つひとつのステップにじっくり時間をかけた。
「ここまでしっかり輪になって作品を撮ることは、私にとって初めての経験でした。これまで経験してきたドラマの現場はもっともっと限られた時間の中で撮ることが多かったのですが、この作品は全4話に3か月をかけました。時間に追われる環境で、ないがしろになっていたことがあったんだろうな、とこの作品を通して気づきました。撮影だけでなく日常でもありがたいことに忙しくさせていただいていると、一方で『俳優として、人として私はどうなっていきたいのか』とか、立ち止まってじっくり考えることが難しくなってしまう。それは私に限らず、現代の人ってほんと時間に追われすぎているなって…、それもこの作品が教えてくれたことかもしれません。きちんと時間をかけて取り組むことでうまくいくこととか、よりよくなることってたくさんある」
生きてきた場所も感覚も違う人たちが集まって、ていねいに会話を重ねる現場に身を置くことで、変化していった伊藤さんの思い。それは俳優としてだけではなく、人としても。
「この作品に出合う前と今とでは、ぜんっぜん違う人間になってると思います…! これからはいままで以上にていねいに時間をかけて、わかりあうための言葉を惜しまずにコミュニケーションを取っていきたいですし、目の前のできごとをもっとフラットに見ることができる人になりたい。そうすることで、ものづくりの幅も広がるような気がしています」
ライフワークと語るアートの分野でも、個性を発揮してきた伊藤さん。演じ手として大きな経験を積んでいるいま、プライベートではものを作る友人たちとの時間が何よりのエネルギーチャージになっているという。
「ものづくりをしている子たちと一緒に過ごす時間が、いまは前にも増して楽しいです! 何かを作っている人たちのキラキラした目に刺激を受けますし、少し疲れたときは、服を作ってる子のアトリエを訪ねてボタンつけを手伝ったり、シルクスクリーンを一緒に刷ったりすると『ああ、やっぱり私はものづくりが好きなんだ』って実感します。少し前までは一人でいる時間が好き、と思っていたのですが『パーセント』の撮影を終えて、私生活でもいったんそういう思い込みをとっぱらってみることにしたんです。それでものづくりで知り合った友達を招いて一緒にケーキ焼いてみたり、ぶらぶらお散歩したり。…そしたらもう楽しくて! やっぱり目をキラキラさせながらじゃっかん早口で(笑)好きなことを語っている人たちが好きなんです! もちろん私自身も俳優として、何かを作る人として、そういう熱をもった人でいたいと思っています」
いとう・まりか 1996年2月20日、大阪府出身。乃木坂46の1期生としてデビュー。ドラマ『パーセント』(NHK)では障がいを扱うドラマ制作を通し、悩みつつ進むテレビ局員を演じる。ドラマ5月11日(土)から全4回。NHK総合 毎週土曜 夜10時~。
写真・柴田フミコ スタイリスト・番場直美 ヘア&メイク・伏屋陽子 取材、文・大澤千穂
写真・柴田フミコ スタイリスト・番場直美 ヘア&メイク・伏屋陽子 取材、文・大澤千穂
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「嘘のつけない女優」伊藤万理華と、初演技なのに「圧倒的な存在感」和合由依 “バリアフリードラマ”『パーセント』メインキャストの「唯一無二の魅力」
まいどなニュース / 2024年5月25日 8時15分
-
水野美紀、『パーセント』出演で感じたリアル「誰かの思いと信念がはっきり見えるドラマは初めて」
エンタメNEXT / 2024年5月24日 17時10分
-
『パーセント』和合由依が車椅子の高校生を熱演「今を生きる人たちに届けたいと強く思います」
エンタメNEXT / 2024年5月10日 13時45分
-
伊藤万理華 NHK土曜ドラマ『パーセント』で主演「プロデューサーから手紙をいただいたのは初めて」
エンタメNEXT / 2024年5月9日 13時35分
-
元乃木坂の伊藤万理華 NHKドラマ初主演はテレビ局員役 東京パラ開会式出演の和合由依と共演
東スポWEB / 2024年5月5日 11時3分
ランキング
-
1こんな人には要注意! 付き合うと金運が落ちる人の特徴
オールアバウト / 2024年6月3日 21時20分
-
2借金300万円から貯金600万円。カリスマ主婦ののこさん直伝!スーパー節約術
オールアバウト / 2024年6月3日 19時30分
-
3万博無料招待、大阪の学校7割が希望 「不参加」の選択肢ない調査手法に批判も
産経ニュース / 2024年6月3日 18時41分
-
4ユニクロ店員も愛用している「感謝祭でおトクに買っておくべき夏物ボトムス」3選
女子SPA! / 2024年5月29日 15時46分
-
5ひな人形やかぶとはどうやって処分すればいい? メルカリで売れますか?【メルカリのプロが解説】
オールアバウト / 2024年6月3日 21時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください