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バレーボール女子日本代表・古賀紗理那、石川真佑のイタリア・セリエA挑戦に「本当にリスペクト」

ananweb / 2024年6月2日 20時0分

バレーボール女子日本代表・古賀紗理那、石川真佑のイタリア・セリエA挑戦に「本当にリスペクト」

バレーボール女子日本代表、古賀紗理那さんと石川真佑さんの素顔に迫ります!

バレーボール女子日本代表・古賀紗理那×石川真佑



――今号の特集のテーマが“自己肯定感の高め方”なのですが、アスリートのお二人にとっても大切にされている部分なのでは?



古賀:自己肯定感を高めたいからというわけじゃないんですけど、私はいつも自分を褒めていますね。例えば自分のプレーを見て「あ、この間できなかったプレーができるようになってる。すごいじゃん自分!」って。そのたびに自己肯定感は勝手に高まっているのかなと。アスリートの人ってみんなそうかもしれませんが、私、自分のことが一番好きなので(笑)。だからめちゃくちゃ褒めます。「生まれ変わっても絶対、古賀紗理那がいい」って思ってます(笑)。



石川:紗理那さんに比べると私はネガティブで、自分に自信を持てなかったんですけど、イタリアに行って心の持ちようが変わりました。できるようになったことに目を向けるようになったし、「自分がどうしたいか」が前に出るようになりました。以前は「できなかったらどうしよう」とか結果を気にしすぎていたけど、自分が思っているほど周りは気にしていないなと海外に行って感じたので。



――石川選手も“自分のことが一番好き”ですか。



石川:私はあまりそう思ったことはないですね。



古賀:え、でも真佑も自分のこと好きだと思うよ!



石川:ほんとですか? 自分がわかってないだけ?(笑)



古賀:だってちゃんと自分で目標を立てて、考えてプレーするし、考えて生活してる。自分に必要なことをわかっていて、落とし込みながら成長する選手だから。私が真佑だったら、自分のこと好き。



――バレーボール以外の面でも、モチベーションを上げるためにこだわっていることはありますか。



古賀:私はコスメやスキンケアが大好きなので、そういうのをチェックするのも試すのも楽しい。それで自分を好きになるというより、好きなことをやるとストレス発散になるし、スッキリしますね。



石川:私はないんですよね(苦笑)。こういう撮影の時にメイクをしてもらって綺麗にしてもらったりすると、うれしいし興味を持ちますけど、自分で調べるほどは踏み込まないですね。



古賀:でも爪とか可愛いじゃん。いつも綺麗にしてるよね、爪。



――手も足も綺麗にマニキュアが。



石川:こういうところでしか(苦笑)。普段はバレーだけなので、爪だけでも“今までと違う自分”みたいになると気持ちが上がります。ま、女子力として(笑)。



――イタリアから帰ってきた石川選手の変化を何か感じますか?



古賀:表情が柔らかくなった? 試合になるともちろん表情は変わると思いますけど、普段はニコニコすることが多くなって、口角が上がっている時間が増えたよね。



石川:ほんとですか(笑)。



――古賀選手も男子日本代表の西田有志選手と結婚されて、生活面に変化があったのでは?



古賀:お互いの拠点が、私は関東で向こうは関西なんですが、Vリーグ中は2週に一回は会っていて、気分転換になっていましたね。私が向こうに行く時は京都で新幹線を降りるんですけど、関西は雰囲気が全然違うので日常から離れることができて、「また練習、ちゃんとやろ!」という気持ちになります。電話と直接会って話すのとでは全然違いますし。まあ、ずっと私がしゃべってるんですけど(苦笑)。話を聞いてもらえるだけでもスッキリするし、そういう人が近くにいるのはありがたいです。



――石川選手は、お兄さんの祐希選手と連絡を取り合うことは?



石川:連絡はあまり取らなくて。会うことがあっても特に話すことはなくて「オウ」ぐらい(苦笑)。



古賀:仲悪くないけど興味ないよね、お互いに。



石川:お互い「それぞれだから」って感じなので。でもイタリアでの兄の試合を初めて観て刺激は受けました。周りのトップ選手もそうですけど、1点に対する気迫や熱さを感じられて、面白かったし学ぶことは多かったです。



――イタリア生活で困ったことは。



石川:車ですかね。駐車場がなかったので、路上の空いているところに縦列駐車で止めるんですけど、空いている場所が見つからない時は、家の近くをずっとグルグル回って帰れなかったり。



古賀:言葉の壁もある中、「海外挑戦してみたい。行こう!」って思うのすごいと思う。日本じゃないところで一人で戦うって、本当に大変なこと。挑戦すること自体、本当にリスペクトします。

こが・さりな(写真左) 1996年5月21日生まれ、熊本県出身。身長180cm。アウトサイドヒッター。熊本信愛女学院高校を卒業後、NECレッドロケッツに入団。2013年に17歳で日本代表デビューし、’22年から主将。攻撃、守備、サーブ、ブロックすべてがハイレベルなオールラウンダー。

トップス¥30,800 パンツ¥35,200(共にハイク/ボウルズ TEL:03・3719・1239) アクセサリーは本人私物

いしかわ・まゆ(写真右) 2000年5月14日生まれ、愛知県出身。身長174cm。アウトサイドヒッター。下北沢成徳高校を卒業後、東レアローズに入団。’23年からセリエAに挑戦。’24‐’25シーズンはイゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァーラでプレーする。パワーあふれるスパイクを多彩なコースに打ち分ける。サーブ力も日本屈指。

トップス¥20,900 パンツ¥49,500(共にハイク/ボウルズ) アクセサリーは本人私物

※『anan』2024年6月5日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・小林実可 ヘア&メイク・yumi 美樹(共にThreePEACE) 取材、文・米虫紀子

(by anan編集部)

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