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JO1・鶴房汐恩×木全翔也×與那城奨「いつか3人でセッションがしたい」

ananweb / 2024年6月2日 18時30分

JO1・鶴房汐恩×木全翔也×與那城奨「いつか3人でセッションがしたい」

デビューから4年が経ったJO1。それぞれが感じるグループの成長と変化、また“新章”の幕開けとなる待望のニューシングルの聴きどころや彼らのポジティブ習慣についても伺いました。ここでは、鶴房汐恩さん、木全翔也さん、與那城奨さんのインタビュー内容をお届けします。

【SHION】鶴房汐恩

いつも陽気なグループのムードメーカー。ラップ担当ということも相まって“やんちゃ”という表現がぴったりの鶴房汐恩さん。

「そのキャラで、やってきてます(笑)。“やんちゃ”もそうですし、“陽キャ”とか“裏表がない”とかもよく言ってもらいますね。そういう自分のこと、好きです。でも、正直、一人になったらネガティブでしかないです。さっき“キャラ”と言ったけど、使い分けているという意味ではなくて、人間なので常に素でいるかといったらそういうわけではないし、僕にも真面目なところはありますし(笑)。振り返ると、僕は韓国で練習生をしていた時代があって、あの時の体験がエグくて、考え方が内向きになったんだと思います。それまで、のほほんとしか生きてこなかったので。だいぶポジティブに変わってきたけど、根は違います。寝る前にもいろいろ考えちゃいます。何も考えないというのは難しいとわかっているので、その日にあった楽しいことを考えるようにしていますね。ハッピーアイテムはイヤホン。僕の右の心臓といえるくらい大事! 外に出る時は必ずしています。なので、ワイヤレスじゃなくて有線のイヤホンをしている似ている人がいたら、たぶん僕です(笑)」

明るい自分もそうでない自分も受け入れ、隠さない。それは“自分に嘘をついて生きたくない”と思っているから。

「それでも最近の僕は、気づいたらいつの間にか周りの反応を見て流されていました。どこかで自分の中でいろんなことがなあなあになっていたんだなって。全員が自分だけのことしか考えていないというのはダメだけど、みんながそれぞれ幸せになるために、自分を大切に、自分がやりたいことをすべきだって改めて気づけてよかったです」

自分に向き合い、ポジティブな再発見をしていく。そしてJO1で経験するすべてのことが、鶴房さんのハッピーを形作る。

「JO1としてステージに立てることもそうですし、こうしてインタビューをしてもらえるのも、僕のことを知りたいと思ってくれる人がいるからですよね。そういう一つひとつの経験がどれも楽しいです。すごく現実的なことを言ってしまうけど、人生はいつ終わるかわからないじゃないですか。その時に、JO1のメンバーとして生きてきた時間が僕にはあると思えるだけで幸せ。人生、最後に笑えていたら勝ちです!」

最新シングルのおすすめ曲は、参加したユニット曲の「Lied to you」。

「僕、バラードオタクなところがあって(笑)、リリースのたびにバラードを選んでいる気がします。ラップ担当なんですけどね(笑)。『HITCHHIKER』全体がポップでセクシーめで、これまでにない曲調が多いんですけど、『Lied to you』もそう。聴くと落ち着けます」

つるぼう・しおん 2000年12月11日生まれ、滋賀県出身。重量感のあるパワフルなラップと人懐っこい笑顔のギャップが魅力。’23年、『ブルーバースデー』で地上波ドラマ初主演。SNSで“鶴ミーム”がバズる。

ジャケット¥66,000 パンツ¥49,500(共にレインメーカー TEL:075・708・2280) シャツ¥26,400(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760) リング¥66,000(ワークスタッド・ミュンヘン/ファッシネイト TEL:06・6210・5536) 靴はスタイリスト私物

【SYOYA】木全翔也

「Test Drive」は、遊び心が満載のソロパートが話題に。

「『Test Drive』は、初めて聴いた時から、僕が『これは最高の一曲だ』と言っていた曲。イントロのシンセベースの音が聞こえると“来た~”とテンションが上がってきて、ポジティブな気分になるというか。“よし行くぞ”とギアを入れたい時に勢いをつけてくれる、そんな曲です。僕が『スイートベイビー』と囁くパートは、レコーディングしながらいろんなパターンを試行錯誤して出来上がったもの。コーディー・シンプソンをイメージして、癖のある歌い方をしてみました」

JO1の食いしん坊キャラ、木全翔也さん。ハッピーになる瞬間は、もちろん「ごはんを食べている時」。

「特に、メンバーとお寿司を食べている時が一番幸せですね。回転寿司も食べに行きますよ。昨日も(大平)祥生とバイクに乗って行ってきました。わさび(愛猫)とまったりする時間も好きです。猫って気まぐれじゃないですか。僕が座っていたらおもむろに来てくれた時、よっしゃ! と思います。たまにメンバーたちもわさびに会いに来てくれるんです。特に(與那城)奨くんが可愛がってくれます」

何事もポジティブ変換できる才能の持ち主。木全さんを心の中に住まわせておけば、こわいものなし!

「ステージで失敗して落ち込んだり、うまくいくかなと心配したり。僕がネガティブになる理由のほとんどは仕事のこと。だけど、考えてみるとどれもネガティブになっても仕方ないことなんですよね。暗い気持ちを払しょくするには、ひたすら練習して頑張るしかない。そう思ったら、あまり引きずらなくなりました」

とはいえ、「ネガティブな感情が全て悪とは思っていない」とも。

「危機感や緊張といったネガティブさは、逆に必要だと思います。世の中って“行けるっしょ”で失敗することのほうが多いと思うから。例えば、“勉強しても心配が消えません”という悩みが僕の元に寄せられたりしますが、僕からしたら、“すごくいいじゃん。いい緊張感を保てているじゃん”と思うんです。必死で頑張っているからこそ、危機感を察知できているわけですから。絶対ポジティブでいなければいけない、とは思ってほしくないかもしれません」

河野純喜さんとの兄弟げんかにも近いようなやり取りはJAM(ファンネーム)の楽しみの一つ。その関係性に、ちょっぴり変化があったようで…。

「純喜くんは賢いから、僕をうまい言葉で言いくるめようとしたり、挑発してきたりするんですよ。これまでは僕が応戦して小競り合いをするというやり取りが定番だったのですが、最近、僕が純喜くんのちょっかいをやり過ごすことができるようになりました。純喜くんは“なんか落ち着いたんちゃう”とちょっと寂しがっていますけど。僕も大人になったということです(笑)」

きまた・しょうや 2000年4月5日生まれ、愛知県出身。憑依型と言われるステージでのギャップが魅力的。公開中の劇場アニメ『トラペジウム』で声優にも挑戦。『ハングルッ!ナビ』(NHK)にレギュラー出演中。

ベスト¥90,200 ジャケット¥92,400 パンツ¥44,000(以上シュタイン/エンケル TEL:03・6812・9897) シャツ¥37,400(ティーエイチプロダクツ/TARO HORIUCHI Inc. contact@a-tconcepts.com) ネクタイ¥12,650(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿) 靴¥70,400(アデュー/バウ インク TEL:070・9199・0913) リング¥30,800(アイブイエックスエルシーディーエム/IVXLCDM 六本木 TEL:03・6455・5965)

【SHO】與那城 奨

コーヒー好きで知られる與那城奨さんは、この日の取材に大きなタンブラーを持参して登場。ストローがセットになったステンレス製のマイタンブラーは、わざわざ海外から取り寄せたお気に入りの品だそう。

「僕の毎日にコーヒーは欠かせないので、タンブラーやマグカップは見ているだけでハッピーになれます。地域限定のものなんかもあって、集めるのも楽しいですよね。このタンブラーは見た目がカッコいいなと思って購入したんですけど、届くまでに2週間もかかって、しかも想像以上にデカかった(笑)。900mlも入るという海外仕様サイズでした。これに自分で淹れたコーヒーを入れて、毎日持ち歩いています。朝起きて、陽の光を浴びながらコーヒーを淹れるのが僕にとって一番ハッピーな時間です。時間がない時は機械を使うこともありますが、自分でドリップしたコーヒーを飲んで朝日を浴びると頭がシャキッとして、いい一日のスタートが切れるんです」

太陽の光を浴びること、コーヒーを飲むこと、人と喋ることがいつもハッピーでいるためのコツだと語る與那城さん。沖縄でよく言われる「なんくるないさ」の精神で、普段もあまり悩むことはないんだとか。

「実は、『なんくるないさ』という言葉はやるべきことをやった上で挑戦したらなんとかなるから心配するな、という意味なんですよ。僕もネガティブになってしまうことはありますが、そういう時はとりあえずやってみるようにしています。練習が足りていなくて心配なら練習すればいいだけだし、次のライブまでに曲が覚えきれるか心配ならスケジュールを書き出して優先順位を整理する。悩んでもしょうがないことで悩むことはないですね。だって、悩んだってしょうがないんだから(笑)」

與那城さんが教えてくれたハッピーでいるためのもう一つの秘訣は、周りより自分を変えること。

「高校生の頃、『学校が面白くない』って愚痴っていたら親に言われたんですよ。『そんなこと言ってるけど、あんたは自分で何かしたの? 自分が楽しくないって諦めてるからそういうふうに感じるんじゃないの? 周りや環境じゃなくて、自分を変えたら楽しくなるんじゃないの?』って。そう言われてハッとしたんですよね。たしかに自分では何も変えようとしていなかったなって。それからは自分がやっていることに楽しみを感じられなかったとしても周りのせいにせず、自分から楽しみを探してみるように心がけています」

JO1のメンバーと過ごす毎日にも、ハッピーは溢れている。

「一人の現場からJO1に帰ってきて、その日の出来事をメンバーと話していると、なんだか家族と喋っているような感覚になるんですよね。いい意味で気を使わなくなって、みんながいるのが当たり前になっているんだなって、最近気づきました」

よなしろ・しょう 1995年10月25日生まれ、沖縄県出身。JO1の頼れるリーダー。「先日、初めて純喜と二人だけでステージに立った時に、この4年の成長を実感しました。おかげさまでいい経験になりました」

コート¥89,100 パンツ¥59,400(共にダイリク info@dairiku-cinema.com) シャツ¥38,500(ガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール TEL:03・6427・9087) ダブルフィンガーリング¥23,100(ミラ/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575) 靴はスタイリスト私物

SHION×SYOYA×SHO



木全:最近は個人で動くことも多いから、二人とも久しぶりに会いましたよね。



鶴房:っていっても2~3日だけど(笑)。今は、それぞれが蓄える時期だからね。メンバーそれぞれがいろんな場所でいろんなことを経験して、JO1として集まった時にはより強いエネルギーを発揮する。いうなれば、『ONE PIECE』の麦わらの一味の“2年間の修行”のようなものです。



木全:奨くんは、純喜くんと二人で音楽イベントに出たりしていましたよね。



鶴房:奨くんって、最近リーダーとしての自覚がより強くなった気がしない? 昔は、「リーダーって何するん?」というのがあったと思うけど、今はわかるでしょう? よ! 頼れる最年長!



木全:奨くんは、JO1だけでなく、事務所の所属アーティストの中でも最年長だからね。



鶴房:事務所のアーティスト部部長です。翔也は課長くらい?



木全:所属アーティストのパフォーマンスを「すご~い」と褒めたたえる役ね。



鶴房:僕は村長です。JO1村の村長。



木全:どんな仕事してるの?(笑) 僕ね。最近、アコースティックギターがやりたくて、いい感じのものを探しているんですよ。汐恩もギターやりたいって言っていたよね?



鶴房:そうそう。



與那城:(鶴房に)買ったん?



鶴房:いや。くれるかなって。(與那城を見て)



與那城:オ、俺?(笑)



木全:奨くんは元々ギターがうまいし、いつか3人でセッションがしたいです。絶対カッコいいと思うんだよね。



與那城:いいね。俺は久しぶりに海に行きたい。



木全:北海道ですか? マグロ漁? カニ?



與那城:「今日は大しけで大変だったねえ」って、おい! お・き・な・わ! 俺といったら沖縄でしょ? 海だけじゃなく、都会では見られない景色を見てもらったり、ドライブを楽しんでもらったりしたいな。沖縄に行くなら、俺、運転するよ。



鶴房:やった。ガソリン代は僕たちで折半します。



木全:汐恩は免許持ってないからね(笑)。



鶴房:検索は任せてください。計画を立てるのも好きですし、検索するのも得意だし。



木全:前に、韓国でごはんを食べようってなった時、汐恩が行きたい店のリストをずら~っとURL付きで送ってきてくれたんだよね。マメだなって思ったよ。



與那城:すごい。



木全:まあ、結局どこにも行かなかったけど。



與那城:行かなかったんかい。



木全:僕は何の係をすればいいですか?



鶴房:翔也は助手席でナビ役かな。道を教えながら、「ここはこういう場所らしいで」って、ちょいちょい豆知識を挟んでもらって。



木全:奨くんが寝ないようにね。



與那城:運転に集中させてください(笑)。

ジェイオーワン 韓国の人気オーディション番組の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』で選ばれた11人組グローバルボーイズグループ。2020年のデビュー以降、全シングルが主要音楽チャートで1位を獲得。『NHK紅白歌合戦』に2年連続で出場し、昨年末は白組のトップバッターを務めるなど、注目を集め続けている。ニューシングル『HITCHHIKER』が発売中。

※『anan』2024年6月5日号より。写真・Maciej Kucia(AVGVST) スタイリスト・井田正明 ヘア&メイク・西尾さゆり 佐々木美香 河本 茜 島田聖香 柿原由佳 田村裕子 藤原 萌 取材、文・小泉咲子 酒井美絵子 尹 秀姫 若山あや 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー

(by anan編集部)

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