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「元彼との幸せな思い出ばかり蘇る…」29歳女性の「自らを不幸にするNG思考」

ananweb / 2024年6月8日 20時0分

「元彼との幸せな思い出ばかり蘇る…」29歳女性の「自らを不幸にするNG思考」

婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします! 今回は、モラハラだった元カレとの復縁を望んでいる29歳女性のお悩み。

モラハラだけど、元カレと復縁したい

『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。
みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!

さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。

お悩み:モラハラの元カレと復縁したくてたまりません。頭では「戻ってはいけない」「絶対にダメ」とわかっているのですが、新しい彼女とはうまくいっているのかな…などと考えて、もしそうだとしたら自分を否定された気持ちになります。

もしも私が違う対応をとっていればモラハラにならなかったのかもしれない、とも考えてしまいます。幸せだった思い出ばかりが蘇り、辛いです。どうすれば前に進めるのでしょうか。(29歳・会社員)

見たいものだけ見ていると、判断を間違う

幸せだった思い出ばかりが蘇って辛い――気持ちはわからなくもないですが、モラハラ被害に遭っていた事実に目を瞑り、美化された彼のことばかりを思い出しているのは、他でもない相談者さん自身です。

他人や環境のせいにせず、自分でしっかりと意志をもって現実を見てください。彼はモラハラ男です。相談者さんに対して言葉の暴力を振るい、心を傷つけ、蔑ろにした張本人です。幸せな思い出ばかり、のはずがないのです。

傷つきたくないからといって、都合の悪い事実から目を背けて見たいものだけを見ていると判断を間違います。

29歳の相談者さんにとって、時間は非常に貴重です。取り返しがつかなくなる前に現実と向き合いましょう。

過去の「もしも」は考えても無駄

もしも私が違う対応をとっていればモラハラにならなかったのかな…なんて、過去の「もしも」を考えたところでやり直しはききません。はっきり言ってしまいますが、考えるだけ無駄な話です。

そもそも恋愛は一人でするものではありませんよね。相手のあることだから、彼が自ら「彼女を尊重しよう」「大事にしよう」と心を改めない限り関係は変わりません。相談者さん一人の努力ではどうにもならないのです。

執着は不幸のはじまりです。幸せを掴みたいなら、過去に執着せず、気持ちを強く持って無理矢理にでも前に進んでください。

筆者紹介

安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営
慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。

©Jess rodriguez/Adobe Stock

文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR

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