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梅雨どきの挨拶メールの書き方【ビジネスマナー】すぐに役立つ文例付き

ananweb / 2024年6月15日 19時0分

梅雨どきの挨拶メールの書き方【ビジネスマナー】すぐに役立つ文例付き

雨の日は、なんとなく仕事に行きたくない、外に出たくな…そんな憂鬱な気持ちになりがち。そんな気分が上がらない日に、気遣いのできる素敵な言葉をかけられるとすがすがしい気持ちになりますよね。雨の日や天候が悪い日にこそ、大人のマナーが試されるものです。そこで今回は、大人なら身につけておきたい梅雨の時期に使える挨拶言葉について、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。

梅雨の時期に活躍する挨拶言葉

【元社長秘書のマナー講座】vol. 41

梅雨になると雨の日が続き、出かけるのが億劫になってしまうというかたも少なくないかと思います。ビジネスにおいては、天候に関係なく訪問やお客さま対応がありますよね。雨の日に訪問先で、相手から気遣いの言葉をいただいて心が晴れやかになったという経験があるかたもいらっしゃるのではないでしょうか? 雨が続く季節だからこそ、受け取り手の気持ちをすがすがしくさせるような文章や声がけをしたいものです。

そこで今回は、梅雨の時期にビジネスメールで使える挨拶の言葉や気遣いの言葉を例文とともにご紹介します。大人なら身につけておきたい配慮の行き届いた言葉をぜひこの機会にチェックして使ってみてくださいね。

時候の挨拶の種類

「漢語調」「口語調」の違い

時候の挨拶には、「漢語調」と「口語調」の2種類があります。「挨拶状」「案内状」などのビジネス文書や格調高い文書で使われることが多いのが「漢語調」です。「漢語調」は、季節を表す言葉の後に「の候」とつけます。一方、口語調は、「雨降りの日が続きますが」というように、話し言葉のような柔らかい表現で季節感を表します。相手に親しみやすく柔らかい印象を与えることができるので、口頭だけではなくビジネスメールでも使うことができます。「漢語調」と「口語調」は、シーンや相手によって使い分けるのがおすすめです。
今回は使う機会が多そうな「口語調」の紹介をします。

ビジネスメールで使う際の注意点

ビジネスメールは手紙とは異なり、一般的に「時候の挨拶」は基本的に必要ないという考えもあるようです。しかし、季節感を取り入れた挨拶文は、相手とのコミュニケーションに役立ちます。事務的な要件に入る前のワンクッションにもなりますし、「礼儀正しい人」と思われると相手からの評価を高めることもできるビジネススキルのひとつです。必要なときいつでも使えるよう覚えておきましょう。

梅雨の時期に使える時候の挨拶

梅雨の期間中に使える例文を見ていきましょう。地域によって梅雨入りが違うため、気候にあった言葉を選ぶのがいいでしょう。

1. 梅雨入り

・「入梅とともに雨が続きますが、貴社におかれましては、ますますご健勝のことと存じます」
・「入梅の折から、蒸し暑さが続く毎日ですが、お変わりなくお過ごしでしょうか」
・「長雨の候、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます」
・「梅雨の季節となりました。いかがお過ごしでしょう」
・「梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが」
・「雨に紫陽花の花が映える季節となりました」

2. 梅雨のなか休み

・「梅雨晴れの一日、夏本番を思わせる日差しとなりました」
・「梅雨晴れの候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます」
・「梅雨夕焼けが美しい時期を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか」
・「梅雨入りしたというものの、今年は例年より雨が少ないようです」
・「長雨の続く毎日ですが」

3. 梅雨明け

・「梅雨明けの候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」
・「梅雨明けも近づき夏本番も迫ってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか」
・「梅雨明けのみぎり、貴殿ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」
・「ようやく梅雨もあがり、気持ちのいい青空が広がっています」
・「梅雨が明け、夏を迎える前の清々しい季節を迎えました」

4. 6月を通して使える言葉

・「暑さが日ごとに増してまいりましたが、いかがお過ごしですか」
・「吹く風も次第に夏めいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか」
・「紫陽花の七変化が楽しい今日この頃、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか」
・「青空が恋しいこのごろ、いかがお過ごしでしょうか」
・「こちらは梅雨も明けたかのような夏の日差しが降り注いでおります」

6月に使える結びの言葉

「結びの言葉」と「末文」には、相手の健康や幸せを願う言葉を添えましょう。

・「梅雨明けまで今しばらくの辛抱です。くれぐれもご自愛ください」
・「梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、お体に気を付けてお過ごしください」
・「日増しに暑さが増す季節、お体にお気をつけください」
・「本格的な夏を待ちわびつつ、まずはお礼のみにて失礼いたします」
・「末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」

おわりに

鬱陶しい季節こそ、時候の挨拶を使って、相手へのねぎらいの気持ちを伝えられると素敵ですよね。季節に沿った言葉を添えることで、相手に丁寧な印象を与えられ「礼儀正しい人」と思われます。礼儀正しい対応をすることで、人間関係を円滑に進めやすくなります。ぜひ、豊かな言葉で素敵な6月をお過ごしください。



<筆者情報>
ライター:能美黎子
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。

Mishab/Adobe Stock

文・能美黎子

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