夜のアイスは乙女の敵! 太りにくい“冷たいお菓子”&カラダに負担がかからない食べ方
ananweb / 2024年6月30日 19時30分
夏に食べるアイスクリームやゼリー、かき氷って、どう考えてもおいしいし、やめるなんて無理。でも実は、カラダに負担がかからない食べ方はちゃんとあるんです。これを覚えれば、甘いものも怖くない!
食べる時間と量、これをまず考えよう。
甘いものは、“太る”ことと背中合わせ。でもなんと、この間だったら脂肪として吸収されにくいという夢の時間帯があるらしい!
「間食におすすめの時間帯は、14~15時の間。この1時間は、摂った糖質や脂質がもっとも脂肪になりにくいといわれているので、甘いものはここで食べるのがいいと思います。あるいは活動量が多くエネルギーが消費されやすい、午前中から15時までもベターな時間。血糖値が急上昇すると脂肪になりやすいので、血糖値が上がりにくい甘いもの、フルーツやヨーグルトなどもおすすめ。一度に食べるスイーツは、200kcal程度に収まるように意識することも大切です」
と言うのは、AI食事管理アプリ「あすけん」で栄養士として活躍している多田綾子さん。冷たくて甘いものは確かに夏にぴったり。でも食べすぎはカラダに良くないのは当然のこと。
「子供の頃、アイスを食べすぎてお腹を壊した経験がある人もいると思いますが、冷たいものを摂りすぎるとカラダが冷え血流が悪くなり、体調不良の原因になることも。加えて、実は夏場は冷房のせいでカラダが冷えている人も多く、その状態でアイスクリームなどを食べると、さらなる冷えを呼ぶことに。冷たいデザートを食べたあとはもちろん、夏でも日常的に温かい飲み物を飲むことを心がけてみてください」
週末のご褒美にしたい! アイスクリーム
含まれる乳脂肪分などの割合で、実はいくつかの種類に分かれている、〈アイスクリーム〉というお菓子。
「乳固形分が多い順でいうと、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、そして氷菓になります。もっともカロリーが低いのは氷菓。しかし、高カロリーかどうかは〈アイスクリーム〉そのものの大きさとも関わりがあるので、必ず商品パッケージの栄養成分表示をチェックする習慣をつけるとよいと思います。ダイエット中、カラダのためには食べる量と時間を注意しながら、“週末のご褒美にする”などのマイルールを作って楽しむのもいいでしょう」
1、太りにくいアイスといえば、アイスキャンディやシャーベット。
「ミルク感がなく、さっぱりした味わいとキーンとした冷たさが楽しめるのが、〈氷菓〉と呼ばれるアイス群。乳固形分が3%未満で、アイスキャンディやシャーベットがそれに当たります」
2、ラクトアイスなら平気? いえいえ、そうともいえず…。
「確かに乳固形分は少ないですが、ラクトアイスは風味を出すために植物性油脂が使われているものも多く、よく見るとアイスクリームよりカロリーが高いことも。栄養成分表示をチェックしてみて」
3、22時以降は食べない! 夜のアイスは乙女の敵です。
「22時以降は、食べたものが脂肪になりやすい時間帯。アイスクリームに限ったことではないですが、この時間帯にアイスをはじめ甘いものを食べるのは避けたほうがいいと思います」
4、外で食べるときは、コーンより、絶対にカップ。
「コーン自体にもカロリーがあるので、カップに入れてもらうほうが確実にカロリーダウンになります。香ばしいコーンもおいしいですが、体重を気にしているときは、カップを選びましょう」
どれだったら太りにくいの? 冷たい甘いもの
アイスクリーム以外にも色んな種類がある冷たいデザート。ダイエット料理研究家の鈴木沙織さんによると、
「冷たいデザートを選ぶとき、糖質と脂質の両方が多く含まれているものを避けるといいでしょう。その両方が多いとカロリー過多に繋がり、血糖値が急上昇し脂肪を溜め込みやすいカラダになってしまうことも。なので、生クリームたっぷりのケーキやアイスクリームは避けたいところ。そしてドカ食い防止のために、食べる前や食べている最中に飲み物を飲むのも有効な手段」
ということで、鈴木さんにおすすめの冷たいお菓子を聞きました。全部食べたい~。
氷菓
「アイスクリームの中で乳固形分、乳脂肪分がもっとも低く、低カロリーなのが氷菓。具体的にはアイスキャンディやシャーベットがそれに当たります」
デザートチーズ
「最近人気のスイーツで、バニラ味や季節のフルーツ味などバリエーションが豊富。1個当たりの糖質とカロリーは控えめでも、味わいが濃厚なので少量でも満足度が高い」
冷凍フルーツ
「カロリーが低い上に、ビタミンなども同時に摂取できるところが高ポイント。ベリー類や柑橘類なら比較的糖質が低いので、カラダコンシャスな人にはそちらがおすすめ」
ギリシャヨーグルト
「脂肪が控えめなので太りにくい上、さらにタンパク質が多く含まれるので腹持ちもよい。もっと食べごたえを出したいときは、フルーツなどをトッピングするのもおすすめです」
ゼリー
「脂質がほとんど含まれておらず、カロリーも控えめで太りにくい。ボリュームのあるものなら食べごたえもあり、満足度が高い。生クリームがのっているとカロリーが上がるので注意」
ただ・あやこ AI食事管理アプリ「あすけん」栄養士。化粧品ブランドでの勤務を経て栄養士の資格を取得。「あすけん」のコンテンツ開発やコラム執筆を担当。
すずき・さおり ダイエット料理研究家。自ら‐50kgを実現したレシピをまとめた著書『魔法のやせスイーツ』(主婦の友社)が人気。料理教室や企業向けのレシピ開発なども。
※『anan』2024年7月3日号より。写真・内山めぐみ イラスト・Taira Kaede
(by anan編集部)
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