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夏の嵐山で“もふもふ”わんにゃんに会える! かわいい動物画を愛でる展覧会

ananweb / 2024年7月7日 9時0分

夏の嵐山で“もふもふ”わんにゃんに会える! かわいい動物画を愛でる展覧会

京都・嵐山にある福田美術館で、7月13日から企画展「福田どうぶつえん」がはじまります。円山応挙や速水御舟などが描いた“もふもふ”わんにゃんをはじめ、猛獣や爬虫類などさまざまな動物画が勢ぞろい。見どころや作品をご紹介します!

嵐山にある人気の美術館!

福田美術館外観

【女子的アートナビ】vol. 339

福田美術館は、京都の人気観光スポット嵐山にある美術館。館内のカフェからは渡月橋が一望できるという絶好のロケーションにあります。

この夏、同館では所蔵コレクションのなかからセレクトした動物画を展示する企画展「福田どうぶつえん」が開かれます。

日本では古くから、崇拝の対象や子孫繫栄などのおめでたいモチーフとして動物の絵が描かれてきました。例えば、雨を呼ぶ龍や風を起こすトラ、神の使いといわれるシカやサル、子だくさんのウサギなどが人気の画題で、著名な絵師たちの作品も多く残されています。

本展では、円山応挙や木島櫻谷、速水御舟、加山又造など、江戸から平成までの日本画家たちが描いた動物画を78点も楽しむことができます。

必見! 大迫力のトラ

大橋翠石《乳虎渡渓図》(部分)20世紀 前期展示 福田美術館所蔵

本展は3章構成。第1章「猛獣とはたらく動物」では、迫力あるトラの絵や、ウシやウマなど古くから人間の生活に欠かせない動物たちを描いた作品が展示されます。

トラの絵が得意な⼤橋翠⽯の作品《乳虎渡渓図》は、毛並みや筋肉の付き方がリアルに描かれ迫力満点。江戸時代、与謝蕪村などが描いていたトラの絵は、ネコの瞳孔を参考に描いていたため瞳孔部分が三日月形になっているそうですが、⼤橋翠⽯が描く瞳孔は正確な丸い形に描かれ、生きたトラを観察していたことがわかります。

動物園では本物のトラに近寄ることができないので、なかなか瞳孔まで観察できませんが、絵画作品ならじっくり近くで鑑賞できます。ぜひ、目の部分など細かいところもご覧になってみてください。

森狙仙《親⼦猿図》18-19世紀(部分)前期展示 福田美術館所蔵

第2章「ツルツル、ニョロニョロ、ふわふわっ!」では、コウモリやヘビ、サルなどの動物画が登場。質感にこだわって描かれた爬虫類や甲殻類の作品を楽しめます。

江戸時代後期の絵師、森狙仙(もりそせん)は円山応挙の影響を受けて写生的な画風を確立し、多くの動物画を残しています。特に、「猿書(さるがき)の名手」と呼ばれていたほどサルが得意。本展に出される《親⼦猿図》はふわふわとした毛の質感がとても魅力的で、必見作のひとつです。

胸キュンわんにゃんが集結!

速水御舟《洋犬》1919年 通期展示 福田美術館所蔵

第3章「もふもふ可愛いわんにゃんたち」では、多くの画家たちが描いたイヌとネコが集結。古くから愛玩動物として人気のあったイヌとネコは絵のモチーフとしても好まれ、本展でも円山応挙や長沢芦雪、川合玉堂、速水御舟など名だたる絵師たちの作品を見ることができます。

円⼭応挙《⽵に狗⼦図》1779年(左幅部分)前期展示 福田美術館所所蔵

特に人気が高いのは、円山応挙《竹に狗子図》の子犬たち。とにかく愛らしく、つぶらな瞳にキュンキュンします。江戸時代中期の画家である応挙は、狩野派で学んだあと洋風画の遠近法や陰影法なども取り入れながら画風を確立。写生を重んじて写実的な作品を多く手がけ、子犬の毛も質感がリアルです。

本展は、7月13日からスタート。夏の嵐山で、ぜひ楽しい動物画をご覧になってみてください。

Information

企画展名:福田どうぶつえん
会  期:2024年7月13日(土)~10月1日(火)
<前期>7月13日(土)~8月26日(月)
<後期>8月28日(水)~10月1日(火)
休館日:8月27日(火)展示替え、9月10日(火)設備点検
開館時間:10:00~17:00(最終入館 16:30)
会場:福田美術館
観覧料:
一般・大学生 ¥1,500、高校生 ¥900、小・中学生¥400
 

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