気軽に立ち寄りたい! 【京都】“昼呑み”が楽しめる店6選
ananweb / 2024年7月12日 20時0分
まだ明るいうちからの昼呑みは、旅の気分を大いに盛り上げてくれるもの。近頃の京都はスタイルもロケーションもさまざまに、昼呑みの選択肢の増える勢いが止まらない。今日は昼呑みの気分と心が決まったら、街中から足を延ばしてみるのはどうだろう。京都在住のライター、コーディネーターの大和まこさんがセレクト、取材しました。
旅こそ昼から楽しみたい。ひと足延ばして酒場探訪。
左京区を走る叡電に乗って向かうのは『コイモ ワイン&カフェ』や『発酵室 よはく』。嵐山へ向かう嵐電なら『SONS』。『パルメラ』や『OBEER KYOTO』『ケーキスタンド エートル』へはバスでのんびり景色を見ながら。とりたてて予約は不要という気軽さもあって、途中下車も自由に。気になるものを見つけたら立ち寄って、帰り道にまた降りて。知らなかった京都を発見できるかも。
SONS[鹿王院(ろくおういん)]
“ほぼ駅”のグッドロケーションで立ち呑むナチュラルワイン。
嵐山から嵐電で2駅目の鹿王院駅で降りたら徒歩10秒! 西エリアの立ち寄りスポットにしたいのが『ソンズ』。店主の堀池園子さんはドイツで暮らすうち、昼呑み文化とワインのおいしさを知り、ワインバーを開くことを決意。営業時間は明るいうちからがマストだった。フランスを中心にオーストリアやドイツ、スロバキアとヨーロッパ各地のワインを揃え、その時どきのグラスワインは100ml¥1,000~。毎月開かれるイベントにも注目を。
右京区嵯峨北堀町20‐102 16:00~22:00(土曜14:00~、日曜12:00~20:00) 月・火曜休 @sons.kyoto
コイモ ワイン&カフェ[一乗寺]
昼下がりのワインとアテを求め、のんびり叡電に乗って向かう。
店名は店主の高橋順子さんが姉妹の妹であり、芋が好きなことから。そんなエピソードを聞くだけで、ゆるやかな空気感が伝わってくる。パティシエとして長くタイで暮らした高橋さんは、帰国後にナチュラルワインに開眼。気取らず飲めるワインと、現地仕込みのタイ料理やスイーツを揃え店を構えた。「コイモサラダ」ハーフ¥400、グラスワイン¥800~。チーズたっぷり、ワインとの相性もいい「パルミジャーノのプリン」¥600も人気が高い。
左京区一乗寺払殿町38‐3 15:00~23:00(22:00LO、木曜16:00~) 火・水曜休、ほか不定休 @coimo_wine
OBEER KYOTO(オービア キョウト)[堀川北大路]
哲学にルーツを持つビールを、大徳寺近くのタップルームで。
大学で哲学を学ぶうち、お酒を飲みながら思考する習慣が身につき、ベルギービールに出合ったという木月二郎さん。その柔軟な精神性に惹かれ、ベルギービールを手本にしたビールを造り始めたという経歴がユニーク。初リリースの「野生の思考」は、ベルジャンウィットと呼ばれる小麦のビール。大原のレモングラスなどを使い、京都で造る意味を持たせたものもある。タップルームでは「野生の思考」や「White is new Black」など4種のビール250ml各¥550を。
北区紫野下鳥田町49 13:00~18:00(7月~9月末は14:00~19:00) 月~金曜休
パルメラ[北大路]
旬を切り取る料理とワインとで、自由を描き出す場を作る。
店主の増本泰斗さんは現代美術家。人々が自由に振る舞える場を作りたいという思いから『パルメラ』を立ち上げた。料理を手がけるのは妻で、食卓を豊かにする保存食を提案する『保存食lab』の奈穂さん。自家製ハムやウフマヨの「前菜盛り合わせプレート」¥1,500や「鰯フライとグリーンサルサ」¥700などワインを進ませる料理と、泰斗さんが暮らしたポルトガルの酒場流、たっぷりの「グラスワイン」¥600で昼からごきげんな時間を。
左京区下鴨貴船町48 TEL:075・741・7259 11:00~18:00(土曜~22:00) 日・月曜休、ほか不定休 @palmela_kyoto
発酵室 よはく[元田中]
気に入ったら買って帰りたい、日本酒と発酵食の角打ち酒店。
発酵料理家・真野遥さんが京都に拠点を構え、路地奥の町家に開いたのは日本酒と発酵調味料を扱う小さな酒屋。長野・井賀屋酒造場や福島・ぷくぷく醸造といった愛する蔵元の酒は、すべてスタンディングの角打ちで飲むことが可能。鹿納豆みそや冷やしトマト発酵マヨ添えなどの「おひとり様限定!おまかせアテ三種盛り」¥680といった発酵系のアテを揃え、日本酒の世界へ誘ってくれる。45ml¥300~と少しずつ試せるのも魅力。
左京区田中里ノ前町56 11:00~19:00(火~金曜の角打ちは15:00~) 日・月曜休、ほか不定休 @yohaku_hakko
ケーキスタンド エートル[丹波口]
五条通の古民家をリノベした焼き菓子×お酒のスタンド。
フランスでパティシエのキャリアをスタートさせた店主の浦井由祈英さん。さまざまなスタイルの菓子を手がけるうち、改めて作りたいのは気取らない焼き菓子だと実感したという。同時に一人でふらっと立ち寄れて、人と繋がることのできる立ち呑みも大好きと浦井さん。好きなもの2つを組み合わせて誕生したのがケーキスタンドなのだ。「苺のフローズンチーズケーキ」¥750と「オリジナルサワー ほろにがオレンジ」¥550など、スタンディングで甘い世界に浸りたい。
下京区中堂寺櫛笥町18‐1 TEL:070・9130・1659 13:00~21:00頃 不定休 @etre.24
大和まこ 京都在住のライター、コーディネーター。雑誌『&Premium』では、京都に来た友人を案内するように街を切り取る連載「&Kyoto」を創刊時から担当。取材先で刺激され続け、物欲と闘う日々。
※『anan』2024年7月17日号より。写真・岡本佳樹 インタビュー、文・大和まこ
(by anan編集部)
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