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旅館の布団をたたむのはNG?【ホテル・旅館マナー】今さら聞けない宿泊時の疑問

ananweb / 2024年7月13日 20時0分

旅館の布団をたたむのはNG?【ホテル・旅館マナー】今さら聞けない宿泊時の疑問

「今さら聞けないけど本当はどうなの?」という疑問が多いホテルや旅館のマナー。実際に宿泊をすると、「あれ?」と疑問に思うことも少なくないのではないでしょうか。今回は、今さら聞けないホテルや旅館の宿泊時のマナーのあれこれについて、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。

ホテル・旅館マナー

【元社長秘書のマナー講座】vol. 45

「なんとなく知っているけど、実際にこれってどうなの?」という疑問が多い、ホテルや旅館の宿泊時のルールやマナー。様々なシーンで利用することの多いホテルや旅館ですが、実際に泊まってみると「旅館に泊まったとき、布団はたたんだほうがよかった?」「備え付けの部屋着のまま、どこまでなら移動してもいいのかな?」などと疑問に感じたことはありませんか。些細な疑問だから今さら聞けないということもあるかと思います。

今回は、いざという時に知っておくと便利なホテルマナーについてQ&A形式にてご紹介します。より快適に過ごすことができる知識ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

宿泊時の今さら聞けないQ&A

Q1. チェックアウトするとき、ベッドは整えたほうがいい? 



A. 元通りまで整える必要はなし。でも、最低限の気遣いが大切
寝て起きたままの状態のベッドをそのままにしておくのは、少し気が引けてしまうというかたもいらっしゃるかと思います。元通りまで整える必要はありませんが、布団の乱れが大きいのであれば、少し整えておく程度の気遣いは大切です。使用後のタオルは、洗面所やバスルームにひとまとめにしておくなどの最低限の気遣いができる人こそ、大人の振る舞いを身につけていると言えます。

Q2. 旅館の場合は、布団はどうしたらいいの? 



A. 旅館の場合は、朝起きたら布団はたたまないのが基本マナー
旅館のマナーに従うことが大切ですが、基本的に旅館では、布団はたたまないのがマナーとなっています。敷きっぱなしでは見苦しいと思い、掛布団を四つ折りにしたり、敷布団を三つ折りにしたりするとそれぞれの旅館のやり方があるため、かえって仕事を増やしてしまうことになりかねないためです。旅館から布団をたたむよう指示がある場合には、指示に従うといいでしょう。それ以外の場合には、ホテルと同様に掛布団を軽く整えるだけに留めましょう。

Q3. ホテルや旅館の部屋着で、そのまま外出しても大丈夫? 



A. ホテルや旅館のルールに従うのが正解
それぞれ決まったルールがあるため、ホテルや旅館のルールに従いましょう。例えば、温泉街に立地するホテルや旅館の場合は、部屋着のまま外出可能な場合が多いです。また、高級ホテルの場合などは、基本的に部屋着で過ごすことができるのは客室のみです。たとえホテルの館内であっても、客室を出る際には私服に着替えなければなりませんので、注意しましょう。もし、心配な場合には、フロントや仲居さんに確認をしましょう。

Q4. ホテルの廊下はスリッパで歩いていいの? 



A. ホテルの廊下をスリッパで歩くことは、基本的にはNG! 
ホテルの廊下をスリッパで歩くことは、基本的にはNGマナーです。スリッパは寝巻きと同じ位置付けとなり、ホテルの廊下をスリッパで歩くのは失礼にあたるため控えましょう。しかし、ホテルによっては可能な場合もあるので「スリッパのままどうぞ」言われた場合には、ホテルのルールに従いましょう。

Q5. 「ターンダウンサービス」って何? 



A. ベッドスプレッドをはずして寝やすいようにベッドを整えてくれるサービスのこと
「夕飯前に部屋を出て戻ってきたら、ベッドスプレッドやベッドスローが無くなっていた」という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ターンダウンサービスとは、日中はベッドの上で過ごせるようにベッドスプレッドの上にクッションを置き、夕方にベッドスプレッドやシーツを整えて客室を「寝室」の状態にするサービスのことを指します。つまり、「昼モード」から「夜モード」へ切り替えてくれる最高のおもてなしになります。

おわりに

ホテルや旅館での宿泊時の時間を気持ちよく楽しむためには、他の利用者への気配りとしてマナーを守って過ごすことも大人の嗜みとして大切です。ホテルや旅館によってそれぞれマナーが違うため、不安や些細な質問がある場合には確認をするといいでしょう。今回の記事もぜひ参考にし、最低限必要なマナーやルールを守り、より快適に滞在を楽しんでみてくださいね。皆様の時間が素敵なひと時となりますように。



<筆者情報>
ライター:能美黎子
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。

©honey/Adobe Stock

文・能美黎子

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