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ドームツアーの真っ最中!『Kis-My-Ft2 Dome Tour 2024 Synopsis』レポ

ananweb / 2024年7月11日 19時0分

ドームツアーの真っ最中!『Kis-My-Ft2 Dome Tour 2024 Synopsis』レポ

現在、全国3都市7公演の3大ドームツアー『Kis-My-Ft2 Dome Tour 2024 Synopsis』を開催中のKis-My-Ft2。東京ドーム公演での最終日となった7月7日(日)の七夕の日に会場に集まった5万5千人と一体感あふれる熱いステージを繰り広げた模様をお届けします。

七夕の夜、「ドームに立ち続けたい」と願ったKis-My-Ft2の熱い決意のステージ!

この日のライブ前に行われた会見では、七夕当日ということで、短冊にしたためた願いごとをそれぞれ発表。「この先もドームに立って、皆さんの前でパフォーマンスをしたい」(二階堂高嗣さん)とドームのステージへの熱い想いを語っていたKis-My-Ft2のメンバーたち。新体制になってから、2023年10月5日から2024年2月15日まで初の全国アリーナツアーを開催しているが、今回は6人になって初のドームツアーだ。

ツアーのコンセプトは、“ゲーム”。セットは、洗濯機や冷蔵庫、電子レンジやラジカセなど、巨大サイズの家電がネオンカラーライトで装飾されており、おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかなワクワク空間。その中央には大きなテレビがあり、スクリーンにはゲームの中の世界観が繰り広げられている。

オープニングは、メンバーがそれぞれ魔法使い、勇者など、ゲームのキャラクターを熱演している映像が流れるので注目。誰がどんなキャラクターを演じたのか、これからライブに足を運ぶ方は、ぜひ楽しみにしてほしい。

スクリーンに「NEXT STAGE」の文字が浮かび上がると、遊び心たっぷりのセットから勢いよく登場した6人。ここから繰り広げるKis-My-Ft2のネクストステージとは…? 期待が高まる中、歌ったのは最新アルバム「Synopsis」収録の「Loved One」だ。この曲は、過去も未来もいつだってLoved One(大切な人)がいるから進んでいけると歌う壮大なメッセージソング。大切な人たちに出会えたことを祝福するナンバーを右手の拳を高らかに掲げて歌う姿が力強く、たくましい。

今回のライブの目玉は、「Synopsis」に収録されているメンバープロデュースの楽曲披露もそのひとつ。千賀健永さんプロデュースの「Keep it 100」は、疾走感満点のノリノリのグルービーなナンバー。振付は千賀さんが担当し、プロダンサーをバックにつけた迫力あるダンスもみどころだ。曲の途中に千賀さんが二階堂さんとハイタッチする姿も見られた。

二階堂さんプロデュース曲は「Connecting!!」。みんなと一緒に歌いたい、騒ぎたい、盛り上がりたいという二階堂さんの想いが込められており、曲中にファンの皆さんとの掛け合いも楽しい楽曲に。映像インターでユーモアあふれる世界観が表現されていて、家電のセットを使った仕掛けも注目。二階堂さんはメンバープロデュース曲以外の演出も担当している。

星空が輝くような演出で、七夕のこの日にぴったりな雰囲気だった「ほしゆい」は、横尾渉さんのプロデュース曲。光を掴む物語をテーマにしたというこの曲は、和と洋が融合したドラマティックなナンバー。客席の色とりどりのペンライトがキラキラと星のように輝き、楽曲との一体感を生み出していた。

藤ヶ谷太輔さんプロデュース曲は、日常の見過ごしがちな幸せを描いた「With…」。支えてくれている人がいるから、前に進めるという思いが込められているという。バッハの「G線上のアリア」をサンプリングしたクラシック×R&Bソングは、大人っぽくスタイリッシュな曲。電飾が施された“スウィングマイクスタンド”が揺れたり、回ったりするどこか幻想的な雰囲気の中、6人の大人の余裕を感じさせる表情が印象的だった。

そして、全身黒の衣裳にスケルトンLEDの演出で歌ったのは、宮田俊哉さんプロデュース曲「B-SIDE」だ。この演出は、LEDがスケルトンになると内側のメンバーと連動し、ある風景の中にメンバーが見える仕掛けも。人間の弱い部分、汚い部分などの二面性や、人間の裏側を意識した世界観をスケルトンLEDの映像でも表現。藤ヶ谷さんと横尾さん、二階堂さんと千賀さん、宮田さんと玉森裕太さんなど、おなじみコンビが寄り添って、パフォーマンスする瞬間も見逃せない。

ファイヤーボールや音玉など、特攻を大連発。キスマイライブの名物“特攻祭り”を怒涛の勢いで繰り広げた演出が豪華絢爛だったのが、玉森裕太さんプロデュース曲「WANI-WANI」。挑発的な攻めナンバーで2,895発というキスマイライブトップクラスの炎が眩しく打ちあがり、熱いパフォーマンスで観客を巻き込んでいく。ドームでなければ、実現不可能の盛大な演出で感動的な光景を生み出し、絶頂の盛り上がりを魅せつけた。

「みんな、楽しいんでるかい!?」という会場のファンとのコール&レスポンスで始まったMCは、宮田さんが女性は「織姫」、男性は「彦星」という七夕らしい呼びかけで声出し確認。キッズや男性の声も、人数の多い女性たちに負けずに大きいと喜ぶメンバーたち。幅広い年齢層のファンに支えられていることを実感し、感謝していた。

ちなみにこの日の東京の最高気温は、34度超え。会場内はさらに熱気で充満しているため、熱中症対策で水分補給を呼びかけるメンバー。なかでもヒートアップしていたのは、横尾さん。「我慢っていうのが1番怖いですからね。とくにキッズ、お父さん、お母さん、しっかり自分の子どもを見てあげて下さいね。水分補給させてください」と真剣な顔で選挙演説のように語りだし、「みなさんドリンクを右手に持って下さい」と乾杯の音頭をとって、みんなで水を飲む場面も。「キンキンに冷えてるの、最高!」とステージドリンクを飲み干していた。

MCは宮田さんの仕切りで「ゲームをテーマに作ったライブということで、このセットをちょっと改めて見てみようかな。高嗣プロデュースが詰まったセットでしょ」と、こだわりのセットを隅々まで紹介。オープニングはキスマイがゲームの主人公になっていてテレビ画面から飛び出してくるイメージだったが、セットはリビングをイメージしているそう。二階堂さんは「この1番デカいのがテレビで、洗濯機があって、冷蔵庫があって…っていうちょっと家にあるものを置いている」とセットを感慨深げに見つめながら解説。

本棚のセットがズームアップされると、そこには宮田俊哉という著書名が書かれた『境界のメロディー』も並んでおり、宮田さん作家デビュー作の本もしっかり再現。細かいところまでこだわったセットに「(自分はセットの)大枠のイメージを伝えただけ。細かいイメージは、スタッフさん。愛を感じるよね」(二階堂さん)と感謝するメンバーたち。

そして、それぞれの個人の活動の告知をする場面では、宮田さんの出演情報が続々と紹介される。9月公開の藤ヶ谷さんの映画『傲慢と善良』や冬公開予定の玉森さんの『グランメゾン・パリ』のお知らせもあり、拍手で期待を寄せる会場。個人活動も盛りだくさんで、充実した輝きを見せる彼らの今後の活躍も楽しみだ。

細部にまで遊び心が詰まっているのはセットだけでなく、玉森さんが担当したという衣裳も同じ。カラフルで大きなストーンがついたジャケットは、「手縫いで、1人ずつ作ってもらって。1人あたり約3,000個付いていて、6体で18,000個。ひとり8kgもある」と会見で明かしていた玉森さん。ダンベルを持っているくらいの重量感があるが、ステージではアドレナリンが出るので踊れてしまうとのこと。こだわりの衣裳は、ステージから離れた距離から見てもキラキラと輝き、華やかだ。

トロッコでメンバーが会場を駆け回り、ファンの目の前に来る楽曲も盛りだくさん。ファンとコミュニケーションを楽しむ姿が印象的だ。ひときわ目を引いたのが、通常のクレーンの約1.6倍、長さ19.5mで、地上からの高さ約17mまで上昇するスーパークレーン。スタンドバルコニーの高さまでリフトアップするクレーンは、メンバーと話し合う中で演出に組み込んだもの。「ファンのかたと距離を縮めたい、より近くに行きたい」という強い思いがあり、演出担当の二階堂さんは高所恐怖症だが、ファンファーストで快諾したそう。

そのスーパークレーンを使用する「HEARTBREAKER」では、一人ひとり乗るクレーンがメンバーと交差する瞬間も。二階堂さんと玉森さんがマイクを使ってタッチしあう姿には、会場が歓声をあげて沸いていた。他のメンバーがクレーンの上でもダイナミックに両手で手を振る中、仁王立ちをして、揺れないようにゆっくり静かに手を振る二階堂さん。片手はしっかりクレーンにつかまりながら、緊張感が漂いながらも、必死で笑顔を振りまく姿が微笑ましい。

コール&レスポンスする楽曲では、ファンのありったけの熱量のレスポンスが熱く、メンバーも「伝わった」と満面の笑顔を見せた今回のライブ。「ここからはペンライトを使って1曲完成させたいと思います。真似して踊ってください」と呼びかけたのは、グッズのペンライトを使用した「Forever girl」。サビでペンライトを使ってメンバーと一緒にダンスして一体に。光量が従来のペンライトの約8倍になるペンライトの光が彼らを照らす。

アンコール曲では、二階堂さんが「もうね、みんな最高! 超、もうガンガン伝わってくるから。それに負けないから(俺ら)。もう最高でした。楽しさがじゅうぶん伝わってきました。ありがとうございました」とファンに感謝の思いを伝え、メンバー一同感動した表情に。玉森さんは「疲れた!」と倒れそうになりながらもパフォーマンスを全力投球しつつ、あふれんばかりの最高の笑顔だ。

「全員集合~!」と二階堂さんが声をかけるとメンバーとダンサーが集結。やりきったいい顔で肩を組む姿に会場から拍手が贈られる。会見でも「年々、ファンの皆さんとの絆が深くなっているっていうのをツアーをやるたびに感じるので。今回のドームでもそれを更新しているなと思います」(宮田さん)と語っていたが、ファンが彼らを支えようとするパワーが増しているのが感じられるドームライブだった。

最新アルバムの楽曲を中心のセットリストの中、目立っていたのは、彼らのデビュー初期を華々しく盛り上げた楽曲たちの披露。アルバムのタイトルであるSynopsis=あらすじを意味するライブであるため、これまでのキスマイの道程を語るに外せない人気曲をマッシュアップメドレーと題して展開。6人体制になってからの歌割りとフォーメーションで見せる曲もあり、今までとはひと味違う新たなキスマイのスタイルを提案しながら、原点回帰のステージを繰り広げた印象だ。

ライブで、みんなで作りあげるあらすじもあれば、理想を追うメンバーによって進化し続けるあらすじもある。Kis-My-Ft2がこれから生み出すSynopsis=あらすじは、変わり続けていく。

写真・くさかべまき 取材、文・福田恵子

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