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お願い、そこだけはやめて (涙) …ベランダ遊びが好きな猫さまの豪快ないたずらとは

ananweb / 2024年7月14日 20時20分

お願い、そこだけはやめて (涙) …ベランダ遊びが好きな猫さまの豪快ないたずらとは

フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第251回目はウルク(Ulk)さまとネージュ(Neige)さまの登場です。

飼い主の夢を叶えた猫さまたちの物語

【フレンチ猫さま】vol.251
猫さまの話をもっと聞かせて!
メインクーンのウルクさまは1歳半、シャムのユキさまは1歳、ともに男性猫さまです。



<ウルクさまが語ります>
僕らはバルコニー付きのアパートに住んでいて、週に3~4回、飼い主の両親の家に行き、庭を散歩しています。毎朝午前5時30分に飼い主たちを起こして食事をし、バルコニーを少し散歩します。それから飼い主たちは仕事に行き、この間僕らは昼寝をします。

飼い主たちが仕事から帰宅すると、建物の庭を一緒に散歩します。ハーネスを付けてリードにつないで行くので、迷子になる心配はありませんよ。食事は『ロイヤルカナン』特製のメインクーン用のカリカリです。たまに美味しいパテが出てきたり、飼い主がチキンズッキーニのピューレやツナを作ってくれます。

おやつはチューブに入ったクリーミーなスナック、チューブに入った液体パテです(ブランドは『ちゅ〜る』)! 遊びはベランダ中心で、遠慮なく、時々飼い主の植物を引っ掻いたり、あちこちに土を入れたりして楽しんでいます! 好きなものは、僕がテニスボール、ネージュは柔らかいボールです。ちょっと好みが違いますね。



<飼い主から見たウルクさまとネージュさまとは>
私の両親は15匹以上の猫を飼っています。近所の猫と自分の猫に餌をあげているからです。
ネージュは生後3週間頃、自宅の玄関前に捨てられていました。そのため、生後2か月になるまで、私が母親代わりになって彼を哺乳瓶で育てなければなりませんでした。ウルクの場合は、メインクーンのブリーダーのところで出会い、すぐに好きになりました。

性格は、ウルクは抱っこが大好きなグルーポット。ネージュは、よく動き回り、どんな犠牲を払ってでも努力します。
特技は、ウルクは犬のように遊んで、私たちがボールを投げるとそれを持ち帰ってくることです。ネージュは2メートルの高さまでジャンプすることができます(笑)

スイートスポットは、ウルクはまだ成長が終わっていないところ。大きくなりきっていない赤ちゃんで(約7kgですが)、大きな足をもつ愛すべき容姿です(彼は多指症です)。
ネージュもとても愛情深くて、独自のキャラクターです。その美しい青い目で魅了する方法を知っています。

ふたりとも私の子どものように、家族の一員として扱っています。彼らは私をためらうことなく母親として、人生の基準点だと考えています。
ウルクは私のパートナーであるスミオ(日本人)に似ており、天頂と瞑想を体現しています。
ネージュ(雪という意味)は私に100%似ています。私たちは常に動いて何かをしています。

最も楽しいエピソードはウルクとネージュとの初対面の瞬間です。これからの生活がどんなふうになっていくのか楽しみな出会いでした。
このような小さな存在に対する責任感は、幼い子どもをもつようなもので、常に注意を払う必要があります。猫がいなかったら私の人生は楽しくなくなっていたでしょう、私のパートナーも同じように考えています。

ーー猫好き一家にやってきたウルクさまとネージュさまは楽しい日々を送っています。ちょっと土遊びで飼い主を困らせることがあっても、存在が飼い主に幸せを与えています。それにしても実家には15匹の猫さまが出入りしてるなんて! その中でウルクさまとネージュさまはどんな風に過ごしているのか興味津々ですね。

著者情報
松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!

取材、文・Manabu Matsunaga

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