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valknee「私にとってのDIVAの一人はTommy」 ゆっきゅんと“部屋出れない系”DIVAを語る

ananweb / 2024年7月24日 20時0分

valknee「私にとってのDIVAの一人はTommy」 ゆっきゅんと“部屋出れない系”DIVAを語る

ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。ラッパーのvalkneeさんをお相手に迎えた第2回目をお届けします。

“部屋出れない系”DIVA、Tommy february6の魅力。



ゆっきゅん(以下、ゆ):今、私Tommy february6のリバイバルを企てていて。



valknee(以下、v):Tommy heavenly6じゃなくてfebruary6のほうね! 私は両方好き!



ゆ:valkneeさんは、Tommyラバーズですもんね。



v:そう、私にとってのDIVAの一人はTommy。やっぱ文化系のDIVAが好きなのかも。ギャル憧れはあったけど、身近に感じるのは“室内系”の女性なんだよね。



ゆ:“部屋出れない系”ですね。



v:そうそう。当時はここまで言語化できてなかったけど、夜になって日光がなくなってから動き出す感じの女性たちのことは自分ごとに考えやすかったかな。それに、好きになったのもベストアルバムが出たぐらいのタイミング。



ゆ:それまで何を聴いてました? あ、もともとラップの前にバンドやってたんですよね?



v:そう、軽音楽部だったしバンドが好きだった。一番最初は中学生の頃にBUMP OF CHICKEN、ASIAN KUNG-FU GENERATION、RADWIMPSとかを聴いてたな。でもやっぱり女性がやっているバンドを求めていて、そのあとはJUDY AND MARY以降の女性ボーカルのロックバンド、例えばSHAKALABBITS、ketchup maniaとかを追ってた。『Zipper』や『CUTiE』みたいな青文字系ファッションのロックパンクがすごい好きで、シンパシーを感じてた。やんちゃではあるけど重ね着とかデコラティブな格好をしてる、みたいなのが一番自分にフィットしてたから。



ゆ:それってルール破るとかじゃないほうの自由ってことですか?



v:そういう感じかも。



ゆ:制服は着るけど、着崩し方で個性出す! みたいな。



v:人とかぶるのは嫌で、前髪をギザギザに切ったりして(笑)。今でもUKIちゃんになりたいとか全然思うよ。やっぱ女性アーティスト好きだなあ。Chara、YUKI、椎名林檎も聴いてたし、ハロプロとかアイドルも好きだし。



ゆ:HIPHOPじゃないんですね。



v:出自は全然違って。HIPHOPは大学生の頃で、tofubeats、PUNPEEが現れて、メガネとチェックシャツでラップしていいんだってわかってから。それまではチェーンぶら下げて「YO!」みたいなのがラップだと思ってたから“入門”するきっかけがなくて。だから後追いでいろんな曲を漁ったり、歴史を知ったり、みたいな。TSUTAYAに行って。



ゆ:めちゃわかる! 私も地元のTSUTAYAとかつての渋谷TSUTAYAが青春です!

バルニー ラッパー。2019年に音楽活動を開始。今年4月に1stフルアルバム『Ordinary』をリリース。そのほかにも、和田彩花らアイドルへの楽曲提供、映画『#ミトヤマネ』の主題歌・音楽ディレクションも担当するなど幅広く活動中。

ゆっきゅん 1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。インスタ、Xは@guilty_kyun

※『anan』2024年7月24日号より。写真・幸喜ひかり 文・綿貫大介

(by anan編集部)

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