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結婚目前の順調な社内恋愛のつもりでした… 女性が絶望した「ドロ沼の不倫の行方」

ananweb / 2024年7月24日 21時15分

結婚目前の順調な社内恋愛のつもりでした… 女性が絶望した「ドロ沼の不倫の行方」

34歳の絵里さん(仮名)は、9歳年上で“バツイチ”と認識されていた上司の高橋さん(仮名)と交際を始めました。順調に交際が続き、結婚も意識する中、絵里さんは高橋さんのSNSに「妻は元気?」というコメントを見て不信感を抱き、高橋さんに真相を問いただします。すると高橋さんは、実は離婚していないという驚きの事実を告白しました。順調だと思っていた社内恋愛がドロ沼の不倫劇へと転落したエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。

妻は海外転勤をしていただけだった

「お付き合いをしている高橋さんがまだ妻と籍を抜いていないことがわかり、私は一度は彼と別れようと思いました。ですが、彼が“妻は今、海外にいる。日本に戻ってきたらすぐに籍を抜く予定なので、もう少し待っていてほしい”と言ってきたので、その言葉を信じることにしました。
彼からはそのときに、もうすぐ妻の海外赴任も終わるそうで、手続き的なことは日本に帰国してからのほうがやりやすいから、先延ばしになってしまっていたという説明を受けたので、私はすっかりその話を信じてしまったんです」

高橋さんは社内で“バツイチ”で通っていたこともあり、ここから妻との仲が復活することはないだろうと予想していた絵里さん。しかし、このときの絵里さんの判断が、あとになって大きな後悔を招きました。

帰国した妻は離婚拒否…不倫を責められ窮地に

「しばらくすると、妻が海外赴任から帰国したので離婚の手続きを進めていくと彼から説明がありました。もう離婚には合意しており、残っているのは手続きだけだと聞いていたので安心していたのですが、それからいつまで経っても離婚が成立したという報告がありません。彼を問い詰めてみると、なんと妻が離婚を拒否していて、それどころか高橋さんに探偵をつけて私との不倫関係まで掴んでしまったと言うのです」

高橋さんの妻は絵里さんに対して不倫の慰謝料を請求する準備を進めていて、絵里さんのもとに法的な文書が届くのも時間の問題だと告げられたとのこと。そして妻はあろうことか高橋さんに対して“夫婦円満調停”を申し立て、断固として離婚をしない意思を表明してきたのです。

「この頃には、高橋さんは妻との離婚に投げやりになっていて、“仕事にも影響が出るし、こんなに離婚が大変なら、離婚をしないでしばらくは妻と夫婦を続けようと思う”と言い出しました。
“じゃあ私との関係はどうするの?”と聞いたら、“君のことは大好きだし、できればこのままでいたい”と……。でもそれでは不倫を続けることになってしまうので、私はすごく悩んだ末に、高橋さんに別れを告げました」

高橋さんが離婚をしていなかった事実は、あっという間に社内でも噂に。そしてなぜか絵里さんが“既婚者を妻から寝取ろうとした女”というレッテルを貼られてしまい、社内にいづらくなった絵里さんは転職を余儀なくされました。

「今はもうその頃の会社の人たちとは連絡をとっていないし、高橋さんとも私の退社をきっかけに完全に疎遠になりました。私があのときにすぐに別れる判断をしたので、結果的に高橋さんの妻から慰謝料は請求されませんでしたが、大好きだった仕事を辞めることになり、そこはとても心残りです。彼がまだ既婚者だと知ったときに早々に別れていれば、ドロドロとした話にはならずに済んだはず。あのときに期待をせずに、スパッと高橋さんを切ってしまえばよかったと今でも後悔しています」

既婚であることを隠して独身女性に近づく男性が悪いのは、言うまでもありません。しかし、もしもそういった男性に騙されそうになったときには、違和感を覚えた段階で距離を取るのが正解でしょう。絵里さんのように恋人の“既婚”の事実を知ったのであればなおのこと、すぐに別れるに越したことはありません。
©kapinon/Adobe Stock ©Trickster*/Adobe Stock

文・並木まき

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