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「取り残されているのは私だけ…?」心のモヤモヤと向き合い「恋も結婚も手に入れる方法」

ananweb / 2024年7月26日 20時0分

「取り残されているのは私だけ…?」心のモヤモヤと向き合い「恋も結婚も手に入れる方法」

夏は帰省やイベントも増え、いつもと違う人と交流することで、感情がモヤモヤと揺れることがあるかもしれません。今回は親(や親族)、昔からの友達、イベント、と3タイプに分け、それぞれでモヤモヤと感情が揺れたときの対処法を解説しています。このモヤモヤとうまく向き合うことができれば、それは幸せになるチャンス。ぜひ参考にしてみてください。

夏本番!この時期感じるモヤモヤや落ち込みの正体と気持ちを整え恋愛する方法

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 260

毎日暑い日が続き、夏本番という感じです。
この時期、帰省をしたり、休みを利用して学生時代の友達と久々に会ったりする人も増えるでしょう。懐かしさを感じる一方で、モヤモヤを抱く人も多いのがこの時期の特徴です。
特に結婚を意識する年齢であれば、周りの近況を聴いてやきもきしたり、帰省したら親に口うるさくされ萎えたりしたという人もいます。

こうした“夏のモヤモヤ”とは、どう向き合って前に進んだらよいのでしょう。
今回は、親(や親族)、友達、イベントという3つに分け、それぞれモヤモヤの正体と対処法をご紹介します。

親に感じるモヤモヤの正体は「罪悪感」かも

夏に感じるモヤモヤ感は、それぞれ対象との関係やシーンによって、根っこが異なります。
3つに分けながら、ご自身が抱く感情の正体を探っていきます。

親や親族にモヤモヤ

久々に親や親族に会ったら老いを感じたりするものです。そんな子どもの気を知ってか知らずか、親も「誰かいい人がいたりするの?」「こっちにはもう帰ってこないの?」なんて発するものだから、一気に気持ちがズーンと落ちることはないでしょうか。

親とのやり取りで感じるモヤモヤの正体は、ズバリ「罪悪感」であることが多いです。
親の期待に答えていない自分や、答えたいけどうまく行動できない自分に対して、罪悪感の芽がニョキニョキと育っているのです。

ここで焦りを感じ、一念発起して婚活や転職を頑張ろう…とする人がいますが、ちょっと注意が必要です。罪悪感を起点に行動を起こすと、自分の本心が後回しのまま現実が進むため、どこかのタイミングで無理が生じて、苦しくなることが多いです。

例えば、「親のことも心配だし、自分も焦りを感じるから婚活を頑張ろう」と考える女性は多いですよね。優しい考えである一方、親を安心させる目的のまま婚活をすると、自分の幸せの優先順位が下がるため、どこかで「やっぱり無理!」となりやすいのです。

こうした湧き上がる罪悪感を対処するには、モヤモヤを感じたらそのつど自分にOKを出してあげることが効果的です。

親を安心させられない自分でOK 親の期待に答える人生を送ってなくてもOK 親にガミガミ言われてしょんぼりしてもOK

なんでもOKを出していくと、ちょっと明るく前向きになれるものです。

罪悪感が問題なのは、湧き上がるとその感情の大きさのままに、心の中で自分を責めてしまうことです。自分で自分を責めた結果、幸せになれればよいですが、そうはなりません。
つまり罪悪感を抱えこむだけ無駄! だからこそ、こまめにOKを出して、打ち消していくことが大切です。

友達にモヤモヤするのは、過去の関係を引きずっているから

友達との久々の再会に、楽しい気持ちになる一方で、近況報告を聞いたら違和感を覚えることはよくあります。
「彼氏ができた」「結婚した」「子どもができた」「仕事が楽しい」「この前ご褒美にこれを買った」などなど。楽しい近況を聞きながら、ふと「あれ、私、なんか取り残されているかも」と寂しさを覚えることも多いです。

こうした負の感情を抱く原因は、人間関係を築く時、人は無意識に立ち位置やキャラ、序列などを意識し、つながりを作る性質があることに起因します。

具体例を出しながら、もう少しわかりやすく解説します。
例えば仲良し4人グループがいたとしたら、それぞれキャラがなんとなく決まっていたりするものです。言い出しっぺがいて、まとめ役がいて、盛り上げ役がいたり、みんなに静かについていく協調性の高い子がいたり。こうしたなんとなくの役割を、自分自身も人間関係で意識したことはあるかもしれません。

このなんとなく決まった役割の意識は、数年間のブランクの後に再会したときも発揮されることが多いです。つまり、久々の再会をしたとき、無意識に同じような立ち位置や距離感でコミュニケーションを取っていると、相手が想像と違う変化を遂げていると、戸惑いや寂しさにつながりやすいのです。

おっちょこちょいな子がすごく素敵な女性になっていたり、ぼんやり周りについていくだけの子が、堅実に結婚して家庭を築いていたりすると、「あれ? なんか私って大丈夫?」と、戸惑ったりすることは良くあります。これは、過去の立ち位置をベースに関係をもう一度築こうとするから、起きてしまうんです。

こうした変化に対するモヤモヤを対処するには、自分と相手の比較を意識的にやめ、相手の頑張りを受け入れ、参考にしたり、称賛したりすることで気持ちは解消します。
「あの子はこんなに変わったのに、私は…」と、過去の基準を相手にするからしんどくなるのです。変化の大きさというのは、人や時期によって異なります。だから比べるのではなく、「あの子はすごく頑張った」で終わらせればOK。嫉妬心や罪悪感を覚えるようなら、むしろそのパワーを自分の行動に変え、一歩踏み出せるとなお良いでしょう。

夏のイベントにモヤモヤ

夏は大小様々なイベントが開催されます。忙しい毎日だと、年齢が上がるほどこうしたイベントには疎くなり、横目で眺めながら少しさみしい気持ちになることもあります。
こうした気持ちは、ただシーズンが過ぎるまで我慢するのもよいですが、元気があるなら、「じゃあ自分の理想の過ごし方はどんなものか?」と、改めて考える時間を取ってみることもオススメします。

「イベントを楽しみたかったな…」という気持ちは、誰と行きたかったのか、イベントで何をしたかったのか、そもそも夏はどんな風に過ごしたかったのかと、どんどん具体的に考えてみます。理想の解像度を高めると、あなただけの最高な過ごし方が見えてきます。もしそこに恋人がやっぱりいたらいいなと思ったら、ここから婚活を始めてみるのがよいでしょう。理想の解像度は高ければ高いほど、お相手探しも具体的になり進みやすくなりますよ。

夏はいい出会いへの欲求や、出会う機会も増えるため、気持ちから行動に起こしやすいと言われています。もちろん、「ひと夏の恋」で終わってしまうこともありますが、何も起きずにぼーっと過ごすよりも、充実する可能性は高いです。
ぜひモヤモヤを感じたら立ち止まり、気持ちに寄り添いながら、前に進んでいきましょう。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

©Drobot Dean/Adobe Stock

文・おおしまりえ

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