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不動産会社の女性経営者が教える! 意外と知らない「内見のコツとNG行動」

ananweb / 2024年8月3日 20時30分

不動産会社の女性経営者が教える! 意外と知らない「内見のコツとNG行動」

ひとり暮らしをするなら、後悔せずに物件を選びたいですよね。今回は、女性に特化した不動産会社を経営する 平出雅美さんに、物件を探す際に知っておきたい「内見のコツとNG行動」について教えてもらいました。プロの本音、楽しいひとり暮らしを始めるためのヒントにしてください!

不動産会社の女性経営者が教える! 意外と知らない「内見のコツとNG行動」



【女性が知っておくべき「賃貸物件」基本のき】vol.67



――物件探しをする際、内見はすべきでしょうか。何件くらいした方がいいのかについても教えてください!



平出さん 内見に行かないと分からないこともあるため、した方がいいと思います。ですが経験上、あまり多くの物件を内見することはおすすめできません。物件を見る目が必要以上に厳しくなってしまったり、何を優先したいかの基準が曖昧になりがちだからです。内見に長い期間を費やしてしまうと、最初の物件の方がよかったと思っても、全ての内見が終わるころには既に募集が終了しているケースが多く、結果妥協して物件を選ぶしかなくなってしまうことも。そのため内見は、2、3件くらいがベスト。多くても5件以内がいいと思います。

遠方にお住まいだったり時間がない場合はオンライン内見という手もあります。担当者と通話をしながら質問もできますし、写真を見るだけよりも住むイメージがしやすいです。オンライン内見が難しい物件でしたら、写真や動画を送ってもらえる場合もあるので問い合わせをしてみるのもおすすめ。360度カメラを使ったパノラマ内見、VR内見など、実際にお部屋にいるように細かく見られる内見方法も増えていますので、内見の時間がとれないとあきらめず、他の方法で見れないかぜひ調べてみてください。



――内見をする際に気をつけた方がいいこと、NG特徴があれば教えてください!

NG1.「住むつもりがない、予算に合っていない物件の内見をする」



平出さん “何も決まっていないけどとりあえず内見したい”という人は多くいらっしゃいますが、何も知識や希望条件がない状態で内見をしたために、その場の雰囲気や流れで契約してしまい、あとから調べたらもっといい物件があったと後悔してしまうケースも。また、いい物件を選ぶためには、希望条件と異なる物件を内見することもやめておいた方がいいです。自分が支払える家賃とかけ離れた物件を見てしまうと、どうしても理想が高くなってしまいます。家賃次第で部屋のクオリティは違ってくるもの。予算に合っていない物件を見て、そのあとに予算に見合った家賃の物件を見ても、“前に見た物件の方が素敵だったな”、“設備はいいけど浴室が気に入らないな”など、満足できなくなってしまう可能性が高いです。

NG2.「あまりにも早すぎる時期に内見をする」



平出さん 引っ越したい日から3か月以上前など、早すぎる内見はやめた方がいいです。賃貸物件の場合、募集開始から1か月以内で募集が終わってしまう場合がほとんど。人気物件は掲載から数日で入居者が決まってしまうことも多いです。どんな物件があるか見ておきたいという人に多いのですが、引っ越しの3か月以上前から内見をしたとしても、自分の引っ越しの時期にはすでに他の方が契約してしまっているケースがほとんどですし、早く契約をしてしまうと、タイミングによっては今住んでいる物件と引っ越し先の家賃を二重に支払うことになってしまう可能性もあります。時間とお金を無駄にしないためには、引っ越しをしたい日から逆算して、内見は1か月前くらいからがベストです。

NG3.「内見をした後に再度インターネットで物件を探し直す」



平出さん 内見をした後に、”もっといい物件があるかも”と物件を再度インターネットで検索するのはおすすめしません。いい物件が見つかったとしても、実際には募集をしていないおとり物件の可能性や、別の物件を探している間に内見した物件が他の人に決まってしまうこともあります。準備に時間をかけるのは内見までにして、内見後はなるべく早く契約する段取りにしたほうが、時間を無駄にすることがないと思います。

NG4.「内見の際に周辺の環境をチェックしない」



平出さん 内見する前でも後でもいいので、住む物件の周辺環境はチェックしておいたほうがいいです。駅までのルート、スーパーやコンビニ、交番の場所まで確認しておくようにしてください。女性のひとり暮らしの場合は特に、防犯面はかなり重要ですので、夜遅く帰ったとしても暗い道はないか、安心して帰れる環境かどうか、街灯や人通りを含めて確認しておきましょう。

NG5.「内見の際に共用部設備を確認しない」



平出さん 内見した際は、室内だけでなくゴミ捨て場や駐輪場、エレベーターや共用廊下なども確認した方がいいです。共用部の汚れが気になる場合は、清掃の頻度などを聞いておくといいと思います。ゴミ捨て場は24時間捨てられるのか、駐輪場は屋根付きかなど、物件によって共用部設備は異なりますので確認するようにしてください。



――内見の際に必ずチェックしておくべきことはありますか?



平出さん 内見の際、できればこの5つは確認しておいた方がいいです。



1. 日当たり
2. 冷蔵庫と洗濯機置き場のサイズ
3. 防音性
4. コンセントの数と場所
5. 収納の大きさ



平出さん また、カメラで室内写真を撮るためにスマホ、事前に家具や家電のサイズを測ってメモしたもの、メジャーを持っていくと便利です。内見の際に部屋のサイズを測っておくと、いざというときに他の物件と比較検討がしやすいですし、家具家電を購入する際に改めてサイズ確認をする手間がなくなり役立ちます。持っていきたい大きな家電や家具がある場合は事前にサイズを測っておいて、内見する物件でも使えるかどうかを確認しておきましょう。 当日申込みをしたい場合は、身分証明書、収入証明書を持っているとスムーズに契約ができます。

快適なひとり暮らしを始めるために知っておこう

物件探しは賢く丁寧に。引っ越しを検討している人は、今回のポイントをぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。



教えてくれた人
株式会社東京女性不動産 代表取締役社長 平出雅美さん

宅地建物取引士所持。不動産歴3年目、2021年11月に「東京女性不動産」を開業。
東京女性不動産は、安心してお部屋探しができることを第一に、相談から契約まですべて女性スタッフが担当。女性一人での東京のお部屋探しを、女性ならではの視点で親身にサポートしています。LINEでの相談もできます。安心して新生活を始められるように、ストーカー保険の提案やRefaプレゼントなどのサービスもあって、さすが女性にやさしい! 電子書籍「宅建の教科書」がKindleにて好評発売中。

文・市岡彩香
anan web、anan Beauty+を中心に執筆するフリーライター。これまでに取材した人数はタレントや経営者を含め500名以上。インタビューライター、フードライターとして活動中。

©romanya/Adobe

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