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北村匠海がオズワルドに明かすお笑い好きな仲間「賞レースのときは一緒に家で見ている」

ananweb / 2024年8月8日 19時0分

北村匠海がオズワルドに明かすお笑い好きな仲間「賞レースのときは一緒に家で見ている」

子どもだけでなく、大人からも人気が高い「映画クレヨンしんちゃん」シリーズ。第31作目となる最新作『映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』がいよいよ公開を迎えます。そこで、毎年注目が集まるゲスト声優を務めたこちらの方々にお話をうかがってきました。

北村匠海さん & オズワルドさん

【映画、ときどき私】 vol. 652

現代に恐竜をよみがえらせたテーマパークを舞台に繰り広げられる本作で、恐竜が大好きな生物学の研究者ビリーを演じているのが北村さん。そして、恐竜テーマパークの運営とシステム管理者のアンモナー伊藤をオズワルドの伊藤俊介さん、同じくテーマパークのスタッフであるチュウをオズワルドの畠中悠さんが担当しています。今回は、お互いの印象や夢に対する思いなどについて、語っていただきました。

―本作ではゲスト声優を一緒に務めていますが、実際に会われた感想をお聞かせください。



伊藤さん まずは、人間としての“もの”が全然違うなと思いました。



北村さん いやいや、そんなことないですよ(笑)。僕のほうこそ、いつもお笑いの賞レースとかを欠かさず見ているので、「オズワルドさんだ!」みたいな感じでしたね。



伊藤さん 本当ですか?



北村さん 周りにお笑い好きが多いので、M-1グランプリのときには家に集まって、お酒を飲みながら一緒に見ることもあるくらいです。



畠中さん ちなみに、どういう方と見るんですか?



北村さん 俳優仲間が多いですね。それに、僕らの世代は高校生のときに「芝居はラーメンズさんから学べ」と言われていたくらいでしたからね。



伊藤さん 僕らは「ドリフを見て芝居を学べ」なので、やっぱり世代が違うんですね。



畠中さん そんなこと言われてないよ(笑)。

初めてなのに、うまくてすごいなと思った

―北村さんはこれまで声優のお仕事は何度もされていますが、声優初挑戦となったオズワルドのおふたりの演技はいかがでしたか?



北村さん 初めてなのに、うまくてすごいなと思いました。



畠中さん まあまあ、確かにね。



伊藤さん そんなことはないですし、百歩譲って俺のことだよね?



畠中さん 僕はセリフが4つくらいしかなかったですけど、そのなかでも良さを見出してくれるなんて、さすが北村さんですね。



伊藤さん 北村さんはだいぶ前のめりで、見つけに行ってくれてるんだよ!



北村さん 特に、ぶっ飛ばされたあとがよかったですね。



畠中さん 「ううっ」と声を出してるところですよね?



伊藤さん そう言われても、俺はどのシーンかわからないし、ほかのキャラクターがそのまま言っちゃえばよかったのにって感じたくらいだよ。あれは演技でも何でもないですから。



畠中さん 少ないほど難しいのよ。やっぱり伊藤と北村さんにはわからないか…。



伊藤さん 北村さんはお前にだいぶ寄り添ってくれてるよ! なんで、お前から離れていくんだよ(笑)。



北村さん (笑)。

「もしかしたら売れてんのかな?」と初めて感じられた

―「クレヨンしんちゃん」といえば、いまや“国民的アニメ”とされていますが、ゲスト声優に決まったときはどんなお気持ちでしたか?



北村さん ビリーは僕を意識して描いていただいたのですが、今後もここまで自分をイメージしたキャラクターを作っていただけることはないかもしれないので、「ぜひ!」という思いでした。



伊藤さん 「もしかしたら売れてんのかな?」と初めて思った瞬間でしたが、これまでに僕がそう感じたのは今回の声優のお仕事と、タバコがゴールデンバットからセブンスターに変わったときの2つだけです。

―実際に挑戦してみて、難しい部分もあったのではないかなと。



畠中さん アフレコのときに、自分はこんなにテンションが低いのかと気付かされました。僕は自分のことを明るい人間だと思っていたんですけど、けっこう暗かったんですね…。



伊藤さん あんな少ないセリフで、よくそんなことに気付けたな。



畠中さん 「もっと明るく! 元気に!」って10回くらい言われ続けたので…。



伊藤さん シンクロみたいな指示されてるじゃん(笑)。

野原家が自分の家族と似ていて親近感があった

―今回の出演にあたって、相談された方はいましたか?



伊藤さん 同期の空気階段が去年のゲスト声優だったので、ギャラがいくらだったのかという話はしましたけど、声優としてのアドバイスはなかったです。



北村さん それも有益な情報ではありますよね(笑)。

―「クレヨンしんちゃん」の好きなところなどがあれば、お聞かせください。



北村さん 自分の家族と野原家が似ているので、すごく親近感がありました。うちの父も足がくさいですし…。お尻は出してなかったですけど、ぶりぶりざえもんとかカッコよく思っていたので、僕自身にもしんちゃんらしい一面はあった気がします。



伊藤さん 僕はしんちゃんみたいに、下半身をかなり出していましたね(笑)。しんちゃんがしているので、いいと思ってたんですよ。



北村さん でも、いまのご時世で許されるのはしんちゃんくらいじゃないですか?



伊藤さん ただ、最近は回数が減ってきたなと感じているので、そこはこれからも強く出していってほしいです!

これからもいい出会いをしていくことがいまの夢

―本作では夢を追いかける大切さなども描かれていましたが、夢を叶えているみなさんが意識されていることはありますか?



伊藤さん 夢なんてまだ1つも叶っていないと思っているので、ちょっとわからないですが、僕は「面白い」と言ってもらえることと「お金」の2つのみで動いています。給料明細を見て、「もっとがんばろう」という気持ちになるのは悪いことではないと思いますし、使い道を考えるよりも稼ぐまでが好きなんですよね。



畠中さん 僕はM-1グランプリを目指してきて、そこが“夢の場所”でしたが、出たら出たでまた違う目標ができたので、夢というのは永遠に変わっていくものなんだなと感じています。



北村さん なかなか、夢や目標を持ちづらいような気がしています。



伊藤さん 確かに、ゴールが何周かわからないまま走らされているようなものだから、メンタル的にしんどい思いをされている俳優のみなさんはすごいですよね。



北村さん それでも、8歳からこの世界にいて感じるのは、毎回いろんな出会いに恵まれてきたということ。そういう意味では、「こういう役者になりたい」というよりも、今後も「いい出会いをしていきたい」というのがいまの夢かもしれません。なので、僕にとって夢は叶ったようで叶っていないというか、叶うものでもないのかなという感覚です。

子どもの頃は何かになれるとは思ってもいなかった

―なるほど。ちなみに、みなさんがしんちゃんくらいの年頃に抱いていた夢といえば?



北村さん 僕はサッカーをしていたので、スポーツ選手に憧れていましたね。



畠中さん 僕は何にも考えていなかったです。何かになれると思ってもいなかったというか。



伊藤さん 自分もまったくなくて、「明日オムライス食べたい!」とかそれくらいです(笑)。



北村さん でも、そういうのが一番いいですよね! 大人になるとそういう夢って見なくなりますから。



伊藤さん そうそう、いまオムライスなんてすぐに食べれちゃうので。

―日々お忙しいと思いますが、どんなことをご褒美にがんばっていますか?



伊藤さん 僕の場合は、毎日お酒をドボドボ自分に浴びさせています。眠るころには今日のことを1つも覚えていないので、これで1日をリセットしています。



畠中さん 僕もお酒は好きで飲みに行きますが、もっと些細なことでいうとお風呂を溜めて入ること。



伊藤さん わかる! それだけで自分が“できた人間”のように感じられるよね?



北村さん そうですね。僕の場合は、やっぱりゲーム。昔の格闘ゲームが好きで、家に帰ったら「いかに早く技を出すか」みたいな感じでコマンドの練習ばっかりしています(笑)。日常の仕事とはかけ離れているので、僕にとってはそれが至福の時間です。

自分がナンバーワンだと思って生きてほしい

―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。



北村さん いつも映画やドラマを作っているときに「いまの日本にこれをゆっくり見れる人はどれくらいいるんだろう?」と考えてしまうのですが、それくらいみなさん余裕がないなかでお仕事をがんばっているかと思います。とはいえ、1時間でも2時間でもいいので、ぜひエンタメを楽しむ時間を作ってもらえたらいいなと。特に、この作品はいい涙活にもなるので、ぜひデトックスしていただきたいです。



伊藤さん 僕からは「オラたちがついてるぞ!」のひと言だけですね。これに尽きます!



畠中さん 何をしてくれるんですか?



伊藤さん 「オラたちはおめえたちの味方だよ」ってことです。



畠中さん しんちゃんじゃなくて、ちょっと別のキャラクターが入っちゃってるんだよな…。まあ、僕から言えることは「お前がナンバーワンだ!」ってことですかね。



伊藤さん いや、それも別の作品だろ(笑)。



畠中さん とにかくみなさんにも、自分がナンバーワンだと思って生きてほしいなと思っています。



伊藤さん うまいことつなげたみたいにすんなよ! まあ、確かにオラたちには笑いと元気を届けることしかできませんからね。



北村さん すごくかっこいいです!

インタビューを終えてみて…。

取材日に初めて会われたとは思えないほど、テンポのいい会話を繰り広げていた北村さんとオズワルドの伊藤さんと畠中さん。メッセージ通り、笑いと元気をたくさんいただいた取材となりました。劇中では、それぞれの個性が光る声の演技をぜひお楽しみください。

まっすぐな思いが背中を押してくれる!

期待を裏切らない笑いはもちろん、胸がキュンとして思わず涙が溢れてしまう本作。友情が生み出す絆の尊さや家族の愛が持つ強さ、そして夢を諦めた大切さを誰にでも届けてくれるはずです。

写真・鳥羽田幹太(北村匠海、オズワルド 伊藤俊介・畠中悠) 取材、文・志村昌美
北村匠海 スタイリスト・Shinya Tokita ヘアメイク・佐鳥麻子
オズワルド ヘアメイク・下竹絢子

ストーリー

現代に恐竜をよみがえらせた一大テーマパーク「ディノズアイランド」が東京にオープンし、世の中は恐竜フィーバー! その頃、しんのすけたちはシロが出会った小さな恐竜“ナナ”と、特別な夏を過ごしていた。

野原一家と新たな絆も生まれていたが、ディノズアイランドをオープンさせたバブル・オドロキーとナナを巡る争奪戦がスタート。しんのすけは、ナナの“ある秘密”を知るビリーと出会い、一緒に行動することに。そんななか、トラブルが起きて恐竜たちが脱走し、しんのすけとシロに大ピンチが迫ろうとしていた…。

目が離せない予告編はこちら!

作品情報

『映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』
8月9日(金)全国公開
配給:東宝

(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2024

写真・鳥羽田幹太(北村匠海、オズワルド 伊藤俊介・畠中悠)

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