「どうしたら元カレを忘れられる…?」次の恋に進むために「もっとも大事なこと」
ananweb / 2024年8月8日 20時30分
好きだったけれど別れを選択した場合、その先には未練との葛藤がつきまといます。そんな時起きる弊害や、気持ちの整理の仕方についてご紹介します。
未練を持ちながら別れた場合に起きることと整理の仕方
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 261
彼のことが大好きでずっといっしょにいたいと思っている…けれど、何かしらの事情により別れを選択することはあります。
例えば、遠距離恋愛になってしまい、お互いの意向がズレたとか。
結婚観や子どもについての希望がズレており、仕方なく別れるケースもアラサー以降は多いです。
こうした気持ちが残った状態で別れることになると、なかなか次への一歩に進めなかったりして、その先の人生にも影を落としがちです。
今回は好きだったけれど別れた場合、どんな弊害が起きるのか、またどうやってケリをつけていったら良いか、気持ちの整理方法についてもお伝えします。
未練を抱えて別れると起きる弊害3つ
未練を抱えたまま別れると、ご自身にもダメージが残り、スパッと別れるよりも回復に時間を要することになります。
まずは、未練を抱えたまま別れた場合、その後起きやすい弊害について3つ紹介します。
過去を美化して後悔を抱える
「あのときああしていれば」といった後悔は、気持ちが残ったまま別れるとその後もつきまといます。
そうした結果「私はこういうところがダメだった」とか「もっとこうしてればよかった」など、自分責めを続けてしまい、人によっては欠点克服のために、無駄な労力を使ったり、元彼に再アプローチをしてもう1回傷つくケースもあったりします。
記憶の特性上、過去は美化されやすいですし、過ぎ去るほどに、客観的な改善点は見つけやすくなります。しかし、ダメなものはダメなのです。それを受け入れるしかありません。
次の恋愛や新しい一歩が踏み出せない
本心としては、もっと一緒にいたかった。そうした気持ちが残っていると、次の恋に本腰を入れるのは、なかなか難しくなります。
そもそも、本音のところでは別れて次の恋愛に行くことよりも、既存の恋をそのまま育んでいた方がよかった、と思っている可能性があります。現実的に可能かどうかより、そういう発想が残っていると、次の一歩は、重たくて歩み出しにくいものになりやすいです。
新しい恋愛も過去との比較をしてしまう
頑張って新しい人生を歩もう。そう思って一歩踏み出したとしても、結局未練が残っていると、新しい人と過去の恋人を比較し「あっちのほうがいい」「今のほうがいい」と、謎の背比べをしがちです。
これは今目の前にいる人にも失礼ですし、仮に今目の前の人が「勝ち」だったとしても、心が満たされることはありません。
比較はゴールがなく、ただただ自分をその瞬間安心させたいからやっているだけなのです。
気持ちの整理をつけるためにやりたいこと
未練という弊害に囚われ、人生の歩みを止めないためにも、気持ちの整理を意識的につけていくことは非常に大切です。ここでは倍速で気持ちの整理をつけるために、力を注いで欲しいことを2つ紹介します。
ダメだった事実を受け入れる
「私はダメだった」と両手をあげて認めることは、心の区切りをつけるために、とても大事なことなのです。
負けとか失敗を認めると、どうしてもプライドが傷つきます。だから人はよく「あのときああすればよかった」と後悔を語ったり「でもまだ可能性はあるかも」と、未練のままに行動したりするんです。
恋愛は自分と相手の頑張りが反映されて関係が成り立つ以上、あなたがどんなにがんばっていたとしても、うまくいかないことはあります。
だからこそ、全力で関係づくりをがんばって、それでもうまくいかなかったら「私はダメだった」と、がんばったことが実らなかった現実を、ちゃんと受け止めましょう。
涙が出てしまうかもしれませんが、そのやりきった感が、次の一歩を大きく踏み出すパワーになります。
もっと良い恋愛をすると決める
目標達成にもっとも大事なことって、なにか知っていますか? それは「私はこれをする」と、心の底から決めることです。これを専門的な言葉でいうと「コミットする」と言います。
結局、どんなにうまくいく方法やツールがあっても、それを使う本人の心がブレたり迷ったりしていると、スピード感は落ち、うまくいきません。
これを恋愛に置き換えると、次の恋愛に行こうと思っても、「やっぱり無理かも」「元彼との関係修復はできないのかな」という感覚が生まれてしまい、次の恋愛をがんばるパワーが半減します。
もし未練に振り回されたくないと思ったら、「次の恋愛はもっともっと幸せになる」と心の底から決め、宣言すること。そして過去に引きずられそうになったら、その都度、今や未来に意識を向け、エネルギーを使うようにしましょう。
好きだったけれど、何かしらの理由があって別れを選ぶって、本当に辛いですよね。 私も過去に、大好きだったけど将来性の不一致で別れを選択した相手がいました。
その時は未練に毎日泣く日が続き、やっぱり元の関係に戻るべきではないか、と悩みました。
でも最終的には、信頼できる友人から「そんなことをしていると、運気が下がるよ」と言われたことをキッカケに、改めて自分と向き合うことに。
仮に元彼とヨリが戻せたとしても、その先にあるのは自分的に納得できない未来なのが明白だったので、「絶対に過去は振り返らない!」「私は全力でこの恋愛をやりきった」「だから卒業するんだ!」と自分と対話し宣言することで、一気に抜け出すことができました。
今日のノウハウは、心理学の話だけでなく、私の個人的な体験も交えてご紹介しています。ぜひ皆さんの経験が、明るい未来につながっていますように。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
©Rossi0917/Adobe Stock
文・おおしまりえ
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