「結婚は失敗だった…?」疲れ切った42歳主婦の「自らを不幸にするNG思考」
ananweb / 2024年8月31日 19時50分
婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします! 今回は、家事育児でキャパオーバー!「結婚しなきゃ良かった」と後悔している42歳女性のお悩み。
子どもを産まず、女として生きた方が楽しかったかも…
『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。
みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!
さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。
お悩み:結婚15年目、小学校高学年の娘がいます。夫は家事も育児もしてくれますが、圧倒的に私の負担が大きいです。パートしながら子どもの世話、お弁当作り、掃除洗濯…など、毎日やること山積みで疲労困憊です。
私が夜に出かけるのは月に1度あるかないか。その際も必ず「この日飲みに行っていいかな?」と夫の予定と機嫌を伺うところから始めなければいけないのに対し、夫は当たり前のように「この日飲み会だから」と出かけていくのが本当にイライラします。
「お母さんも自分の人生を楽しもう」などという言葉を目にすると、誰と? どうやって? と感じます。結婚なんかしなければ良かった、子どもも産まず、女として生きた方が楽しかったかもしれないとさえ思ってしまいます。
こんな私に何かアドバイスをいただけますでしょうか。(42歳・パート主婦)
「もうダメ、疲れた!」と言っていい。
パートしながら家事育児をこなし、休みなしの主婦業・母業を10年以上続けてきた相談者さんは本当に立派です。素晴らしいです。
おそらく相談者さんはとても責任感の強い方なのでしょう。毎日やること山積みで肉体的にも精神的にも疲労困憊であっても、それでもここまで家族の日常に支障をきたすことなく役割を果たしてきたのですから。
しかし相談内容を読むと、相談者さんの精神は限界に達していますよね。完全に容量オーバーです。
まずはご自身でそのことを認識し、そして「このままではやっていけない」「もうダメ、疲れた!」と家族にはっきり伝えませんか。
【家族の日常を維持すること】は、相談者さんが一人で抱える仕事ではありません。
家族皆の共通課題です。
夫が当たり前のように「この日飲み会だから」と出かけていくのは、相談者さんに任せておけば大丈夫だと思い込んでいるからです。責任感がないというより、本当に悪気なく、相談者さんの現状をわかっていないだけの可能性が高いです。
結婚15年目の夫婦であっても察しては無理。相談者さんの疲労も辛さも、きちんと言葉にしないと伝わりません。
相談者さんは一人じゃない
「結婚なんかしなければ良かった」
「子どもを産まず、女として生きた方が楽しかったかもしれない」
――本当にそうでしょうか?
相談者さんも、本当はわかっていると思います。何かを得たら何かを失うのはこの世の宿命です。
失ったもの・手に入らなかったものにばかり目がいく人は、どんな状況にあっても不満を抱えて生きていくことになります。
幸せそうに見える人は、失ったものよりも得ている恩恵や幸せに着目して生きているだけ。すべてを手に入れているわけではありません。
相談者さんには家族のために働いて稼いでくれる旦那様がいます。反抗されてイラつくこともあるでしょうが、可愛い娘もいます。相談者さんは一人じゃないんです。
辛いときは「辛い」と言葉で伝えて、家族を頼ってください。もっと甘えていいんですよ! 家族なんですから。
筆者紹介
安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営
慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。
©clownbusiness/Adobe Stock
文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
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