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原因は自分にある。小泉光咲×杢代和人「僕たちの曲でしか得られない何かがあると思います」

ananweb / 2024年9月16日 20時15分

原因は自分にある。小泉光咲×杢代和人「僕たちの曲でしか得られない何かがあると思います」

“2次元と3次元の架け橋的な存在”をコンセプトに、独自の世界観の音楽性を提示する7人組ダンスボーカルグループ「原因は自分にある。」(通称“げんじぶ”)。ここでは、小泉光咲さんと杢代和人さんに、お話を伺いました。

左から杢代和人さん、小泉光咲さん。



小泉光咲さん(以下、小泉):「原因は自分にある。」って、あらためて考えたらおかしなグループ名ですよね(笑)。でも名前のインパクトに負けないくらいメンバーも個性的。楽曲も独特な世界観があるし、今までにないユニークなグループだから見れば見るほど味わい深さがあります。



杢代和人さん(以下、杢代):ハマったら抜け出せない魅力があるから、僕たちの曲でしか得られない何かがあると思います。僕たちはまだまだ未完成ではあるけれど、この5年間の中で今が一番楽しいので、ぜひ今の僕たちを見守っていただきたいです。でも、この“一番楽しい”っていうのは毎年更新していきたいよね。



小泉:うんうん。少しずつ成長していく過程を見守るのもグループを応援する楽しさだと思うんですよね。僕たち自身、デビューから5年間でも成長を実感していますし、伸びしろはまだまだあります。これからもっとスキルを磨いて、さらに進化した僕たちを見せていきたいです。それにライブだけじゃなくてYouTubeでいろんな企画を発信していたりもするので、ぜひ注目していただきたいです。



杢代:デビュー当初の曲を聴いたら、声が若いよね!(笑)



小泉:当時はすでに声変わりしてたはずだけど、いま聴くと声が幼くて、そういう意味でも成長してるんだなって思った。あと滑舌も良くなった。話す時は相変わらずだけど(笑)。



杢代:楽曲もどんどん歌うのが難しくなってきた(笑)。いろんなボカロPの方に楽曲を提供していただいているのも僕らの強みだし、これは今までの積み重ねがあるからこそ。曲の世界観の幅が広がって、その分、表現は難しくなってるけど、やりがいがあります。僕たちの魅力は攻めた楽曲だと思うから、パフォーマンスはしっかり魅せて、その上で7人の親しみやすさというギャップが見せられたら、僕たちはもっといいグループになれると思う。



小泉:(吉澤)要人がリーダーになってからは、さらにグループとしてのまとまりが生まれたよね。これまでも制作においてメンバーから意見を伝えることもあったけど、要人が最後にまとめてくれるようになってコミュニケーションがスムーズになったし、“げんじぶ”的な転機になったかも。和人はずっと前からリーダーがいたらいいのにって言ってたもんね。



杢代:集団生活では決を採る人って大事だと思うんですよ。だから要人がリーダーになってくれてよかったし、逆に重荷にならないかだけが心配でした。個人的には『仮面ライダーギーツ』に出演していた一年が転機だったな。体力的にも精神的にも辛い時はあったけど、やり遂げることができたのはメンバーやファンの皆さんのおかげ。この一年があったから、僕は何でも乗り越えられるという自信が持てるようになりました。あの頃はメンバーにたくさん支えてもらったから、恩返しがしたいんですよね。僕が俳優として活動することで“げんじぶ”を知ってくれる人が増えたら、すごく幸せです。



小泉:撮影でしばらく会えない時もあったけど、逆にいない時にこそ和人の存在の大きさを感じました。和人はいつもグループの話題の中心にいて、メンバーの絆を深めてくれるんですよ。さすがレベチなイケメン!



杢代:ありがとうございます! 光咲は普段は抜けてるし常識では考えられない行動に出たりもするけど、客観視できるところは尊敬してる(笑)。メンバーで意見が対立した時、二択以外の道を提示してくれるのが光咲なんですよね。でも最近はメンバー間でぶつかることも少なくなりました。5年目にしてみんな大人になったのかな(笑)。

【小泉光咲】声質が安定し、表現力と表情のバリエも増えてきた。

「例えばメンバー内で意見がぶつかり合った時、僕は自分の意見を主張するよりも、なるべくみんなの意見を聞きたいと思っていて。きっと周りから見てもグループの“平和担当”だと思う(笑)」

ピースフルなマインドの持ち主で、常にグループを冷静に見ていたいと話す小泉光咲さん。

「より良いパフォーマンスや活動を見せるために、メンバーがその都度話し合って、新しいものが生まれています。それがこの5年のグループの成長。なかでも、ダンスリーダーを担当している(長野)凌大は意志が強くて、自分の意見をしっかり持っているから、凌大発信でみんなが意見を交わすことも多いです。リーダーの要人とか僕はその中間に立って、みんなを見守っているタイプ。意見を発信する人がいれば、バランサーになる人もいる、すごくバランスのいいグループで、個人的な部分では、声質が安定してきたことがひとつの成長だと思います。あとは世界観を大事にしている僕らのグループに、必要不可欠な表現力と表情のバリエーションも増えてきたと考えていて。曲が流れてきた瞬間に自動的にスイッチが入って、見てくれている人たちを一気に僕らの世界観に引き込めるようなパフォーマンスを目指して日々努力しています」

俳優としても活躍中の小泉さん。やりたい役はまだまだたくさんあるが、そういったソロの活動はすべて、グループの成長に繋げるため。

「そもそも、“げんじぶ”は他のアーティストにはない独特な世界観が特徴で、活動をしていくうちに個人的に、もっと狂気的な部分を追求していきたいと思うようになりました。例えば『無限シニシズム』という楽曲は心の二面性を表現した振り付けですが、極端に言えば、振りがなくても曲だけで狂気を感じさせるような楽曲にも挑戦してみたいです。いろんなジャンルを攻めて、毎回、斬新なインパクトを与えられるようなアーティストを目指します」

こいずみ・こうさく 2003年3月11日生まれ、宮城県出身。俳優としても活動し、現在放送中のドラマ『ビリオン×スクール』(CX系)にも出演。

ノースリーブジャケット¥75,100(Cellar Door/untlim TEL:03・5466・1662) シャツ¥38,500(CINOH/MOULD TEL:03・6805・1449) ネックレス¥34,100(HERGO/ROLE TEL:03・6380・4836) リング¥42,900 イヤカフ¥25,300 ブレスレット¥104,500(以上e.m. 青山店1階 TEL:03・6712・6797) その他はスタイリスト私物

【杢代和人】小さい頃から国民的なアイドルに憧れてきました。

“げんじぶ”の中での自身のポジションを「先陣を切るタイプ」と自負する杢代和人さん。

「僕がまず茨の道をかき分けて行くね。でも、何かあれば助けてね! という感じですかね(笑)」

そんな杢代さんは、幼い頃に憧れた国民的アイドルに今も憧れを抱いているそう。

「パフォーマンスがすごいとか、歌がすごく上手いとか、そういうグループはたくさんいるけれど、僕が小さい頃から見てきた国民的なアイドルって、“テレビをつけたらいる人”なんです。歌って踊るだけではなくて、ドラマやCM、バラエティ番組にたくさん出ているような…。僕たちも、そんな存在になりたいと思っています。攻めた楽曲と親しみやすいメンバーのギャップが魅力の“げんじぶ”なら、そういうグループになれると思う」

“げんじぶ”の楽曲について「さわやかさと切なさが同居しているような複雑さが持ち味」と分析。独特な歌詞の世界観を表現するのは当初は難しかったと振り返る。

「でも、時が経つにつれて楽曲への理解と愛が増して、表現力も向上しました。メンバー全員、俳優として活動しているのも僕らの強みなので、表現には自信があります。ただ表現に関してメンバーと話し合うことはしないんですよ。それで噛み合うから不思議ですよね。逆にかわいい曲でかわいさを表現しきれてないとツッコまれます(笑)」

“げんじぶ”では普段、他者の感情を歌うことが多いため、「僕たち自身の感情を歌に乗せたらどうなるんだろう?」と、自分たちの音楽への興味は尽きない。

「その時はストレートに届ける歌詞がいいと思うんですよね。といっても僕一人で作詞するつもりはないので、(桜木)雅哉はお菓子で釣って、光咲には『みんなやるって言ってるよ』と騙してお願いしようっと(笑)」

もくだい・かずと 2004年5月20日生まれ、東京都出身。『仮面ライダーギーツ』の仮面ライダーバッファ役でも知られる。10月放送開始のドラマ『3年C組は不倫してます。』(日テレ系)に出演。

シャツ¥38,500(GALAABEND/3RD[i]VISIONPR TEL:03・6427・9087) 2連ネックレス¥13,200(HERGO/ROLE TEL:03・6380・4836) イヤカフ¥25,300(e.m. 青山店1階 TEL:03・6712・6797) その他はスタイリスト私物

げんいんはじぶんにある。 2019年デビュー。“2次元と3次元の架け橋的な存在”をコンセプトに、独自の世界観の音楽性を提示する7人組ダンスボーカルグループ。11月17日に、「原因は自分にある。AREANA LIVE 2024 白昼夢への招待」を開催予定。

※『anan』2024年9月18日号より。写真・山越翔太郎 スタイリスト・能城 匠 ヘア&メイク・GLEAM lnc. 取材、文・関川直子 若山あや 尹 秀姫 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー

(by anan編集部)

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