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星風まどか「宝塚に入るまでは、引っ込み思案で誰かの後ろに隠れているようなタイプでした」

ananweb / 2024年10月13日 22時0分

星風まどか「宝塚に入るまでは、引っ込み思案で誰かの後ろに隠れているようなタイプでした」

新聞を売って生活している新聞販売少年たちが結束し、社会の理不尽と闘ってゆく姿を描いたミュージカル『ニュージーズ』。2021年に初演され、反響を得た作品が新たなキャストを迎え再演される。今回ヒロインのキャサリンを演じるのは、今年宝塚歌劇団を退団した元花組トップ娘役・星風まどかさん。

強くてかわいらしいキャサリンとして説得力のある生き方を。

「幼い頃からディズニー大好きっ子で、ミュージカルも大好きでした。アラン・メンケンさんの楽曲が素晴らしいですし、新聞販売少年たちが協力し合い生きる姿には心打たれるものがあり、今回出演させていただけることがとても光栄です」

ディズニーミュージカルのヒロインとはいえ、キャサリンは、まだ女性が男性と同等に働くことが当たり前ではなかった時代に、父親の反対を押し切り新聞記者となった女性。

「自分の意見を言える強さやかっこよさもありつつ、かわいらしい部分もあって、憧れるところばかりです。お芝居は周りの方々とのキャッチボールですから、共演のみなさんとの稽古の中で少しずつ役を見つけていければと思っています」

確かなスキルと華。在団中から安定感のある舞台で評価されてきた。

「緊張しないように見えるらしいのですがじつは緊張しいで、舞台に出るときは内心バクバクです。ただ、お芝居であれショーであれ、自分の中の役の芯はぶれることがないように心がけています。ただし、そこにいくまでに時間がかかるタイプで、やらなきゃという気持ちが先走って、周りが見えなくなってしまうことも。稽古場でたくさん失敗して、演出の先生や一緒に舞台に立つみなさんに導いていただきながらです」

これが退団後1作目の舞台。

「宝塚に入るまでは、引っ込み思案で誰かの後ろに隠れているようなタイプでした。でも、星風まどかとして歩み出してからは、普段の自分では絶対にやれないようなことにもたくさんチャレンジさせていただき、私自身も知らなかったいろいろな自分…欠点だったり、もっとこうなりたいという理想像も見えてくるようになりました。歌や踊り、お芝居はずっと自分のそばにあって、表現することが好きでしたし、星風まどかとしてさらに新たな一歩を踏み出してみたいと思いました」

そして「客席と舞台でもキャッチボールしている感覚が好き」とも。

「まずは舞台の上でキャサリンとして説得力を持って生きることが目標です。それをお客様がどう感じてくださるのか、私自身も楽しみです」

ブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』 19世紀末のNY。新聞社のオーナーが自社の利益を上げるため新聞卸値を引き上げようと画策。新聞を売って生活するジャック(岩﨑)ら新聞販売少年たちは結束しストライキを起こす。上演中~10月29日(火) 東京・日生劇場 作曲/アラン・メンケン 作詞/ジャック・フェルドマン 脚本/ハーヴェイ・ファイアスタイン 演出・日本語訳・訳詞/小池修一郎 出演/岩﨑大昇、星風まどか、加藤清史郎、横山賀三、霧矢大夢、石川禅ほか S席1万5500円 A席1万円 B席5000円 東宝テレザーブ TEL:03・3201・7777  兵庫・福岡公演あり。

ほしかぜ・まどか 1996年11月11日生まれ、東京都出身。2014年に宝塚歌劇団に入団し、宙組、花組でトップ娘役として活躍。今年5月に退団。来年にはミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』への出演も決まっている。

ワンピース¥9,500(WildLily TEL:03・3461・4887) イヤリング¥2,600(Vanille) リング¥2,800(Showkey) その他はスタイリスト私物

※『anan』2024年10月16日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・TAKURO ヘア&メイク・根津しずえ インタビュー、文・望月リサ

(by anan編集部)

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