大地震が起きたら…地下鉄・地下街にいるとき「身を守る方法」
ananweb / 2018年6月18日 16時30分
災害時は一瞬の判断が生死の別れ目に!
世界有数の地震大国・日本に住んでいる限り、いつ被害が発生してもおかしくはありません。窓ガラスに看板、出口に押し寄せる人波。災害時の街は、危険がいっぱい! 「一般社団法人 防災ガール」代表理事の田中美咲さんと、危機管理アドバイザーの国崎信江さんに、電車に乗っているとき、地下鉄・地下街にいるときの危険回避の方法を教えていただきました。
■ 車に乗っているときに揺れたら、路肩に寄せて車内で待機。
地震が起きたと気づいたら、ハザードランプをつけ、後続車に気をつけてスピードダウンし、左の路肩に停止。「空きの駐車スペースがあれば、できる限りそこに停めます。カーラジオで情報を集めましょう」(国崎さん)
揺れがおさまったら、連絡先を残して歩いて避難。
「連絡先を書いた紙を残し、車検証を持って出ます。駐車した場所を忘れないよう、携帯やスマホでその場所の写真を撮っておきましょう」(国崎さん)。メモやペンがなければ、窓にルージュの伝言もあり。
■ 地下街、地下鉄車内にいるときに揺れたら、壊れそうなものから離れる。
「地下鉄に乗っているときは、窓から離れて手すりやつり革につかまって。地下街ではガラスから離れ、倒れてくるもののない通路の中央で待機します」(田中さん)。両手に買い物袋を持っていたとしても手放す勇気を。
揺れがおさまったら、出口付近でしばし待機。
地下で恐ろしいのは揺れではなく、水という説も。「壊れた壁から地下水が漏れたり、津波で浸水する恐れも。いざとなったらすぐに地上に出るべく、出口の階段から地上の様子を見て、どちらか判断を」(国崎さん)
田中美咲さん 「一般社団法人 防災ガール」代表理事。“防災をこれからのフェーズへ”をモットーに全国の仲間と活動。
国崎信江さん 危機管理アドバイザー。「危機管理教育研究所」代表。女性の視点で防災・防犯対策を提唱。防災にまつわる著書も多数。
※『anan』2017年2月8日号より。イラスト・深川 優 文・風間裕美子
(by anan編集部)
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