【忙しい日々でも】朝がくるのが大好きになる「じぶん時間」の作り方
ANGIE / 2016年2月22日 19時0分
アフターファイブは大人の習い事。仕事が早く終わる日は、恋人や友達と食事へ。アクティブに毎日を楽しんでいるはずなのに、いつも心のどこかに不安やさびしさを抱えている……。
20代~40代の皆さんのカウンセリングをさせていただくなかで、最近、そういった女性が増えているなと感じます。なかにはスケジュールが入っていない空白の日があると不安になってしまう、「隙間不安シンドローム」におちいっている人も。皆さんはいかがですか?
その背景には、他人に「注目されたい」「認められたい」という思いがあるようです。注目されたいから、「いま」に乗り遅れないよう、流行をいち早く取り入れる。認められたいから仕事も趣味も一生懸命がんばる。
意識は自分でなく、いつも外へ向かっている……それでは自分の気持ちもいつしか見えなくなり、心も体も疲れきってしまいます。
眠りにつく時に「今日も疲れたなぁ」とため息をつくのではなく「明日が来るのが楽しみ!」と思える、ゆとりある毎日を、これから送ってみませんか?
ただの毎日がキラキラ輝きだす、そんな瞬間のつくりかた
皆さんにとって「丁寧な暮らし」とは何でしょう。答えも十人十色、さまざまですね。
私にとって丁寧な暮らしとは、生活の所作を心から楽しむことです。たとえば食事ひとつをとっても、テレビを見ながらではなく、きちんと食事に集中して、目と舌でゆっくり味わっていただく。すると少量でもお腹が満たされ、食事に対する満足度が高まります。
また自宅に友人を招いてお酒を楽しむ時は、ゆとりのひとときを大切にするフランス人を見習って、本格的な食事の前に、軽いおつまみや食前酒、おしゃべりを楽しむアペリティフタイムをもうけています。
乾杯して、みんな笑顔になったところで、料理を運んで本格的なディナータイムへ。よりリラックスして、美味しいひとときが過ごせますよ。
食事を例にあげてご紹介しましたが、日々の暮らしの中で当たり前に行っていることを「楽しもう」と意識すると、その瞬間から暮らしがキラキラと輝きだします。
いま毎日を過ごすことに疲れ果ててしまっている方に、丁寧な暮らしをはじめるための入り口としておすすめしたいのが「帰宅後、明日の服を選ぶ」という、たったこれだけの簡単な行為です。明日が来ることが待ち遠しく、ワクワクするような仕掛けをしてみましょう!
明日の自分は、自分でプロデュースしよう!
皆さんは、起きた時の気分で、今日の服を決めていますか? それとも前日に決めていますか?
服はぜひ、前日のうちに選びましょう! 明日の自分の一日の動きをイメージできるのはもちろん、まるで恋人と会う前日のように「こんな一日にしたいなあ!」と夢の一日を思い描くことで、明日への期待やワクワクを感じ、希望の一日を実現できる可能性が高まります。
自分が身につける服、それが変わるだけで、一日の気分も大きく変わりますよね? 明日の「自分」をプロデュースするつもりで服選びを。
ちょっと気分がブルーだなという時は、心に風を入れるべく、服で冒険するといいでしょう。特別な予定がなくても、とっておきのジュエリーを身につけてみる。人目を引くような華やかな色をまとう。
服はいつもと同じでも、足元はハイヒールを合わせてグッと女度を上げるなど、心がときめく工夫を。他人を意識して服を選ぶのではなく、自分のために服を選ぶことが大切です。
明日の服を選ぶ時間は、明日の自分への贈り物です。
朝に余裕があると、素敵な出会いに恵まれるかも?
朝の服選びにかけていた時間を、新しいことに使ってみてはいかがでしょう? 前日の夜に洋服を選ぶことで、朝の時間に余裕を持つことができますよね。
たとえば「何かいいことないかな」と期待して、ちょっとおしゃれな服を選んだ日は、一駅ぶん歩いて次の駅から電車に乗ってみる。もしかするとそこで素敵な出会いがあるかもしれません。
また出勤前に近くのカフェでゆっくりコーヒーを飲んでから仕事に行くと、心にゆとりが生まれ、やる気のスイッチも入るでしょう。
自分の心が素直に解放されるモーニングタイムの過ごし方を、ぜひ楽しみながら探してみてください。
「丁寧な暮らし」が生むもの
いにしえの時代、「明日」という言葉は「朝」を意味していました。毎朝、世界のすべてが、朝日とともに生まれ変わります。
一日一日が、私たちにとってかけがえのない贈り物。日々の暮らしを丁寧に生きることは、自分を大切にすることにほかなりません。
自分を大切に生きる時間が「自信」と「ゆとり」を育みます。スケジュール帳の空白は、自分を大切にする自由時間。時間に追われず、日々の暮らしの中で自分自身が心から楽しいと思える時間をゆっくりと重ねてゆきましょう。
それがきっと「丁寧な暮らし」につながりますよ。
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