【危険】食事制限しても痩せないカラダは「モナリザ症候群」かも?
ANGIE / 2016年5月29日 20時30分
食事に気を使っているのに、何故か痩せない。食事の量を減らしても体重が減らないのは、年齢とともに代謝が悪くなったから仕方がないと思ってはいませんか?
あまり食べていないのに痩せない症状を「モナリザ症候群」と呼ぶそうです。今回は、このモナリザ症候群について調べてみたいと思います。
あなたは大丈夫?「モナリザ症候群」
正式名称は「Most Obesity Known Are Low in Sympathetic Activity」で、頭文字をとって「モナリザ」と呼ばれています。ちなみに、あのレオナルドダヴィンチの描いたモナリザとは無関係だそうです。
モナリザ症候群は、ストレスなどにより交感神経の働きが低下して痩せにくい体になってしまう症状のことを言います。
人間の体は、自律神経によって無意識のうちに内臓が働いています。この自律神経には興奮したときに優位になる交感神経と、リラックスしたときに優位になる副交感神経の2種類あり、これらがバランスを取り合い成り立っているのです。モナリザ症候群になると、自律神経の切り替えスイッチがスムーズにいかなくなってしまうのだとか。
ダイエットに重要な代謝の働きが促進されるのは、交感神経が優位になっているとき。つまりこの切り替えがうまくいかないことで交感神経の働きが低下し、痩せにくい体になってしまうのです。
【原因】仕事に熱中している人は要注意!
何故モナリザ症候群になってしまうのでしょうか? 原因として考えられることを挙げてみましょう。
1 運動が好きではない、あまり歩かない
2 毎日夜遅くまで起きている
3 日中はデスクワークのみで体を動かすことがない
4 お風呂は湯船につからず、シャワーのみ
5 寝る直前までスマホやテレビを見ている
6 外食が多く、野菜や果物をあまり食べない
このような生活を送っている人は要注意。また、大きな仕事をまかされたとか、職場関係がうまくいっていないなどのストレスを抱えている人も注意が必要。
最近些細なことが気になるという人は、自律神経が乱れているかもしれません。
【対策】早寝早起きから始めてみて!
自律神経の乱れがなによりの要因と考えられるため、それを整えてあげることが大切です。まずは、早寝早起きの習慣を身につけるようにしましょう。
夜更かしの習慣があり、早く眠れないという人は、
1 眠る1~2時間前にはスマホやパソコン、テレビの電源を切るようにする
2 寝室の照明を徐々に落としていく(ちなみに、LED照明はブルーライトを発しているので寝室の照明にはあまり向かないそう)
3 リモコンを使わずにテレビをつける、照明をつけるなど、立ったり歩いたりする日常的な動作を増やす
4 シャワーだけで済まさず、かならず湯船につかる
5 夕方6時以降は、カフェインの入っているものは摂らないようにする
6 毎日決まった時間に起きる(できれば就寝時間も決めるとより効果的)
これらを心がけると、眠りに入りやすくなります。
朝目覚めたら、カーテンを開けて日を浴びましょう。これも自律神経を整えるのに重要な行為なので忘れずに。朝日が入らない部屋の場合は、日中に外に出るなどして30分程度日を浴びるように心がけましょう。
また、朝食をしっかり食べるというのも大切。食欲がなければフルーツやヨーグルトだけでも良いので、何か口にするようにしましょう。毎日続けているうちに、朝食を食べる習慣が身についていきます。
そのほか、駅や会社ではエスカレーターを使わずできるだけ階段を使用したり、早く帰れた日は野菜たっぷりのスープを作るなど、自炊する習慣をつけるようにしましょう。
いままで食事制限をしても思うように痩せなかったという人は、モナリザ症候群を疑ってみるのもいいかもしれません。
まずは体のリズムを整え、規則正しい生活を送るようにしてみましょう。そうすれば、自然と痩せ体質に変われるかもしれませんよ。
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