心がモヤモヤするなら!「1/fゆらぎ」のリズムで心を整える方法
ANGIE / 2016年8月17日 23時0分
8月17日~22日頃は第三十九候「蒙き霧升降う(ふかききりまとう)」。「蒙霧(もうむ)」とは、もうもうと立ちこめる霧のこと。
この時季、視界が見えなくなるほどの深い霧が立ちこめる幻想的な風景に出会うことがあります。お盆も過ぎて、夏も終わりだなとちょっぴりさびしく思うこの季節。「霧」には「息」の意味もあるそうです。ため息をついて息が白くなることを「嘆きの霧」といい、「蒙霧」という言葉には心が晴れないという意味もあるとか。
皆さんの心はお元気ですか? 今日は心の霧を晴らす癒しのひとときをご紹介します。
七十二候とは?
時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか? 流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。
季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。
「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。
ゆらぎに癒される夜
キャンドルの炎は不規則なように見えて、「1/fゆらぎ」のリズムを刻んでいるといわれています。それは、私たちの心臓の鼓動と同じリズム。ですからキャンドルを灯すひとときは、不眠やストレスをかかえた体に抜群の癒し効果を与えてくれますよ。
最近は、自然の草花を天然ワックスで包み込んだものなど、さまざまなキャンドルが登場していますね。香りにこだわったものは嗅覚を刺激。美しいカッティングの器にセットされたキャンドルは炎が幻想的に広がるので、視覚的な癒しの効果を与えてくれます。
疲れやさびしさを感じたときは、部屋の照明をおとしてキャンドルに火を灯しませんか?
夏の終わりにおすすめの香り
心身の疲れが出やすいといわれる、夏の終わりにおすすめのアロマがあります。一瞬にして気分を変えてくれる「ペパーミント」。秋の気配はあるものの、まだまだ暑い日が続くこの時季。フレッシュな香りは夏のだるさと、落ち込んだ気分をリフレッシュしてくれます。
私は家へ帰ると、洗面器の水にミントのオイルを一滴たらして足浴を。目を閉じて深い呼吸をすると、さわやかな香りで体が満たされ、頭がクリアになります。またティッシュペーパーなどにオイルをたらして部屋の四隅に置くと、ミントの香りが部屋中にただようのはもちろんのこと、虫よけの効果も期待できますよ。
美しい肌で心を元気に
最近、顔全体がくすんで見えたり、肌をさわるとゴワゴワした感じがしませんか? 夏の紫外線によるダメージで、角層が厚くなっているかもしれません。肌の状態は、女性の気分を大きく左右しますよね? この時季、肌の角質ケアをして、気分を上げていきましょう。
毎日のクレンジング、洗顔を丁寧に行うことはもちろん、スペシャルケアとして角質ケア用の洗顔アイテムを使うといいでしょう。やさしくマッサージをしながら洗顔。不要な角質や老廃物が取り除かれると、肌は見違えるようになめらかでクリアに生まれ変わります。
この時季は「与える」より、「おとす」ケアが大切。きちんとおとさなければ潤いも届きません。
「無」になり心磨きを
私は月に一度、日本三景松島の瑞巌寺(ずいがんじ)で写経をしています。心をしずめ、写経をするひととき。墨をすりはじめると、気持ちが落ち着いてくるのがわかります。60代、70代の方が多いかと思いきや、最近、20代、30代の女性も増えているんですよ。
約1時間、何もしゃべらず、ただもくもくと筆をすべらせる。心に降りつもったよどみが消えていくような気がします。東京でも本寿院(毎日9時から17時まで)、高尾山薬王院(毎月第四土曜日)、高幡不動尊金剛寺(毎月21日)で写経体験ができます。必要な用具はすべて用意されていますから、手ぶらで出かけましょう。
夏の終わりと、秋の始まりが交差するこの時季。気分がなんとなく落ち込み気味なのは、自然のリズムを生きている証拠。悪いことではありません。実りの秋に向けて心と体を癒しましょう。
【参考】『くらしを楽しむ 七十二候』広田千悦子/泰文堂
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