体調不良に効果あり!【漢方】が健康な身体を作り上げるワケ
ANGIE / 2016年9月24日 17時0分
「頭が重い」「なんだかだるいな」など、毎日の生活の中でふと体の不調を感じることってありますよね。
体調がよくないとき、すぐに市販の薬を飲むようになっていませんか? 特に仕事をしている女性だと、頭痛や腹痛など体の不調を感じると鎮痛剤を飲むのが日常的になっている方も多いようです。
しかし中には薬を飲むことに抵抗がある方も多いでしょう。あまり薬を飲みたくないと感じている方には、漢方という選択肢があります。
そもそも漢方ってなに?
漢方というと中国のものというイメージがありますが、実は中国には漢方はないのだそう。中国で古くからある伝統医療が日本に伝わり、日本で独自の発展を遂げたのが漢方なのだとか。
基本的な漢方の効果とは、体全体のバランスを考えて、生じている不調和を整えていくというものです。そして人間が本来備えている自然治癒力を高めていくことを目的としています。
漢方薬とは
草、根、木、皮などの植物由来の成分や鉱物など、自然のもので薬効があるものを組み合わせて調合したものが漢方薬です。それぞれの症状に合わせて調合されます。
気、血、水のバランスを整える
漢方医学では、気(エネルギー)、血(血液)、水(体液)この3つのバランスがよい状態を健康な状態としています。漢方薬は崩れたバランスを整え、体を健康な状態にするのを助けてくれます。
漢方のメリットって?
病院でも治療法の一つとして漢方を取り入れ、西洋医学と合わせて治療に活用しているというケースも多くなってきています。漢方のメリットはどんなものがあるのでしょうか。
一人一人にあった治療ができる
体格や体質、体調が違えば、必要な薬の成分や量も変わります。そのときの症状に合わせて、その人にあった配合を考えて処方できるというのは、漢方の魅力の一つです。
未病に対応する
原因がはっきりしている病気の治療には西洋医学が有効です。しかし原因のはっきりしない不調には、漢方が有効だとされています。
だるい、疲れやすい、食欲がない、イライラする、こういった症状を漢方医学では未病と呼んでいます。病気ではないけれど、体に不調があるという状態です。こういった症状の治療には漢方が有効なのです。
病気を治すだけでなく病気になりにくい体を作る
西洋医学が即効性に優れているのに対して、漢方医学はじっくり時間をかけて体のバランスを整え、病気になりにくい体を作っていくという治療法です。すぐに効果は出ないかもしれませんが、気長に続けることで効果が期待できます。
不調改善に効果があるといわれている漢方を紹介しましょう。
独活葛根湯
体を温める作用があり、いろいろな症状に効果が期待できます。特に風邪のひき始めに効果的なので常備しておくと安心です。デスクワークが多くて肩こりにお悩みの方にもおすすめ。
効果が期待できる症状・・・風邪、インフルエンザ、肩こり、筋肉痛、中耳炎、頭痛、腰痛、胃痛、下痢、じんましん
五苓散
お酒が好きな方にはこちらがおすすめ。二日酔いによく効くそうです。利尿作用がある生薬が配合されているので、余分なものを体の外に排出するのを手伝ってくれます。
お酒を飲んだあとに顔がむくんだり、なかなかお酒が抜けないという方は飲んでみてください。お酒を飲む前に飲んでおいてもいいですよ。
効果が期待できる症状・・・二日酔い、めまい、頭痛、下痢、胃痛
加味逍遙散
疲れやすい、イライラしやすい、不安になりやすいという方におすすめです。自律神経を調整して、イライラやのぼせを鎮めてくれる効果が期待できます。
効果が期待できる症状・・・更年期障害、神経症、不眠、のぼせ
漢方は一般の薬に比べると、副作用は少ないですが全くないというわけではありません。自然由来の成分でもアレルギー症状が出る方もいるようなので、用法用量を守って慎重に取り入れるようにしてみてください。どの漢方を選んでいいかわからないという方は、医師や薬剤師さんに相談してみましょう。
副作用などが気になって薬を飲むのを躊躇する方も多いと思います。しかし不調を放っておくのもよくありません。漢方は様々な症状に対応しています。生理時の体の不調や、お肌のトラブル、貧血など普段から気になっている悩みがある方は漢方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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