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絶好の期間!鍋と日本酒を楽しみたくなる【10月23〜27日】

ANGIE / 2016年10月22日 11時0分



10月23~27日頃は第五十二候「霜始めて降る(しもはじめてふる)」。北国や山里では、そろそろ初霜がみられる頃ですね。

二十四節気でも10月23日頃は「霜降(そうこう)」とされ、この日を境に日増しに気温も下がり、露(つゆ)が霜(しも)となります。時雨(しぐれ)が降るのもこの時季ですね。雨が降ったかと思えば、すぐに青空が。

今は秋と冬のはざまにある季節。なんとなく淋しさを感じて、人恋しくなる人も多いのでは? 私もそのひとりです。

今日は心と体をあたためながら、淋しい気持ちをやわらげてくれる美味しい鍋と日本酒のお話です。

 
七十二候とは?
時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか? 流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。

季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。

「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。

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今が旬の食材を使って美味しい鍋料理


この時季、美味しい魚といえば、”鮭”。川で生まれた鮭は海へと下り、産卵のため9~11月、再び生まれた川へと戻ってきます。主に東北、北海道の沿岸に戻ってきた鮭を「秋鮭」「秋味」と呼ぶそうです。

今日は私の地元・宮城県の漁師の方に教えていただいた、人気の浜鍋をご紹介しましょう。もし手に入るなら、殻付きのエビを入れると旨味がアップしますよ。

簡単なのに、魚介と野菜もたくさんとれて栄養も◎。鍋には日本酒が合います。ぜひ、恋人や女友達と鍋を囲んで、日本酒で乾杯を!

 

【材料】(2人分)

鮭・・・2切れ


大根・・・1/6本


人参・・・1/6本


ネギ・・・適量


昆布(出汁用)・・・適量


水・・・400ml


味噌・・・20g


 

【作り方】

1.鍋に水と昆布を入れ、火をつけずに30分ほど漬けて出汁をとります。

2.大根と人参はイチョウ切り、ネギはみじん切りにします。鮭は熱湯をかけ、臭みをとったら、一口大に切ります。

3.1の鍋を中火で火にかけ、大根、人参、鮭を入れて煮ます。火が通ったらOK。もしエビを入れる場合はここで。味噌をくわえ味を整えて、仕上げにネギを散らしたら完成です。

 
日本酒のおしゃれな楽しみ方


私が暮らす宮城には、有名な酒蔵がたくさんあります。アナウンサーという仕事柄、酒蔵の方とお会いしてお話を伺う機会も多いのですが、最近、ワイングラスで日本酒を楽しむ女性も増えているとか。「おちょこでは味わえない繊細な香りが楽しめる!」という意見が多いのだそうです。

ワイン自体が香りを楽しむ飲み物。ワイングラスの形状から、口の中へのお酒の入り方、香りや味わいの広がり方も大きく変わります。グラスをまわすと、味わいもおだやかになり、飲みやすくなるそうです。

透明なグラスなら、日本酒の微妙な色の違いも一目瞭然。スパークリングタイプの日本酒であれば、シャンパングラスで立ち上がる泡を楽しみましょう。

 
人恋しい季節に人肌燗


日本酒はきりりと冷やしていただくのも美味しいですが、肌寒くなってきたら、やっぱり燗酒もいいですね。自宅でも簡単に燗酒が楽しめますよ。

徳利の九分目までお酒を入れて、そそぎ口にラップをします。鍋の水が沸騰したら火を止めて、そこに徳利をひたします。徳利の半分までつかればOK。アルコールが飛ばないよう、2~3分で燗するのがポイントです。

徳利の中のお酒が口まで上がってきたら、徳利を持ち上げ、底に触れて「やや熱いな」と感じたら、ちょうどぬる燗(約40℃)程度。そこからすこし冷ますと、人肌燗(約35℃)。徳利の底をさわるとほんのりあたたかく感じる温度です。

燗酒は、冷酒や常温では味わえない味覚と出合える、ちょっとオトナな日本酒の楽しみ方。日本酒本来のふっくらとした米の旨みと甘み、やわらかな味を楽しんでくださいね。

 
酒器にこだわると、より日本酒が楽しめます

Photo by 三浦奈々依


私が日本酒に目覚めたのは、ひとまわり年下の友人に上品なおでん屋さんへ案内していただいたのがきっかけでした。料理と日本酒に感動したのはもちろんですが、何よりも美しい酒器によってお酒の美味しさが増すことにすばらしさを感じました。それ以来、日本酒が大好きになり、酒器にもこだわるように。

自宅で愛用している酒器は、写真の宮内庁御用達「山田平安堂」の漆器です。日本酒をそそいだ瞬間、金箔が艶やかに光を放ち、酒器に命が宿るような感覚が。まるでお神酒をいただくような神聖な気持ちになります。あなたも、お気に入りの酒器を使って、日本酒を楽しんでみてはいかがでしょう。

今宵は、人恋しさをつまみに、美味しい鍋と日本酒をいただきませんか?

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