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【運気高まる】冬至にまつわる縁起物とは【12月21〜26日】

ANGIE / 2016年12月20日 15時0分



12月21~26日は、第六十四候「乃東生ず(なつかれくさしょうず)」。ウツボグサの芽が出てくる季節とされ、その花穂を"ナツカレクサ"と言うそうです。冬にも芽を出すとは、なんとたくましい生命力でしょう。

この時季は太陽の高さが最も低くなり、昼間の時間が一年でいちばん短くなる冬至(今年は12月21日)にあたります。この日を境に、春に向けて少しずつ太陽の力が強まっていくとされています。そう聞くと、春が待ち遠しいですね。

今日は、「春よ来い、早く来い」という気持ちを込めて、一足先に人生に春を呼ぶ、この時季ならではの縁起物をご紹介しましょう。

 
七十二候とは?
時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか? 流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。

季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。

「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。

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冬至から授与される縁起物


21日の冬至から、来年2月3日の節分まで、東京都早稲田に鎮座する「穴八幡宮(あなはちまんぐう)」で「一陽来復(いちようらいふく)」のお守りが授与されます。地元の人に「穴八幡」と呼ばれ親しまれている神社ですが、江戸時代より、冬至の日に早朝から多くの人が穴八幡にお参りする様子は、江戸の風物詩になっていたとか。

昔も今も変わることなく、人々がこぞって求めているのが「一陽来復」のお守りです。今年もお守りを求めて、早朝から多くの人が穴八幡に集まります。財運アップのお守りとして有名ですが、一陽来復には「厳しい冬が終わりを告げ、幸せの春がやってくる」という意味もあるのだとか。

まさに陰極まりて(いんきわまりて)陽に転じる日。冬至を境に日も少しずつ長くなり、春へ一歩一歩近づいていくのですね。

 
さまざまな融通がきく!?「ゆず」


穴八幡で授与される一陽来復のお守りは、「金銀融通」のご利益があるとされ、「ゆうずう」を「ゆず」にかけて、冬至は神社の露店でゆずを売るお店も多いそうです。

「人生滞りなく、お金はもちろん、すべての幸せに通じますように」という願いを込めて、この時季、旬のゆずを生活に取り入れてみませんか?

うどんやそばに添えて食べるも良し、お風呂に入れても良し。ゆずのように強い香りがする植物には、邪気を祓う力があると信じられていました。ゆず湯はひび割れやあかぎれに効果的と言われており、血液の流れを良くする効果が期待できることから、風邪の予防にもなるとされています。

ゆずを輪切りにして、ガーゼで作った袋に入れて湯船に浮かべれば、さわやかな香りに癒されますよ。

 

冬至を境に、少しずつ長くなっていく昼の日差しのように、 縁起物のお守りとゆずで、私たちの運気も少しずつ上がっていきますように。

【参考】『くらしを楽しむ七十二候』広田千悦子/泰文堂


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