先取りトレンド!アメリカで大ブーム中の【ハニーワイン】とは?
ANGIE / 2017年1月5日 17時0分
はちみつを発酵させて作るはちみつ酒(ミード)が今、アメリカで注目されています。
製造方法がワインに似ていることから、「ハニーワイン」とも呼ばれるこのお酒、クラフトビールやクラフトリカーに次ぐ新しいトレンドとして、話題になっているようです。なんと、すでに全米の150カ所以上の場所で作られているのだとか。
デザートワインのように甘いものから、すっきりしたタイプ、スパークリングまでバリエーションも豊富で、さらには栄養価も高く、飲みやすいのが人気の秘訣。今回は、そんなハニーワインのトレンドをレポートします。
ハニーワインってどんなお酒?人気の理由は?
Photo by Pinterest
ハニーワインとは、はちみつと水を混ぜて発酵させたお酒のこと。その歴史は古く、ビールやワインよりも前から作られていたのだとか。
種類はデザートワインのような甘口のものから、ミネラル感を感じる辛口のものまで、実にいろいろなタイプがあります。テイストを一言で表現するのは難しいですが、白ワインにハチミツの風味が加わり、ロゼワインのようなコクのある飲み心地。
主原料のはちみつには、ビタミン類(ビタミンB群、C)やミネラル類(カルシウム、鉄、マグネシウム)、ポリフェノールがたっぷり。美肌やアンチエイジング効果などが期待されています。
また、はちみつのブドウ糖はエネルギー代謝が早いので、疲労回復にもピッタリ。お酒でありながら、エナジードリンクのような飲み物なんです。
Photo by Pinterest
ではなぜ、そんな古くからあるお酒が現代で人気なのかというと……。アメリカでは今、"原点回帰"、"地産地消”がライフスタイルやビジネスのキーワードとなっているんです。
原点回帰とは言い換えれば、基本に立ち返ること。新しいもの、既存品と違うものを求めるあまりに無理のある商品が多くなっている今、本当にいいものや正しいものを見直そうという市場の雰囲気があります。
例えば今話題の、油や砂糖、小麦粉をいっさい使わないネイティブアメリカンの伝統料理"インディアンフード"もそのひとつ。人が食品加工を始める前の原点に戻るという意味で注目されています。地産地消もしかり。流通が発達する以前そうだったように、地元で作られたものを地元の人たちで消費する、イコール食の「新鮮」「安全」につながるという考え方です。
地元で採れたはちみつで、地元の醸造所が作ったハニーワインは、まさに”地産地消”。特にサンフランシスコやニューヨーク、ポートランドなど食の意識が高い街では、グローサリーストアやレストランでの取り扱いが増えています。写真のように、ハニーワインの特設スペースを設けるお店も急増中!
さらにはバーなどでも、ミクソロジストが好んで地元のハニーワインを使って、カクテルを作っているのだとか。
日本でゲットできるおすすめハニーワイン
日本でも、いくつかの酒造メーカーが製造したものや、海外から輸入販売を行っているものがあります。日本で手に入る商品はまだ甘口のものが主流ですが、これから辛口タイプも増えるかも!?
ここでは、ネットで買えるハニーワインをご紹介しましょう。
Photo by Amazon
ドクターディムース ハニーワイン>
こちらはドイツ産の甘口ハニーワイン。果実酒の産地として知られる、ドイツ・カトレンブルグで作られているワインです。ドイツ農業協会の厳しい品質チェックをクリアし、さらには特定基準を満たしたものに贈られる金賞も受賞しているという、まさに折り紙つきのハニーワインなんです。
さっぱりとした甘口なので、よく冷やしてデザートワインとして飲んだり、あたたかいハーブティーにはちみつ代わりに混ぜるのがおすすめの飲み方です。アメリカでは、アップルサイダーとミックスして飲むのが人気ですよ。
Photo by 山田養蜂所
蜂蜜酒「ミード」
はちみつブランドとして有名な、山田養蜂場がこだわり抜いてセレクトした、ドイツ・クリッシャー社のハニーワイン。上質なはちみつと、地元ドイツのアイフェル火山地方の泉に湧く清水を使用して発酵させたものです。
はちみつのスペシャリストが選んだだけあって、後味まではちみつそのものの味がしっかり残って、とってもまろやか。ワインと同じアルコール度数とは思えない飲みやすさです。
スパークリングウォーターと割ったり、アイスクリームにかけたりしてもおいしいですよ。
Photo by Amazon
スパークリングミード HONEY MOON
高知にある酒造メーカーが作り上げた、スパークリングタイプのハニーワイン。甘口と聞いていましたが、後味すっきりで意外とさわやか、まるでシャンパンのようなリッチな風味です。
食前酒として、イタリアンや和食にも合いますよ。ハネムーンと名前がついているのは、その昔ヨーロッパで、花嫁の父親が新婚旅行に旅立つ夫婦にミード(ハニーワイン)を贈ったというならわしからです。ラベルも華やかなので、ギフトにもピッタリですね。
日本ではまだまだ珍しいハニーワインですが、日本人の口には合わない、なんてことは決してありません。
冷たくして飲むのはもちろん、ホットティーに、カクテルに、デザートに……いろいろ楽しめるハニーワイン、ぜひ試してみてください。
参考:花園養蜂場
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