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【経験者に直撃】10年以上続く不倫関係。彼女がたどり着いた心の変化とは?

ANGIE / 2017年3月29日 21時0分



一口に不倫といっても、ちょっとした出来心で始まり単発で終わる不倫もあれば、人生の長い期間を共にする不倫もあります。イケナイことと分かっていても、ズルズルと関係を続けてしまう女性も多いのではないでしょうか。

今回、実際に10年以上に渡って不倫関係を続けているAさん(40代女性)にその実情を伺うことができました。なぜ長期に渡って不倫関係を続けているのか、今後の人生についての考えや結婚観などを語っていただきました。

 
不倫を続けているワケ


現在独身のAさんは不倫歴12年。30歳の時に出会った1つ年上の彼と週2回は会い、現在も恋人のような関係がずっと続いているといいます。付き合ってしばらくしてから彼が既婚男性と分かった時は、すでに好きになってしまっていたのだとか。

当初、独身を装っていた彼に、ショックや怒りで何度も別れようとしたというAさん。なぜこんなにも長い間、関係を続けているのでしょうか?
「彼はとてもピュアで情熱的。彼が結婚しているという事実を忘れさせてくれるくらい私のことを愛してくれています。当初は週4くらい会っていました。実際、12年経った今でも変わらず私を大切にしてくれますよ。

もちろんずるいなとは思いますけど、私のことを誰よりも理解してくれてるパートナーのような存在です。彼の情熱と人柄、性格、相性すべてが自分にしっくりとくるので、他の男の人だと満足できないんですよね。

今では彼と自分は”不倫”という感覚で付き合っていないので、休日は一緒に外デートを楽しんだり普通の恋人と変わりありません」(Aさん)
不倫というとドロドロした嫉妬や修羅場のようなイメージが先行しますが、Aさんの様子は実に爽やかで軽やか。不倫という言葉からくる苦悩や憔悴感はなく、生き生きと魅力的にすら感じました。

以前は彼との結婚願望もあったというAさん。「結婚していることも含めて彼なのだと思えるようになったことでさらに愛しく感じるようになり、次第に彼と結婚したいという執着も少なくなりましたね」と話してくれました。

 
デメリットも受け入れる覚悟が必要


不倫は一般的には認められない行為なだけに、「結婚適齢期の大事な時期を費やしてしまう」「友達に彼氏を紹介できない」「会いたい時に会えない」「安定した普通の結婚生活と縁遠くなる」など、普通のカップルにはないデメリットがあるようです。

「でもそれはすべて自己責任ですからね」と潔く話すAさん。
「もちろん、寂しくて孤独に感じたり、誰かに甘えて寄り添って生きたいと思ったこともありますよ。彼を恨んだこともあるし、なんで私だけこんな思いをしなきゃいけないんだろうって思ったこともありました。

でも、この関係を望んだのは私自身なので、すべて自己責任なんですよね。それが嫌なら彼と別れればいいこと」
自分自身が苦悩すると分かっていても彼を愛し続ける道を選んだAさん。不倫関係を長く続けるには、普通のカップルでは経験しなくていいデメリットを受け入れる覚悟が必要だといえるでしょう。

 
積み重ねた時間によって変化する気持ち


10年以上の月日が流れるとAさんの気持ちにも変化が。辛さや寂しさと闘いながらも、仕事や趣味に打ち込んだり、日々の生活で楽しいことを見つけたりと心にも余裕が生まれたそうです。
「不倫も10年以上となると、もはやそれ自体が新しい形になってくるんじゃないかな。

これからどうなるかは分かりません。彼と付き合っている間も、何度か他の人と恋愛もしましたよ。他にご縁があれば結婚したいとは思ってますから。だからといって彼との12年を後悔はしていません。

今は奥さんと別れてほしいとか、泣き叫んだりすることは一切ありません。時間を重ねたことによって、彼が仕事などを頑張れているのも奥様の支えがあってこそと思えるようになりましたから」
最初は恋人感覚だったふたりが長い間関係を続けることで、まるで夫婦のように関係が熟してくる。夫婦ではないにしろ「自分がちゃんと愛されている実感があるから、相手の奥様にも嫉妬することはない」というAさんの言葉が印象的でした。

 

人生において誰を愛すかは自己責任。不倫は決して許される行為ではありませんが、夫婦とはまた違った絆を考えさせられました。

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