冬は要注意!知らなきゃ損「大人ニキビ」を撃退するための重要なポイントは?
ANGIE / 2017年11月8日 21時0分
乾燥しがちな季節に入り、肌のケアはより一層気を使いますよね。なんとかして保湿をしようとあの手この手を試していると思います。しかし、同時に乾燥肌にできるニキビにも気をつけなければなりません。
冬はニキビができないというのは大きな間違い。実は治りにくい厄介な「大人ニキビ」ができやすい季節なんです。
さて、この難しい時期をどう乗り切るか……。今回は大人ニキビとその対策について説明していきます!
冬こそニキビができやすかった!
冬なのにニキビ? と不思議に思う人も多いと思いますが、実は冬こそニキビができやすい肌になっているんですよ!
そもそも、ニキビができるのは、肌のバリア機能が弱まって皮脂が毛穴に溜ってしまうからです。皮脂がニキビの原因と思っている人も多いと思いますが、皮脂自体はニキビの原因にはなりません。皮脂が溜って毛穴に詰まることが、ニキビができる主な原因です。
皮脂が溜るのは、オイリー肌の人もドライ肌の人もなりえること。特に乾燥しやすい冬場ほどバリア機能が失われるので、それを守ろうと肌に多くの油分が分泌されます。それが適切な量なら問題ないのですが、多くの場合、過剰に分泌されてしまうので、肌が受け止めきれなくなり、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。=(イコール)ニキビができるということですね。
こうしてできたニキビは青春時代のニキビと違って、「大人ニキビ」と言われています。大人ニキビは普段はニキビができない人もなりやすいので、気をつけたいところです。
乾燥肌の人の99%が「大人ニキビ」ができやすい肌
肌が乾燥しやすい冬場ほどニキビができやすいということからも分かるように、乾燥肌の人ほど大人ニキビはできやすいと言えます。
肌の水分がカラカラの状態だと、水分の蒸発を防ごうと、角質が厚くなって肌の柔軟性が低下します。すると、体はなんとか肌をやわらかくしようと皮脂を分泌し、さらに乾燥から肌を守ろうとプラスで皮脂を分泌していくんです。結果的に皮脂過剰の状態になっていきます。
となれば、もちろん毛穴に皮脂が詰まりやすく、ニキビがどんどん増えていきます。乾燥肌なのになぜ? と、ストレスに思うかもしれませんが、それは決して珍しいことではないんです。
実は乾燥肌の人の99%が皮脂が過剰分泌状態にあると言っても過言ではないそうです。今は大丈夫な人でも、肌環境的には、いつ大人ニキビが出現するか分かりません。早めの対策こそが、キレイな肌を保つポイントです。
「ニキビができたから保湿をしない」は、大きな間違い
それではそんな厄介な大人ニキビを出現させないために、できる対策はあるのでしょうか? その答えは「YES」! もちろん身近にできることが、たくさんありますよ。
まず一番気をつけたいことは、保湿を怠らないことです。ニキビ=油分と思い込んでいる人が多いので、ニキビができたらその部分だけ保湿ケアを避けがちですが、それは大きな間違いです。肌は水分と皮脂のバランスによって成り立っているので、乾燥すると肌が皮脂が足らないと思ってより脂を分泌させてしまうという結果を招きます。まさに逆効果ですね。
ニキビができてしまったら、とにかく保湿をしっかりとして、乾燥させないことが大切です。これまでさっぱりめの保湿クリームを使っていた人は、保湿力の高いものに変えてみるのも良いかもしれません。
また、ニキビができたことでニキビ専用の洗顔料にチェンジする人もいるかもしれませんが、冬はより乾燥を引き起こしてニキビが治りにくくなる可能性も。
しっとりめ~普通のものを使い、乾燥しにくい肌環境を整えることをおすすめします。
気温の寒暖差は、ニキビ肌を誘発する原因に
急激な寒暖差も皮脂の過剰分泌に繋がります。冬は外は寒いのに、室内は暖房によって暖かいという状況が多いですよね。こんな環境も大人ニキビにはマイナスです。温度差によって肌が刺激され、皮脂を分泌して肌を守ろうとしてしまいます。
なかなか寒いと難しいですが、できるだけ家では暖房器具をひかえるように努力しましょう。自分の部屋は暖かくても、キッチンやリビングが冷えていると、それだけでも温度差によって肌を刺激することになります。
電気毛布や電気カーペットを手放せない人も多いと思いますが、そこから出た時に肌に冷たい空気が一気にあたるので、あまりおすすめはできません。できるだけ電化製品に頼らず、インナーを強化するなどして、対応するように心がけましょう。家ではもこもこの靴下を履くだけでも違いますよ。また、インナーはシルク地のものにすると、保温効果がさらに見込めます。
もし会社などで、どうしても暖房にあたらなければならないのなら、卓上加湿器を常備し、寒暖差があっても乾燥しないように配慮してくださいね!
女性ホルモンをアップさせ、男性ホルモンの優勢を防ぐ
ニキビができやすい原因の中には、女性ホルモンが弱まることも挙げられます。女性ホルモンより男性ホルモンが優勢になると、皮脂が詰まってニキビができやすくなってしまうんです。
となると、女性ホルモンを正常に保つことが大切になってきますが、それは生理周期も整えることにも繋がります。積極的に実践したいですね。
まず、女性ホルモンを減らさないためにできることは、なんと言っても体を冷やさないことです。サラダを温野菜にしたりお風呂に浸かる習慣をつけ、冷え対策に励みましょう。
食事に気をつけることで冷えを改善させるなら、色や形で冷えに効く食材かどうか判断できます。オレンジや黄色の野菜や果物は体を温め、さらに小さいもの、丸いものも体を冷やしません。みかんや人参などはそれに当てはまりますね。
逆に体を冷やす野菜は白や緑色の寒色系で、形は大きくて長いものです。大根やきゅうりはまさにそれに当てはまります。覚えやすいので外食の時も意識して体を温めるものを食べるようにしましょう。
また、睡眠の質を高めることも重要です。寝る前は読書をしたり睡眠にいいヨガをして、心をリラックスさせてください。これらを行うと副交感神経が優位となり、睡眠に入りやすくなります。食事後すぐに寝ないことも重要ですね。寝る前の飲食は体の消化機能を無理やり働かせるので、体だけではなく、なかなか脳が休まりません。
それに、女性ホルモンに直接働きかける食材もあるんです。女性ホルモンを生成するのは大豆製品や魚類などです。納豆や豆乳は女性ホルモンの分泌に欠かせません。
ニキビに効くサプリは?
外部刺激に影響を受けやすい冬の肌は、内側から変えていくことが一番確実で、効果的です。上記に挙げた食材を食べるのもいいですが、難しければサプリに頼るのも一つの手ですよ。
おすすめは、かぼちゃやナッツ類に含まれる「ビタミンE」のサプリです。これは“若返りのビタミン”とも言われ、カサつく肌にうるおいを与えていきます。冷えにも効果があるので、冬にこそ摂りたいサプリですね。ダイエット中の緑黄色野菜が不足がちな人にも強い味方となってくれます。
フランス海岸松という松の樹皮から抽出された「ピクノジェノール」は、女性ホルモンを増やすフラボノイドが豊富なサプリです。生理痛などの女性の体の不調にも良いとされています。
そしてエイジングケアでおなじみの「プラセンタ」もおすすめです。プラセンタは赤ちゃんを守り、育てる胎盤のことで、エイジングケアに効果があると言われています。美容液に多く使われていますが、サプリとして飲むことでも内側から肌に若々しさを与えていきますよ。ホルモンバランスを整える効果も期待できます。
「自分は乾燥肌だから大丈夫!」だなんて安心している人ほど、要注意です。乾燥肌であろうとなかろうと、ニキビができるのはみんな一緒なんですね。しかも冬なのにニキビがあると、より肌質が悪い印象を受けてしまいます。
油断は大敵です。防ぐことはもちろんですが、冬の大人ニキビができても正しいケアをして、確実に治していきましょう!
参考:相澤皮フ科クリニック、proactiv、スカルプDボーテ、DHC
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