プラスチックは新しい資源になる!?今すぐできる環境貢献って?
ANGIE / 2020年2月14日 14時0分
プラスチック製品による環境問題についての意識の高まりは、ここ数年で世界的に広がっています。
日本でも、ビニール袋の有料化やプラスチック製のストローを使わない店が出てくるなど、生活の中でもプラスチックについて考える機会が増えました。ペットボトルを分別して捨てるのは、もはや常識になりましたね。
今回は、そんな環境汚染の一因ともされるプラスチックが、これからは環境にも優しい素材になるかもしれないというお話です。
ペットボトルが再生資源ゴミになる!?
「リサイクルプラスチック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? これは使用済みのペットボトルを再生して作られたプラスチックのこと。
対して「バージン・プラスチック」は、新たな天然資源を投入して作ったプラスチックのことを意味します。
どちらが環境に優しいかは、もうお分かりですね。もちろん、リサイクルプラスチックです。
ペットボトルを再生して再利用すれば、ゴミとして廃棄することなく、さらに新たに天然資源を使う必要もありません。
プラスチックをできるだけ使わないという意識は確かに重要ですが、プラスチックは軽く、柔軟性や衝撃に強い特性があり、私たちの生活に欠かせない素材になっていることも事実です。
ならば、リサイクルして価値ある「資源」として進化させようというのが、リサイクルプラスチック開発の根底にある考え方です。
便利さと環境保全を両立するリサイクルプラスチックへの関心は、企業にも広がっています。
エビアンが2020年春からリサイクルプラスチックを導入
フレンチアルプス生まれのナチュラルミネラルウォーターブランド「エビアン®」も、リサイクルプラスチックを積極的に取り入れようとしている企業です。
エビアン®は2025年までに、すべてのペットボトル製品において、リサイクルプラスチック使用率100%を目指すことを宣言しています。
この目標達成に向けてエビアン®が取り組んでいるのが、大量調達→大量生産→大量販売→大量利用→大量廃棄といった「直線型」モデルから脱却して、リサイクル・再利用・再生産などにより資源の循環を図る「資源循環型」モデルへと移行することです。
この資源循環型モデルでは、すべてのボトルをリサイクルプラスチックを使用して製造し、バージン・プラスチックを一切使用しないのもポイントです。
エビアン®
その過程のひとつとして、エビアン®は2020年3月より日本でもすべてのペットボトル製品にリサイクルプラスチック素材を10%使用したボトルを導入することを発表しました。
実は、現在使用されているボトルも資源循環型モデルに対応できるようデザインされており、100%リサイクル可能になっているのだとか。
何気なく飲んでいた水が、こんなに環境のことを考えて作られていたのですね。
エビアン®はグローバル・ブランドとしての影響力を活かし、こうした課題の解決に向けて先導的な立場をとりながら、業界を横断した協業をはじめとして、パートナー企業とともにプラスチックに対する向き合い方を変化させていくことを目指しているそうです。
地球の一員としてできること
世界的な企業が環境保全に向けて具体的に取り組みを始めていることは、私たち消費者にも良い刺激となるのではないでしょうか。
国や大企業だけに任せるのではなく、私たち一人一人も環境を大切にするという意識を持ちましょう。
個人の取り組みは小さいかもしれませんが、環境に優しい素材の使用や活動に取り組む企業の製品を購入することも、環境貢献につながります。
あなたも地球の一員だということを、忘れないでくださいね。
参考:エビアン®
この記事に関連するニュース
-
寺岡精工が、地元・大田区、サントリーグループ、J&T環境とペットボトルリサイクルに関する協定を締結
Digital PR Platform / 2024年12月25日 14時30分
-
プラごみの海に沈む地球を救う方法...「たった4つの政策」で廃棄は90%減できる
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月18日 15時26分
-
BRING(TM)、「ぐるぐるふくい2024 produced by フクミラ」に出展
PR TIMES / 2024年12月6日 16時45分
-
洗濯機のリサイクルは4巡目に! 循環型社会を目指すシャープの技術をひも解く
マイナビニュース / 2024年12月3日 16時48分
-
JEPLAN、長崎県長崎市と水平リサイクルの促進に関する連携協定を締結
PR TIMES / 2024年11月26日 17時45分
ランキング
-
13/4が日本製? 台湾で「日本の電車」が使われ続ける意外な理由
オールアバウト / 2024年12月25日 21時25分
-
2トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
3「丸出だめ夫」人気博した漫画家・森田拳次さん死去、85歳…ちばてつやさんらと戦争体験伝える
読売新聞 / 2024年12月25日 21時5分
-
4帰省キャンセル希望界隈の妻が叫ぶ!「高額交通費にめまい」「親戚大宴会で完全アウェーが恐怖」
オールアバウト / 2024年12月25日 22時5分
-
5ユニクロが「名作コラボ」を復刻、コスパは抜群なのに“ちょっと残念”だった理由
日刊SPA! / 2024年12月25日 8時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください