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不調を引き起こす「足元の冷え」、専門家が語る改善のポイントとは?

ANGIE / 2020年11月16日 20時30分

日に日に寒さが本格化するこの季節。


スカートやパンツなど足首を見せるコーディネートは足元をスッキリ綺麗に見せてくれる一方で、「寒さが気になる……」という方も少なくないのでは?


そこで今回は、レッグウェアメーカーである岡本株式会社のトレンドニュースをもとに、「足元の冷え」の影響と対策法についてご紹介します!


 


冷え性の女性が増えている……!?


日本人女性は約8割が冷え性と言われています。現代の平熱の定義は36.6~37.3℃、60年くらい前の日本人の平熱は36.8℃でしたが、現代人は35.8~36.2℃くらいと、平熱の定義よりも低く、昔の日本人と比べても約1℃低くなっています」


そう語るのは、イシハラクリニック副院長で、温活ドクターとしても活躍している石原新菜先生。


平熱が下がった大きな原因には、昔と比べて体を動かさなくなったことが関係していると言います。


「昔は洗濯板での洗濯、雑巾がけなど日常生活における活動量が多かったのですが、今は生活が便利になって動かなくなってしまいました。また、昔ながらの和食から、パンやサラダなどへの食事の変化やお風呂に浸からなくなったことも低体温の原因と考えられます」


入浴が体にいいとはわかっているものの、ついシャワーで済ませてしまうという人も多いはず。


冷え性がなかなか改善しない原因は、何気ない日常生活を見直してみるのもよさそうですね。


 


不調の原因は下半身の“めぐり”にあるかも…!?


岡本株式会社


冷えを考えるうえでのキーワードとなるのが、“めぐり”


というのも、東洋医学では、『気血水』といって、体のエネルギーや血や水分の“めぐり”を重要としています。


「現代人は『気血水』の“めぐり”が悪く、下半身の血流が悪い人が多くなっています。足先までめぐっていれば下半身の臓器は元気な状態ですが、“めぐり”が悪いと様々な不調につながります」


石原先生いわく、このように下半身の“めぐり”が悪くなることは、生理痛、生理不順、便秘、下痢、むくみ、膀胱炎といったさまざまな不調につながっているのだとか。


 


冷えを改善するポイントは?

では、体全体の“めぐり”を良くするにはどうしたらよいのでしょうか?


「重要なのは『頭寒足熱』、下半身を温めることが重要です。下半身全体を温めることが大切ですが、なかでも足裏には“めぐり”を良くするツボが沢山あるので、そのツボを温めてください」と石原先生。



岡本株式会社


特に冷えに効果があるというのが、上記に描かれている足の甲の『太衝(たいしょう)」足指の付け根の「八風(はっぷう)」足裏の「湧泉(ゆうせん)」という3つのツボ。


これらのツボを意識して温めるとともに、ちょっとした時間に押すよう心がけるのがポイントだそうです。


 


“めぐり”改善には、歩くのも効果的!生活習慣を見直そう


「また、“めぐり”の改善のために、皆さんにもっと歩いてほしいと思っています」と石原先生。


できればスニーカーやフラットシューズを履き、会社に行くときに距離を伸ばして歩いたり、駅の階段で上り下りしたりするのが効果的だといいます。


そのほか石原先生が勧めるのが、しょうが紅茶など、体を温めるドリンクを飲むこと。しょうがの汁や粉末、 シナモンパウダーなどを、 紅茶や白湯に足すと良いのだそう。


お風呂にゆっくり浸かったり、腹巻きやインナースパッツを着用するなど、日頃から体を温める生活習慣を意識するのも重要です。


 


日常生活の一部に取り入れるかたちで、気軽に取り入れられそうな「冷え対策」。


ぜひこれを参考に、今日から実践してみてはいかがでしょう?


 


 


※参考:岡本株式会社


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