美容皮膚科医に聞く「この冬おすすめの潤いケア」!マスク荒れや手荒れを防ぐ方法
ANGIE / 2020年11月26日 17時0分
気温・湿度ともに低くなり、肌の乾燥が気になる冬。
とくに今年はマスクを着用する時間が増えて、例年以上に肌の乾燥が気になる……という人も多いのではないでしょうか。
そんなみなさんのために今回は、冬のおすすめ乾燥対策についてご紹介します!
教えてくださったのは、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生。
日本で初めて、肌の潤いを守るヒアルロン酸を機能性関与成分として配合した機能性表示食品「からだ巡茶 モイスティア」の発売にあたり開催された、オンラインイベントにてお話をしてくださいました。
寒さだけじゃない!暖房にマスク……冬の乾燥肌の原因
近年は暖冬傾向が続いていましたが、気象庁の発表によると、今年は一転して冬らしい寒さの日が増えるとのこと(10月23日時点)。
寒さが厳しくなるということは肌の乾燥リスクも高まるということですが、「この時期の乾燥の原因は、気温や湿度の低下だけではありません」と慶田先生は話します。
「暖房の利用と、長時間のマスク着用も肌の乾燥リスクを高める要因です。
暖房は空気を暖めることで部屋の温度を上げるので、水蒸気が発生しません。つまり、温度だけが上昇して湿度は低下するため乾燥を招く原因に。
また、エアコンの風を直接浴びると肌や唇、髪などが乾燥しやすくなります。
さらに、長時間マスクをつけていると表情や口の動きでマスクが擦れてマスクの布に保湿成分が奪われ、肌が乾燥しやすい状態になります」(慶田先生)
マスクは「肌に油取り紙をずっとつけているようなもの」と言う、慶田先生。
先生のクリニックでも、マスクによる肌荒れに悩まされている人が多く訪れるようになったそうです。
美容皮膚科医おすすめ!冬に取り入れたい、潤う美容習慣
例年以上に乾燥に悩まされそうな今回の冬。肌の潤いを保つためにはどんなことを心掛けると良いのでしょうか?
慶田先生が「何よりも重要!」と言うのが、こまめな保湿。保湿効果の高いクリームをつけて肌の防御力を高めることが大切だと言います。
「朝晩のスキンケアで保湿クリームを塗る人が多いと思いますが、乾燥が気になる冬は日中にもう一度プラスして塗るだけでも乾燥がやわらぐはず。
ただし、化粧水やスプレータイプは余計に乾燥してしまうのでNG。
水分を抱える働きのあるヒアルロン酸やセラミド、グリセリンやアミノ酸、加水分解コラーゲンといった保湿成分が含まれている乳液やクリームを選ぶのがポイントです」(慶田先生)
また、外からだけでなく、内側からの保湿ケアも重要だそう。
「最近の研究で、ヒアルロン酸やセラミドといった潤い成分は肌の表面からだけでなく、内側からも摂取することで肌の水分量が高まることが分かってきました」(慶田先生)
これは朗報! サプリメントは飲むだけと手軽なので、忙しい毎日でも継続しやすいのが嬉しい限り。
たとえば冒頭でご紹介した「からだ巡茶 モイスティア」には、ヒアルロン酸が配合されています。ヒアルロン酸には皮膚水分量を保持させる働きがあるので、スキンケアと合わせて内側からも取り入れたいですね。
急増中!ハンドクリームもお手上げの「手」の乾燥対策
イベント後半では、Q&Aコーナーの時間が。この機会にANGIEを代表して、今年とくに気になる手の乾燥悩みについてお聞きしました。
Q.アルコール消毒や頻繁な手洗いによって、ハンドクリームを塗ってもすぐにカサつく手の乾燥対策はどうしたら良いでしょうか?
A.「まずは必要以上に手洗いや消毒をしている人は適正な回数かどうかを見直すこと。
外から帰ってきたとき、トイレの後、料理をする前、屋外から屋内へはいる際などで良いと思うので、神経質になりすぎていないか見直してほしいと思います」(慶田先生)
「あとは、手袋をするのも有効です。
食器洗いのときに手袋をする人は多いと思いますが、それだけでなく野菜の下ごしらえや掃除などにも手袋の着用をおすすめします。
水やアクに手指がさらされれば、さらされるほど肌は痛むので、そういったシーンにおいて手袋を活用すると、刺激が少なくなります。
また、手を冷やさないのも大きなポイント。冷えは乾燥を助長させるので、外では手袋をするなど冷やさない工夫をすると良いですね」(慶田先生)
一度乾燥すると、なかなか治らない手の乾燥。「たかが手荒れ」と思わずに、対策をとっても良くならない場合は早めに皮膚科に相談しましょう。
これからますます寒さが厳しくなりますが、外側と内側からの保湿ケアで乾燥対策はばっちり!
ご紹介した潤い習慣を取り入れて、この冬は乾燥に負けない肌を目指したいですね!
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