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頭痛、肩こり、イライラ…「なんとなく不調」対策を医師が伝授!

ANGIE / 2023年1月24日 19時0分


病気というわけではないのだけれど、どこか調子が悪いなと感じること、ありますよね。


株式会社ツムラの調査によると、こうした「なんとなく不調」を感じている人は7割前後もいるそう。コロナ禍が始まって以来3年間、その割合は高い水準を保ったままだそうです。


「なんとなく不調」はどう対処したらいいのか、外科医で漢方専門医でもある今津嘉宏先生に話をお聞きしました。


 


ストレスを感じている人は「なんとなく不調」を感じやすい


出典:ツムラ


ツムラが全国の20代~40代男女1,800人を対象に行った調査によると、2022年は4人に3人(75.6%)が「なんとなく不調」を感じており、男性(70.0%)よりも女性(81.1%)が多いという結果に。



出典:ツムラ


不調の症状1位は「頭痛」(55.1%)で、「疲れ・だるさ」(51.5%)、「目の疲れ」(50.0%)、「肩こり」(49.7%)、「イライラ感」(38.2%)と続きました。


これらの不調を感じた際、「病院に行く」と答えた人は35.7%、「市販薬を服用」すると答えた人は48.2%となっており、前年度の調査よりも増加しています。



出典:ツムラ


この「なんとなく不調」についてさらに詳しく調べたところ、「ストレスを感じている」人のほうが、不調を自覚する割合が高いことが判明。


また、受診を躊躇する人のほうが不調を自覚する割合も高いことが分かりました。


「なんとなく不調」を自覚する人は、ストレスを抱えながらも受診を控える傾向があるようです。



また、調査ではコミュニケーションが多い人ほど心身の調子がよいことも明らかになっています。


コロナ禍以降は人とのコミュニケーションが減り、マスクで表情や感情が分かりにくい、声がこもってよく聞こえないなど、コミュニケーションの質が低下していると感じることも少なくないのでは。


楽しく会話をして笑い合える時間がないと、いつしか心に鬱々としたものが積もってしまいます。


会話やアクティビティによって、日々のストレスが緩和されるという経験は誰しもしているはず。ストレスをためないためにも、人とのコミュニケーションが必要なのです。


 


伸びで「なんとなく不調」を改善しよう

今津先生に「なんとなく不調」の調査結果について伺ったところ、今津先生のクリニックでも頭痛、疲れ・だるさ、目の疲れ、肩こりなどの症状を訴える患者さんが増えているそう。


「コロナ禍による外出制限で運動したり移動したりする機会が極端に少なくなり、運動不足による肩こりや腰痛、首こりからくる頭痛や目の疲れ、筋肉量の低下に伴う疲労感やだるさなどの症状が顕著になります」(今津先生)


1日中家にいることは、動物園の檻(おり)にいることだと同じ、と今津先生。家に閉じこもること自体がストレスになるのです。



今津先生が教えてくれた、「なんとなく不調」を改善する手軽な方法が「伸び」です。


① 両腕を身体の前に伸ばし、ゆっくりと背中側へ開く。

② 手のひらを上へ向け、できるだけ小指が上、親指が下になるように回転させる。

③ 両腕を伸ばしたまま背中側へ広げ、左右の肩甲骨が合わさるようにして約1分キープ。

④ ゆっくりと元の位置へ腕を戻す。

⑤ 両腕を真っ直ぐに上へ伸ばす。

⑥ 手のひらは後ろ側へ向くようにし、できるだけ小指が後ろ、親指が前になるように回転させ、ゆっくりと天高く伸ばす。

⑦ 約1分キープしたら、ゆっくりと下げる。


この「伸び」を30分に1回程度行うと、「なんとなく不調」の症状がぐっと楽になるそう。ぜひトライしてみて。


 


リアルに対話できる「医療従事者」がコミュニケーションの鍵に


今回の調査では、コミュニケーション頻度が増えた人は心身の調子が上がり、逆に減った人は調子が下がるという傾向が明らかになりました。


気軽な相談や雑談ができないことで、小さな不安が解消されずに膨れ上がっていることが予想されます。


そんな生活の中で今津先生がすすめるのが、リアルで対話できる「かかりつけ医」をはじめとした医療従事者とのコミュニケーション


「SNSやWEBではなく、対面で実際に会って話ができるかかりつけ医療機関(病院、診療所、薬局など)を見つけましょう。人と人は相性があり、ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、その最初の一歩を踏み出すことが、いま抱えている問題を解決する糸口になるかもしれません」(今津先生)


風邪やちょっとした怪我でも受診できる近所の病院に、親身になって相談に乗ってくれる医師や看護師、薬剤師がいれば、いざという時も安心です。


これを機に、かかりつけ医の活用について考えてみるといいかもしれません。


 


病院は気軽に「相談」してOKな場所


筆者は医師に取材をすることが多いのですが、多くの開業医が「気になることがあれば、ささいなことでも相談に来て大丈夫です」と語ります。


「こんなことくらいで受診して」と怒られるかもと来院を躊躇する方が多いそうですが、怒られることはまずありません。


医師に相談して問題ないことが分かれば気持ちがすっきりしますし、何より「気さくに相談できる存在」が近くにいることはとても大切です。


心身ともに元気に過ごすためにも、気軽に相談できるかかりつけ医、かかりつけのクリニックを見つけましょう。


 


取材/出典:ツムラ


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