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今こそSNSより「文通」が面白い!? アナログな“手紙”ならではの楽しさを取材!

ANGIE / 2024年5月23日 18時20分


世の中にはいろいろな趣味があります。


〇〇鑑賞やジム通い、旅行などのベーシックな趣味もあれば、聞いたことがない趣味や、「えっ?」と驚かれる趣味があることも……。


珍しくて面白い「趣味」を持つ人のインタビューをお届けします。


今回ご紹介するのは、「文通」。


日本中の知らない人と「文通」を趣味として楽しむ


取材したツバメさん(仮名)は週に3日パートで働きつつ、二人の子どもを育てる主婦です。


このツバメさん、とても多趣味。


フラワーアレンジメントにフェルト手芸という女性らしい趣味があるかと思いきや、10代から相撲鑑賞にハマり、なんと最近は文通を楽しんでいるのだとか……!?


 


――文通を始めたきっかけを教えてください。

ツバメさん:5年ほど前に、メディアで文通プラットフォームを紹介していたんです。


プラットフォームを介することで、住所や名前といった個人情報を明かさずに文通できるというサービスで、面白そうだと思い私も加入してみました。


 


――どうやって文通相手を見つけるのですか?

ツバメさん:私が登録しているサービスの場合、例えば「彩の国通り〇〇番地(例)」などという仮の住所がもらえます。


仮の住所は実際の住所と少しだけリンクしていますが、名前はニックネーム。


文通相手にわかるのは大まかな住んでいる場所と性別、そして簡単なプロフィールだけです。


プロフィールを見て気になる人がいたら手紙を書いたり、私のプロフィールを見た人から手紙が来たりします。



▲Photo by TSUBAME


――今、何人の相手と文通していますか?

ツバメさん:私の文通相手は現在10人。皆さん全国各地に住んでいて、全員女性です。


 


――そんなに相手がいたら、毎日手紙を書かなくてはいけなくて、大変なのでは!?

ツバメさん:そうでもありませんよ。


私が登録しているサービスでは、月に2回、手紙をまとめて配達してくれます。ですから、どんなに多くても月に2回以上はやり取りできません。


また、人によって返事を書く頻度が違うので、毎回返事をくれる人もいれば、数カ月に1回の人もいます。


5年の文通で届いた手紙は、全て大切に保管しています。


タイムラグがある文通で、自分の変化や成長を知る


――SNSやメールの時代に文通をする面白さって、なんでしょうか?

ツバメさん:まず、レターセットや手紙に貼るシール、マスキングテープを選ぶのが楽しいですし、届いた手紙の便箋や封筒を見るのも楽しいです。


それから、その人が書く文字や言葉、便箋や封筒から「こんな人なのかな」と想像するのも面白いんですよね。


 


――ちょっと探偵っぽいですね。

ツバメさん:そうそう!でも何より楽しいのは、手紙が届くとき。


「今回はこの人も手紙をくれた。これは新しい人だ!」と、ものすごくワクワクします。


あとは、時間差があるのもいいんです。


 


――時間差というと?

ツバメさん:手紙なので、自分が手紙を書いたときと、それに対する相手の返事が届くまでにタイムラグがあるんです。


私が手紙に書いた「今悩んでいること」に対する返事をもらったときに、それは解決していることもあります。


でも相手のお返事を読んで少し前の自分を思い出したとき、自分の成長を感じられるんですよね。


すぐ返事が来るメールやメッセージアプリだと「時間差があることで変化を味わう」体験はなかなかできません。文通だからこその面白さで貴重さです。


レターセットやインク選びも楽しめる要素、長く続く趣味になりそう


今回ツバメさんの話を聞いて調べてみたところ、ツバメさんが利用している文通サービス以外にも、同様のサービスを提供するプラットフォームがたくさんあることを知りました。


インターネットで、一瞬で交流できるのが当たり前なこの時代。あえて「手紙」でやりとりするのは、とても趣がありますよね。


便箋や封筒選びはもちろん、最近は可愛いペンも流行っていますから、「手紙の材料選び」だけでも心ときめく時間になりそうです。


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