【労働を売るしかない都会の苦しみ】おばあちゃんから見た若者の働く姿って?
ANGIE / 2014年10月28日 22時59分
今回のおばあちゃんは、山奥に住んでいる方です。電車に揺られ、乗り換えてバスに乗り、30分は行かないと会えないところに住んでいます。 それからずいぶん歩いて、やっと家が見えてくるって感じの田舎です。もう着くだけで息が切れてしまいますが、今回のおばあちゃんは81歳になる人で、現役で農家をやっていらっしゃる方です。
今日は若い人たちの仕事についてどう考えているか、お聞きしたいと思います。
仕事、ですねぇ、このあいだニュースでもやっていましたけれど、時給が1,500円でも、人が来ないところがあるそうですね。 だけど、そういうところって、たぶん2,000円に上げても人は来ないと思いますよ。 時給は関係ないのです。ただ、機械みたいに忙しく働くのは、非常につらいのでしょう。 給料は安くても、もっとやりがいのある仕事を求めているんじゃないですかね。 とはいえ、都会に住んでいると、やりがいのある仕事でも、長続きしないんじゃないでしょうか。 また田舎とは違った大変さがあるんだと思いますよ。ずっとひとりで住んでいらっしゃいますが、不安はありませんか。
夫が亡くなり、ひとり暮らしになってもう6年目です。次男が一緒に住もうと言ってくれましたが、断りました。 やはり嫁と姑の問題も出てくるでしょうし、ここでは何をしていても、動いているっていうことを実感するので、補助はいらないんです。 都会に住んでいる人の方が不便かもしれませんね。周りにはコンビニも病院もあるでしょうけど、そこに行くには「自分の労働」を売るしかないからです。 給料を貰うっていうことは、大変なことですよ。 私は今の時期、近所の人に頼まれて、ナシを仕分けして梱包するんですよ。時給にしたら安いのかもしれませんが、そのお金で孫たちに何か買ってやることもできます。 おばあちゃんは、そう言ったあとに、ナシを新聞紙に包み、ビニール袋に入れて「持っていきなさい」と差しだされました。 こちらが断ると「どうせ傷がついとるから、いいとよ」と笑いかけてくれました。 すぐそばに見える山は、もう紅葉の季節になっています。もみじと銀杏、それに流れる川を眺めながら、帰りのバスを待ちました。ナシの重さを感じながら、ここに来てよかったな、と考えました。 Photo by Pinterest外部リンク
この記事に関連するニュース
-
1日300杯売った「元ビールの売り子」が“リアルなギャラ事情”を暴露。1杯あたりのインセンティブと1日に稼げる総額は――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年12月22日 8時45分
-
「足が太くて短いからミニスカートは履きたくない」20代の日本人女性にメキシコ人が真顔で返した一言
プレジデントオンライン / 2024年12月10日 18時15分
-
誕生日プレゼントは“100均のおもちゃ”、それでもわが子は「これ高いね、こっちがいいね」…手取り月19万円、シングルマザーの悲鳴【インタビュー】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月7日 11時15分
-
給与は月7万円、公営住宅で暮らすシングルマザー「ショックでした」…サッカー好きの息子がポロッと口にした“現実的なひと言”
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月30日 10時15分
-
オーストラリアで働く21歳男性が経験した“地獄のバイト”。現在は掃除の仕事で月収約30万円に
日刊SPA! / 2024年11月28日 8時52分
ランキング
-
1ガサガサ肌が簡単に潤う!40・50代に使ってほしいボディケア商品3つ
つやプラ / 2024年12月22日 12時0分
-
2お金で何でも解決できそうな“超富裕層”に共通している3つの悩み。「絶対に負けられない戦い」も
日刊SPA! / 2024年12月22日 8時53分
-
3「海に眠るダイヤ」2018年を描く"最大の謎"の真相 現代編の設定が、なぜ「2024年」ではないのか
東洋経済オンライン / 2024年12月22日 14時0分
-
4「痛くない親知らず」をそのまま放置するとどうなるか…「今すぐ抜いたほうがいい親知らず」の判断基準
プレジデントオンライン / 2024年12月22日 9時15分
-
5たまに見かける!「クルマに垂れ下がった謎のゴム」冬の重要アイテムだった過去
乗りものニュース / 2024年12月22日 14時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください