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どうして好きでもない適当な男になびいちゃうの?【心が温まる恋愛の仕方】

ANGIE / 2015年9月11日 11時59分

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秋のANGIEの特集は「人肌が恋しくなる前に 甘えかたを覚えたい〜30代の恋愛を成功にみちびく読書術〜」です。これから寒くなる季節に向かって、独り身はなにかと心細くなりますよね。確かに、人肌が恋しくなる前に、なんとかしたいかも。

誰かにちょっと寄り添ってほしくなって、LINEでつながっているフリーの男友達に声をかけてみたりして……。

それは恋愛というよりも、誰でもいいから側にいて欲しいだけ。いわば狩りに近い感覚なのかもしれません。

でも、その狩りが成功したとして、本当に心が満たされますか?

 
正しい恋愛の仕方が書かれたバイブル
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恋愛小説というと、江國香織さんの作品がまっさきに浮かびます。

彼女の小説に登場する主人公は、一途で、盲目的な愛を捧げる女性が多く登場します。

彼女の代表作ともなった『情熱と冷静のあいだ』の主人公「あおい」は、学生時代に激しく愛し合い、そして傷つけあった末に別れたかつての恋人を長く引きずっています。

誰もがうらやむ恋人に惜しみない愛を注がれているのに、どこか上の空。今彼との安泰な結婚に踏み切れずにもがく不器用な主人公に、感情移入した人も多いのではないでしょうか。

 

自分の心にまっすぐ従う「あおい」のような主人公に、わたしたちは憧れます。

現実の社会では、自分の保身や安定した生活など、ある程度の打算は多かれ少なかれ働くもの。恋愛は二の次で、婚活で適当な結婚相手を探してみたり、つい目先の人肌欲しさにその場限りの男を見繕ってみたり。

だからこそ恋愛というピュアな気持ちを損得で測らない女性を、あがめたくなるのかもしれません。

恋愛小説がバイブルとも呼ばれるのは、まさに聖書のごとく、正しい恋愛のあるべき姿が描かれているからではないでしうか。

 
人肌よりもカラダを温めてくれるもの・・・
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さて、みなさんにとって、恋愛は生活の中でどのくらいの比重を占めているでしょうか?

小説の主人公の生活は、恋愛を中心に回っています。日常の取るになりない(けれど、実は1日の多くを費やしてしまう)雑事や仕事は人生の脇役です。まるでファンタジーの世界ですよね。

でも、恋愛はファンタジーだからこそ、価値があるとも思います。現実の生活はそんなに単純でも甘くもないけれど、だからこそ恋愛くらいは現実逃避してみてもいいのかもしれません。

誰かに想いを馳せるときだけは、しがらみや雑事から解放されるのですから。

 

恋愛にうつつを抜かすなんて、くだらない?

でも目の前にある事実だけで、人生は成立っているのでしょうか。実際に手にするものの多さだけが、人生を豊かにするとは限らないですよね。

恋愛でしか味わえない幸福感があることも事実。

そして婚活や結婚では、そんな幸福に満ちた体験はできないものです。

 

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たまには現実のスイッチをオフにして、心のままに恋してみませんか?

好きかどうかわからない適当な男の肌よりも、恋する気持ちの方がカラダを温めてくれるって、本当はみんな知っているでしょう?

 

※参考: 冷静と情熱のあいだ Rosso/江國香織著・角川書店刊

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