恋も仕事も!前に進むために「自立」するコツを学べる本って?
ANGIE / 2015年11月1日 23時45分
年齢を重ねるにつれ、意識せずにはいられない出産適齢期。今は恋人がいなくても「●●歳までに子どもが欲しい」と思うのは、30代前後の女性ならごく当然でしょう。
「仕事・恋愛・出産」でジレンマを抱えているのは、わたしたちだけではありません。アメリカのシカゴを舞台にした小説『Suddenly One Summer』の主人公ヴィクトリア(33歳)もそのひとり。
彼女の生き方に共感したためか、あるいは米国人女性のライフスタイルにマッチしているせいか、アメリカでこの夏大きな話題を集めたフィクション作品です。
ハッピーエンドの結婚なんて信じられない
ヴィクトリアは離婚のトラブルを専門に扱う弁護士で、シカゴの一等地に自身の弁護士事務所を構える成功者。
私生活も充実している彼女ですが、恋人らしい恋人は高校を卒業して以来ひとりもいないという、恋愛に対してはちょっと臆病な女性です。
「セックスはそれなりに楽しんでいるし、恋人なんてほしくない。ハッピーエンドの結婚なんて信じられない」というヴィクトリアは、自身の両親の離婚が引き金となり、恋愛に対して懐疑的。
付き合う男性は「性欲を満たすだけの存在」という、弱音を吐くのが苦手な肉食系です。
そんな彼女はある日、銃を持った男たちに家宅侵入される恐怖を味わいます。トラウマを経験したヴィクトリアは、パニック障害を抱えることに。
自らの資金で購入した新築の一軒家を売りに出し、マンションに一時的に引っ越すことを決意します。
その引っ越し先で隣人となった、大手新聞社勤務の記者フォードとの出会いにより、ヴィクトリアの人生は思わぬ方向へ……。
子どもは、作りたい時に作ればいい
女性には妊娠適齢期があるため、一定の年齢になると「結婚しなくちゃ」「子ども産まなくちゃ」と焦ってしまうのは米国女性も同じです。
ヴィクトリアは「年齢に関係なく、欲しいと思った時に子どもを作るのが一番」という考えから、30歳で卵子凍結保存を行っています。
「恋愛が思うようにいかず、自分は結婚できるのか出産できるのか、パニックに陥ってしまう30代の女性たちをたくさん見てきたわ。わたしは子どもが欲しいと思った時に、本当に好きな人の子どもを産みたいと思ってる。運命に左右されるのではなく、出産も自分の意思で決めたい」
そんなヴィクトリアの言葉が、とても印象的です。
読み出したら止まらない!スリリングすぎる一冊
ヴィクトリアは美人でお金持ちの敏腕弁護士、フォードは引き締まったボディーとブルーの瞳がセクシーな、やり手の記者。
それにも関わらず、ふたりとも30代半ばで恋人がいないという設定が少し非現実的ながら、両者の心の移り変わりが軽快な文章と共に伝わってきて、読み出したら止まらなくなるスリリングな一冊だと思います。
またシカゴという大都市の描写も美しく、実際に街を歩いているかのような気分も味わえました。
それにしても、アメリカの独身女性って、とても自立していると思いませんか? 卵子凍結保存はちょっと先鋭的かもしれませんが「運命は自分で切り開くもの」という姿勢がとてもカッコイイですよね!
恋も仕事も自立した生き方ができれば、人生はもっとラクになるはず。自分の恋愛観や結婚観を客観的に見ることで、今よりもっと自由に、自分らしい恋ができるかもしれませんよ。
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