2024年春アニメで一番良かった作品は？ 3位「花野井くんと恋の病」、2位「WIND BREAKER」、1位は「忘却バッテリー」

アニメ！アニメ！ / 2024年6月30日 12時0分

2024年春スタートのアニメの中でも、1クール作品はクライマックスを迎えている最中です。

今期もマンガやゲームなどの原作ものから、注目のオリジナルまで、多彩なタイトルが揃いました。毎年最も多くの作品が放送・配信される春アニメの中で、アニメ！アニメ！読者から高い評価を得た作品は一体何なのでしょうか？

そこでアニメ！アニメ！では「2024年春アニメ（4月クール）で一番良かった作品は？」と題した読者アンケートを実施しました。6月20日から6月26日までのアンケート期間中に236人から回答を得ました。
男女比は男性約25パーセント、女性約65パーセント、無回答が約10パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約20パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。

■新作タイトルがトップ3を総ナメ！

第1位

1位は『忘却バッテリー』。支持率は約11パーセントでした。

『忘却バッテリー』キービジュアル（C）みかわ絵子／集英社・KADOKAWA・MAPPA

『忘却バッテリー』は「少年ジャンプ＋」連載の野球マンガが原作。投手・清峰葉流火と捕手・要圭の天才バッテリーを主人公にした青春ストーリーで、圭は記憶喪失によって野球の知識を失っているという独特なバックボーンも話題です。

「野球アニメでは珍しくギャグ要素満載！記憶をなくした圭がおちゃらけた性格になっているなど、個性的な設定もあって楽しく見ることができました」や「ギャグシーンの笑いも、シリアスシーンの感動も、どちらも最高！」、「MAPPAが制作を担当しているだけあって野球の作画は最高峰。野球未経験者でも、圭と一緒に学べるのもいいですね」と野球を知らなくても楽しめるとの声が。7月2日には最終回の放送を控えており、盛り上がりを見せる中でのランクインとなりました。

第2位

2位は『WIND BREAKER』。支持率は約7パーセントでした。

『WIND BREAKER』第1弾キービジュアル（C）にいさとる・講談社／WIND BREAKER Project

『WIND BREAKER』は「マガジンポケット」にて連載中のヤンキーマンガが原作。主人公・桜遥が超不良校・風鈴高校のトップを目指してやってきますが、高校は防風鈴（ボウフウリン）と呼ばれる街を守る自警団になっていて……。

読者からは「喧嘩は強いけど他人から感謝されたりしたことない桜くん。街の人からありがとうと言われて顔を赤らめる姿に毎週萌えていました」や「桜が周囲との距離を縮めて街のために一緒に活動するところや、不良でひねくれ者だけと本当は照れ屋なところが刺さった」、「これまでのヤンキーものとはまた違う、爽やかな世界観に魅了されました。原作から追いかけていましたが、アニメでは声や音響のおかげでケンカのリアリティを体験できますよ」と主人公のギャップやバトルシーンの迫力が人気。最終回後には第2期の制作も決定したタイトルが上位に入っています。

第3位

3位は『花野井くんと恋の病』。支持率は約6パーセントでした。

『花野井くんと恋の病』キービジュアル（C）森野萌・講談社／「花野井くんと恋の病」製作委員会

『花野井くんと恋の病』は「月刊デザート」連載のラブコメディが原作。主人公の日生ほたると花野井くんの恋模様を全12話で描きました。
「公開告白するなど愛が重すぎる花野井くんのキャラにだんだんハマっていきました。ほたる役の花澤香菜さんの声も可愛くて、少女マンガの王道ストーリーにマッチしていたと思います」や「ちょっと危ない花野井くんと食べるのが大好きなほたるちゃんの関係にキュンキュンとした」とラブストーリーに酔いしれてしまったとの声が。甘酸っぱい学園ものに心を揺さぶられた読者が多かったです。

■そのほかのコメントをご紹介！

『怪獣８号』には「毎回続きが気になる絶妙なタイミングで終わるので来週が待ち遠しくなる。主人公が最初から強いのではなく、個性豊かな隊員たちと一緒に成長する物語もワクワクします」。
『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』には「旦那様にメロメロなフェンリースがとっても可愛くて、他にも魅力あふれる面白いキャラが揃っていたから。こんな異世界ライフなら過ごしてみたい！」。

『じいさんばあさん若返る』には「おじいさんおばあさんが主人公ということで、最初は昔話なのかなと思っていましたが……。笑いあり涙ありで、まさに人生の理想。切なくて心温まるエンディングでした」。
『アストロノオト』には「木造アパートあすトろ荘が最終回であんなことになるなんて！ロボット好きも必見!! 幕の閉じ方も面白かった」とオリジナル作品にも投票がありました。

『じいさんばあさん若返る』（C）新挑限・KADOKAWA／じいさんばあさん若返る製作委員会

2024年春アニメは人気シリーズの続編が多い中、トップ3は新作がランクイン。スポーツやバトル、ラブストーリーなど、幅広いジャンルのタイトルが人気を集めています。

■ランキングトップ10

■ランキングトップ20

[2024年春アニメ（4月クール）で一番良かった作品は？]
1位『忘却バッテリー』
2位『WIND BREAKER』
3位『花野井くんと恋の病』
4位『響け！ユーフォニアム3』
5位『怪獣8号』
5位『鬼滅の刃柱稽古編』
5位『黒執事-寄宿学校編-』
8位『転生したらスライムだった件』（第3期）
8位『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』
10位『ワンルーム、日当たり普通、天使つき。』
11位『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』
12位『夜桜さんちの大作戦』
13位『僕のヒーローアカデミア』（第7期）
14位『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』
14位『ゆるキャン△ SEASON3』
16位『夜のクラゲは泳げない』
16位『この素晴らしい世界に祝福を！3』
16位『ただいま、おかえり』
16位『となりの妖怪さん』
20位『アストロノオト』
20位『ささやくように恋を唄う』
20位『じいさんばあさん若返る』
20位『時光代理人 -LINK CLICK-II』
20位『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』
20位『変人のサラダボウル』
20位『無職転生II～異世界行ったら本気だす～』（第2クール）

（回答期間：2024年6月20日～6月26日）

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。