長濱ねるが声優初挑戦！ NHK「アニ×パラ」最新作がパリ パラリンピック直前に放送決定

パラスポーツを題材にしたアニメ『アニ×パラ』の最新作となる第19弾として、『ユニバーサルリレー×高橋しん』が2024年8月16日にNHKBSにて放送される。陸上競技の「ユニバーサルリレー」を取り上げるもので、『いいひと。』や『最終兵器彼女』などで知られるマンガ家・高橋しんがデザインした個性豊かな4人のキャラクターがゴールを目指す姿を描く。

『アニ×パラ』は、アニメ作品を通じてパラスポーツの魅力をわかりやすく伝え、多様性のある社会の実現を目指すプロジェクトとして展開しているもの。「NHK for School」に掲載され、学校教育にも活用されている。

その第19弾となる『ユニバーサルリレー×高橋しん』は、8月28日に開幕を控える「パリ パラリンピック2024」の直前に放送される最新作で、陸上競技の「ユニバーサルリレー」を取り上げる。「ユニバーサルリレー」は、視覚障害、四肢の切断または機能障害、脳原性まひ、車いすと障害が異なるランナーが、男女2人ずつの混成チームで400メートルを走る。さまざまな個性のメンバーが集い、パラリンピックの象徴とも言われている種目だ。

アニ×パラ『ユニバーサルリレー×高橋しん』

オリンピックのリレーはバトンでつなぐのに対し、ユニバーサルリレーではタッチで走者をつなぐ。障害の種類も走り方も違う4人が、互いにスピードを調整するのは至難の業だけに、その“タッチ”の瞬間が見どころとなる。実際の競技でも、タッチミスやコースアウトなどで失格になることの多いユニバーサルリレー。はたしてゴールまで走り切ることができるのだろうか。

キャラクターデザインは、代表作に『いいひと。』や『最終兵器彼女』があり現在は『駅伝男子プロジェクト』を連載中の、箱根駅伝に出場した経験を持つマンガ家・高橋しんが務める。キャストには、第一走者・視覚障害の河田心桜を演じる声優初挑戦の長濱ねるに加えて、熊谷健太郎、大塚剛央、岡本信彦、関根明良ら4人の声優が名を連ねる。

またテーマ曲には、それぞれ別のフィールドで活躍する5人のミュージシャンがその個性をつなげることで新しい音楽を創造するプロジェクト・ QUBIT（キュービット）の「Good Bye Kamisama」が起用された。高橋しん、長濱ねるはコメントも寄せている。

『アニ×パラ』の最新作となる第19弾『ユニバーサルリレー×高橋しん』は、8月16日15時55分よりNHKBSにて放送される。

＜以下、コメント全文掲載＞

高橋しん

高橋しん

どんなリレーでも、駅伝でも、異なった個性がつながっていくんですけれども、ユニバーサルリレーはルールとして４つの個性が設定されていて、それを最高のパフォーマンスにつなげていく「ザ・リレー」だなって思います。
いろんな個性がリレーの中で一体化していくなかで、「1走はたぶん、いちばんアスリートっぽくない感じ」「2走はこの人から引き継ぐので・・・」と順番に描いていったら、自分なりの「でこぼこ感」のあるキャラクターになりました。

長濱ねる

長濱ねる

今回の作品は、「つないでいく」ことがテーマだったと痛感しています。高橋しん先生が描いたキャラクターにスタッフのみなさんが息を吹き込んで、最後にわれわれが視聴者に届けるためにつないでいくのはかっこいいリレーだと思いましたし、私もその中に携われたことが本当にうれしいです。
このアニメを通じて、ユニバーサルリレーという競技の面白さに加えて、難しさが伝わるといいなと思います。「つなげる」「つないでいく」というテーマがこの作品に詰まっているといいなと思います。

【初回放送】
アニ×パラ「ユニバーサルリレー×高橋しん」
8月16日(金)午後3：55～4：00

（C）高橋しん／ＮＨＫ