“方言”キャラといえば？ 3位「怪獣8号」保科宗四郎、2位「忘却バッテリー」桐島秋斗、1位はコテコテの関西弁の…＜24年版＞

7月28日はなにわの日です。

「な（7）に（2）わ（8）」の語呂合わせが由来で、大阪市浪速区が制定した記念日となっています。

アニメには特定の地域で使われる方言を喋るキャラクターがよく登場します。漫才やバラエティ番組などで聞く機会の多い関西弁をはじめ、キャラクターの喋る方言はバラエティに富んでいます。共通語とは異なる言葉やアクセントを持つ方言は、作品を豊かに彩ります。

そこでアニメ！アニメ！では毎年恒例の「“方言”キャラといえば？」と題した読者アンケートを実施しました。7月17日から7月21日までのアンケート期間中に182人から回答を得ました。
男女比は男性約40パーセント、女性約55パーセント、無回答が約5パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約35パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。

■関西弁キャラがトップ3を総ナメ！

第1位

1位は『名探偵コナン』の服部平次。支持率は約10パーセントでした。

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）』（C）2024 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会

「工藤新一が東の高校生探偵なら、服部平次は西野高校生探偵！ 関西弁キャラはアニメにも数多く出てくるが、ここまでコテコテなキャラは平次だけ!!」や「“この勝負、もろたで工藤！”など、関西弁でライバル心をむき出しにする平次が思い浮かびました」と関西弁が最も似合うキャラだというコメントが寄せられました。
「幼馴染の和葉ちゃんが絡むと途端にポンコツになるところが愛おしいです」と映画最新作『100万ドルの五稜星』では事件解決だけでなく、恋愛面でも奮闘したキャラクターが3年連続でトップとなっています。

第2位

2位は『忘却バッテリー』の桐島秋斗。支持率は約8パーセントでした。

『忘却バッテリー』キービジュアル（C）みかわ絵子／集英社・KADOKAWA・MAPPA

桐島秋斗は氷河高校2年生のエース左腕です。「前髪で右目を隠していてクールな見た目ですが、飄々とした性格でよく笑うところが魅力的でした」や「大阪からの野球留学生のため関西弁で喋っています。後輩の巻田広伸が単純な性格のためゴリラとイジっていたのが印象的。もしアニメの続編があったら彼の活躍を見てみたい！」と2024年春アニメのキャラクターからランクインしました。

第3位

3位は『怪獣8号』の保科宗四郎。支持率は約7パーセントでした。

保科宗四郎は日本防衛隊第3部隊副隊長で、怪獣討伐隊の家系の出身。読者からは「普段は関西弁キャラらしい明るい性格ながら、怪獣を狩るときの冷静さや集中力にギャップ萌えです」や「本気で戦うときの冷めた関西弁がカッコイイ！」、「刀が得意で近接戦闘に特化しているのが憧れる」と討伐時の関西弁に胸キュンのファンが多数。なお2位の桐島秋斗と同じく、声優は大阪府出身の河西健吾さんが担当しています。

■そのほかのコメントをご紹介！

『クレヨンしんちゃん』野原みさえには「しんちゃんの母親・みさえは熊本県出身なので、両親や姉、妹に対しては九州弁が自然と出てきます。しんちゃんもときどきマネしていました」。
『Dr.スランプ』ニコちゃん大王には「なぜか鳥山明先生の故郷である名古屋弁を操る宇宙人。そのことをツッコまれると“おみゃあー名古屋弁をバカにするんかっ!!”と怒っていたので誇り（？）はあるよう」。

『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』本ポスタービジュアル（C）臼井儀人／双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2024

『波打際のむろみさん』むろみには「むろみさんは人魚ですが、なぜか糸島地域に近い博多弁で喋ります。CVは福岡市出身の田村ゆかりさんなのでネイティブスピーカー。九州方言のキャラは稀少な感じがするので選びました」。
『サクラクエスト』四ノ宮しおりには「富山弁で大丈夫という意味の“だんないよ”が口癖というところが、富山を舞台にしたアニメらしくて富山県民としてすごく嬉しかったです。声優も富山出身の上田麗奈さんです」とキャストと出身が同じキャラクターも多かったです。

『波打際のむろみさん』(c)名島啓二・講談社／波打際のむろみさん製作委員会

2024年版ではトップ3を関西弁キャラが独占。同じ関西弁と言っても癖が強かったり、軽やかな語り口だったりと、さまざまな雰囲気の口調を楽しめることが再確認できる結果となっています。同率15位には17キャラが並ぶ大混戦。

■ランキングトップ10

[“方言”キャラといえば？ 2024年版]
1位 服部平次 『名探偵コナン』
2位 桐島秋斗 『忘却バッテリー』
3位 保科宗四郎 『怪獣8号』
4位 坂本辰馬 『銀魂』
5位 犬山あおい 『ゆるキャン△』
6位 エペル・フェルミエ 『ディズニー ツイステッドワンダーランド』
7位 天川薫子／マジアサルファ 『魔法少女にあこがれて』
8位 ホークス 『僕のヒーローアカデミア』
8位 リコ 『まちカドまぞく』
10位 池田千歳 『ゆるゆり』
10位 十龍之介 『アイドリッシュセブン』

（回答期間：2024年7月17日～7月21日）

■ランキングトップ20

[“方言”キャラといえば？ 2024年版]
1位 服部平次 『名探偵コナン』
2位 桐島秋斗 『忘却バッテリー』
3位 保科宗四郎 『怪獣8号』
4位 坂本辰馬 『銀魂』
5位 犬山あおい 『ゆるキャン△』
6位 エペル・フェルミエ 『ディズニー ツイステッドワンダーランド』
7位 天川薫子／マジアサルファ 『魔法少女にあこがれて』
8位 ホークス 『僕のヒーローアカデミア』
8位 リコ 『まちカドまぞく』
10位 池田千歳 『ゆるゆり』
10位 十龍之介 『アイドリッシュセブン』
12位 宮侑 『ハイキュー!!』
13位 幸田文 『文豪ストレイドッグス』
13位 白膠木簓 『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』
15位 アリーナ 『ガールズ&パンツァー』
15位 市丸ギン 『BLEACH』
15位 麗日お茶子 『僕のヒーローアカデミア』
15位 影縫余弦 『〈物語〉シリーズ』
15位 きいろボン 『Bビーダマン爆外伝』
15位 北信介 『ハイキュー!!』
15位 国木田花丸 『ラブライブ！サンシャイン!!』
15位 鯉登音之進 『ゴールデンカムイ』
15位 コマさん 『妖怪ウォッチ』
15位 菅原孝支 『ハイキュー!!』
15位 チリ 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』
15位 東條希 『ラブライブ！』
15位 遠山和葉 『名探偵コナン』
15位 鳴子章吉 『弱虫ペダル』
15位 ニーナ 『ガールズ&パンツァー』
15位 氷織羊 『ブルーロック』
15位 ユキノビジン 『ウマ娘 プリティーダービー』

（回答期間：2024年7月17日～7月21日）

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。