「パプリカ」「千年女優」「妄想代理人」をイッキ見！ 今敏監督作が「ABEMA」で無料放送

新しい未来のテレビ「ABEMA」にて、アベマアニメ夏の特別企画として「今敏監督作品祭」が開始。8月15日より3日間にわたり、『千年女優』『妄想代理人』 『パプリカ』3作品がABEMAで初めて無料一挙放送される。

今 敏監督作品祭

このたびフィーチャーされる3作品の監督を務める今敏は、ほかにも『PERFECT BLUE』『東京ゴッドファーザーズ』でも知られる、数々の映画賞・アニメ賞を受賞した日本を代表するアニメーション監督。2001年公開の映画『千年女優』と2002年放送のTVアニメ『妄想代理人』はABEMAでの配信自体が初となる。
なお、全作品ともに放送終了後1週間は無料で視聴可能だ。

■千年女優

『千年女優』

『千年女優』は、今敏監督2本目の長編ア二メ。彼の他作品にもある現実と虚構が次第に混じりあい、やがて区別がつかなくなっていく演出が特徴だ。『千年女優』という映画を鑑賞する現実を生きる視聴者と、その映画のなかで女優として映画を創り出す藤原千代子、さらにその映画が千代子の人生と交錯していく複雑な構造になっている。

『千年女優』場面カット

本作の世界での“現実”は主人公であり、伝説の女優として登場する藤原千代子の人生。そして混ざり合っていく“虚構”は、千代子の演じてきた映画だ。
本編に登場する映画は時代劇から青春もの、人間ドラマ、さらには特撮まで幅広く。映画は劇中劇であると同時に、そのエピソードが千代子の現実の人生と重なる。次々と走馬灯のように繰り広げる数々の作品が、『千年女優』を彩っている。

■『千年女優』無料放送概要
・放送日時：2024年8月15日（木）20時～
・配信チャンネル：アニメLIVEチャンネル3

※放送終了後、1週間無料で視聴可能。

■妄想代理人

『妄想代理人』

『妄想代理人』は、2004年にマッドハウスのもと制作されたテレビシリーズ。作品は前述の『千年女優』やその後に続く劇場映画『パプリカ』にもつながる、現実と虚構が入り乱れる作品だ。今敏監督が手がけた唯一のテレビシリーズである。

『妄想代理人』場面カット

物語は「通り魔“少年バット”による被害」という一つの事件を中心に展開。事件を取り巻く13人の登場人物、虚構と現実が入り乱れ、事件は奇怪な様相を呈しながら広がって行く、サイコサスペンスの傑作となっている。

■『妄想代理人』無料放送概要
・放送日時：2024年8月16日（金）18時～
・配信チャンネル：アニメLIVEチャンネル3

※放送終了後、1週間無料で視聴可能。

■パプリカ

『パプリカ』

『パプリカ』は、筒井康隆による映像化不可能と言われた同名小説を原作とした夢に入り込み、夢を犯すテロリストに立ち向かう夢探偵“パプリカ”の活躍を描いた“幻想と現実”が交錯していくストーリーだ。

『パプリカ』場面カット

スタッフも精鋭揃いで、制作のマッドハウスのハイクオリティなアニメーションに作り上げている。キャラクターデザイン・作画監督の安藤雅司は、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』などで作画監督を務め、初の監督作『鹿の王 ユナと約束の旅』の公開を来月に控えている異才のアニメーター。このほかキャスト陣には、林原めぐみ、江守徹、古谷徹ら豪華声優が名を連ねているのも見逃せない。

■『パプリカ』無料放送概要
・放送日時：2024年8月17日（土）20時～
・配信チャンネル：アニメLIVEチャンネル3

※放送終了後、1週間無料で視聴可能。

また今回紹介した3作品は、月額960円で楽しめるABEMAプレミアムに加入するといつでも見放題となっている。この機会に、ぜひ今敏監督の代表作をおさらいしておこう。

（C）2001 千年女優製作委員会
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