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「カウボーイビバップ」は“アニメ音楽”をいかに革新したか? 菅野よう子と渡辺信一郎の音楽作劇術

アニメ!アニメ! / 2024年9月5日 12時45分

SFアニメ『カウボーイビバップ』についての初の音楽書が発売。米デトロイト出身の音楽学者である著者の独自取材で、菅野よう子と渡辺信一郎の音楽作劇術に迫り、本作のサントラについて解説する一冊だ。


「カウボーイビバップ」

『カウボーイビバップ』は、1998年にTVシリーズが放送され2001年には劇場版も上映された、現在はバンダイナムコフィルムワークスのブランドのひとつであるサンライズ原作のオリジナルアニメ。人類の活動領域が土星圏まで拡大した未来を舞台に、賞金首を追い太陽系を駆けめぐる、主人公のスパイクら宇宙船ビバップ号の面々の活躍を描く。


「ビバップ」とは、即興アレンジを重んじるジャズスタイルを指す。そのタイトルが示すとおり、主人公のスパイクをはじめさまざまなキャラクターの絡み合いを中心に、シリアスなものからコメディタッチのものまでエピソードごとに異なるテイストの物語が展開される。遊び心に富んでいながら、スタイリッシュな映像と音楽が特徴のSFアクションだ。


このたび、その“スペースジャズ”というコンセプトで唯一無二の存在感を放つの本作サントラについて解説する初の音楽書が登場。
米デトロイト出身の音楽学者であり、北米最大規模のアニメサイトAnime News Networkにも寄稿していた著者ローズ・ブリッジスが本書のために菅野よう子、渡辺信一郎監督のほか、エミリー・ビンディガー、スティーブ・コンテら、サントラ制作陣を新たに取材を敢行。




「菅野よう子の音楽は、いかにしてキャラクターの内面や物語の進行を巧みにサポートしているのか?」や「渡辺信一郎は、いかにして音楽を視覚的なストーリーテリングと融合させたのか?」といった切り口を展開。
単なるBGMではなく、物語の一部として機能するサントラの創作術に迫った一冊となっている。日本語版には、音楽ライターの小室敬幸による解説も収録。


『「カウボーイビバップ」のサウンドトラック 菅野よう子と渡辺信一郎の音楽作劇術』(ローズ・ブリッジス著、長尾莉紗訳)は2024年8月30日より発売。



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