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「ルックバック」動員117万人、興収20億円を突破! “辛く大変なシーンだった” 押山清高監督&井上俊之の副音声上映も決定

アニメ!アニメ! / 2024年10月9日 18時15分

劇場アニメ『ルックバック』が、公開15週目にして動員が117万人、興行収入が20億円を突破したことがわかった。全世界20以上の国・地域で興行収入500万ドル(約7.4億円)を突破するなど大ヒットしている。また興行収入20億円突破を記念し、10月11日から押山清高監督と原動画の井上俊之によるコメンタリー副音声上映が行われることも決定した。


劇場アニメ『ルックバック』メインビジュアル

『ルックバック』は、『ファイアパンチ』や『チェンソーマン』といった話題作を手掛け、劇場アニメ『チェンソーマン レゼ篇』の公開も控える藤本タツキによる作品だ。ひたむきにマンガを作り続ける藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる2人の運命を分ける出来事を強烈なリアル感を持った筆致で描き出した。


それを原作とする劇場アニメは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』や『借りぐらしのアリエッティ』、『風立ちぬ』など数多くの話題作に主要スタッフとして携わってきた押山清高が監督、脚本、キャラクターデザインを務めるもの。キャストには河合優実と吉田美月喜をW主演に迎えた。


劇場アニメ『ルックバック』場面写真

6月28日の公開以降、口コミが拡がり続け異例のロングラン上映を続けている本作。このたび公開15週目にして総動員数が117万人、興行収入が20億円を突破したことが明らかになった。さらに7月31日より全世界での上映も順次スタートしており、世界20以上の国と地域での全世界興行収入の累計が500万ドル以上(約7.4億円、10月8日現在1ドル=148円換算)を突破したこともわかった。公開を待ち望んだ多くのファンが劇場に押し寄せている。


現地時間10月6日からは北米にて530館以上での公開も始まり、6日の興行収入は 68万3003ドル(Box Office Mojo調べ、1ドル=148円計算)で日本円にして9,358万円を数え、6日の全米興行収入のデイリーランキングで第6位となった。米Rotten Tomatoesでは批評家スコア100%の好スタートを飾り、今後も国内外にてさらなる盛り上がりが期待される。


劇場アニメ『ルックバック』場面写真

そして、興行収入20億円突破を記念し、10月11日より全国の『ルックバック』上映劇場にてコメンタリー副音声上映が行われることも決定した。押山清高監督と、本作で原動画を担当した伝説のアニメーター・井上俊之の2人が本編に合わせてトークを繰り広げる。無料のスマートフォン専用アプリ「HELLO! MOVIE」を使用し、劇場でイヤホンを装着しスマートフォンで音声を再生することで作品を鑑賞しながら副音声を楽しめる仕様だ。


劇場アニメ『ルックバック』コメンタリー副音声_場面カット

冒頭、空から藤野の家に映像がどんどん寄っていくシーンでは、井上が「辛く大変なシーンだった」と笑いを取る。押山監督が「これだけアナログで描いているのに、カメラがなめらかに降りていくようにすることは技術的にも大変だったと思う」と言うと、井上は「デジタルの技術を使えば、ある程度ベースは作れるんだけど、なんせ手描きなもんですから(笑)」とコメントする。


劇場アニメ『ルックバック』コメンタリー副音声_場面カット

また井上は「作画的にはカロリー低そうに見えても、地味にボディブローのように大変なカットがある」、「“今作では映り込みを大事にしたい”という押山監督の意向でキャラクターの目や机面に映りこむ紙や、部屋の本棚に反射する蛍光灯の光など、作画的には手間なため、普段は絶対にやらないようなことをやっている」など、押山監督の様々なこだわりを思う存分に明かす。
押山監督や井上ら、少数精鋭のアニメーターたちによって細部にまで散りばめられたこだわりと、作画の裏話が堪能できるコメンタリー副音声。『ルックバック』の新たな発見をぜひ劇場で楽しもう。


劇場アニメ『ルックバック』は現在上映中。10月11日より、押山清高監督と原動画・井上俊之によるコメンタリー副音声上映がスタートする。




劇場アニメ『ルックバック』
【国内】
10/7(月)までの累計動員数 1,174,660人
累計興行収入 2,002,347,580円


【海外】
10/7(月)までの累計動員数 70万人以上
累計興行収入 7.4億円以上


【副音声上映の楽しみ方】
副音声は、オーディオコメンタリーを再生する無料スマートフォンアプリ「HELLO! MOVIE」をご利用いただき、10月11日(金)より『ルックバック』を上映する全国の映画館・全上映回にてお聴きいただけます。


■STAFF
原作:藤本タツキ(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・キャラクターデザイン:押山清高
美術監督:さめしまきよし 美術監督補佐:針崎義士(崎は「たつさき」)・大森崇 色彩設計:楠本麻耶
撮影監督:出水田和人 編集:廣瀬清志 音響監督:木村絵理子 音楽:haruka nakamura
アニメーション制作:スタジオドリアン 配給:エイベックス・ピクチャーズ


■CAST
藤野:河合優実
京本:吉田美月喜


■主題歌「Light song」
by haruka nakamura うた : urara


■原作
「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊) コミックス発売中



(C)藤本タツキ/集英社(C)2024「ルックバック」製作委員会

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