“草食系”キャラといえば？ 3位「わんぷり」兎山悟、2位「ぼざろ」山田リョウ、1位は「NARUTO」日向ヒナタ

10月も中旬を迎えました。
秋の七草という言葉があるように、秋は野草が見どころの季節です。

近年では恋愛に対して奥手だったり、争いを好まず温厚だったりする人のことを「草食系」と呼ぶことがあります。アニメにも「草食系」という言葉に相応しいキャラクターがしばしば登場します。
つねに受け身の姿勢だったり、欲求を表に出すことがなかったり、本当に草を食べていたりと、草食系キャラもさまざまです。

そこでアニメ！アニメ！では、「“草食系”キャラといえば？」と題した読者アンケートを実施しました。9月30日から10月4日までのアンケート期間中に102人から回答を得ました。男女比はほぼ同数。年齢層は19歳以下が約30パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。

■タイプが異なる草食系女子がワンツー！

第1位

1位は『NARUTO -ナルト-』の日向ヒナタ。支持率は約14パーセントでした。

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史 スコット／集英社・テレビ東京・ぴえろ(C)劇場版 NARUTO 製作委員会 2014

日向一族のくノ一であるヒナタは「いつも遠くからナルトを応援していて、自分からは積極的にアピールできない草食系ヒロイン！」や「ナルトと久々に再会したときは心の準備ができなくて気絶してしまったほど。好きな男子に話しかけることもできないぐらいシャイな子だから」と奥手な様子がたびたび描かれてきました。「自分の恋愛感情を一方的にぶつけるのではなく、相手の気持ちを考えて見守り、誠実な愛を育んでいくところが素敵だと思っています」とお淑やかな性格が魅力だというコメントが届いています。

第2位

2位は『ぼっち・ざ・ろっく！』の山田リョウ。トップとの差はごくわずかでした。

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく！ Re:Re:』（C）はまじあき／芳文社・アニプレックス（C）はまじあき／芳文社・アニプレックス

山田リョウは4人組バンド・結束バンドのベース担当です。こちらは奥手という意味での草食系ではなく、「ギター＆ボーカルの喜多ちゃんが間違って買ってしまったベースを買い取ったあと、お金がなくなってしまい草を食べていたから」や「“草を食べて生きていきます”のシーンが衝撃的だった」と本当に野草を食べていることからランクイン。「本当はお嬢様なのに万年金欠。年下のぼっちちゃんに借金までしているが、道端の草で飢えをしのぐ様はある意味でロック」とミュージシャンらしい生き様だと感じているファンもいるようです。

第3位

3位は『わんだふるぷりきゅあ！』の兎山悟。支持率は約6パーセントでした。

『わんだふるぷりきゅあ！ざ・むーびー！ドキドキ ゲームの世界で大冒険！』メインビジュアル（C）2024 わんだふるぷりきゅあ！ざ・むーびー！製作委員会

中学2年生の兎山悟はキュアフレンディこと犬飼いろはのクラスメイト。「うさぎの大福の飼い主で、穏やかな性格の中学2年生。動物にも詳しく、その知識でプリキュアたちをサポートすることも。実はいろはちゃんに淡い恋心を抱いていますが、恋愛は奥手なのが玉にキズ」や「いろはへの恋心が他の人にバレたとき、彼女を困らせたくないから内緒にしてほしいと頼んでいたので」と優しさに惹かれます。「勉強が得意な一方で運動はかなり苦手だったから、映画での活躍はビックリした」と現在公開中の劇場版で見せた意外な展開に驚いたファンもいました。

■そのほかのコメントをご紹介！

『僕の心のヤバいやつ』市川京太郎には「ヒロインの山田から好意を持たれているのがわかっているのに、なかなか先に進めないのがもどかしい。すぐに顔が赤くなるのもポイント！」。
『負けヒロインが多すぎる！』温水和彦には「大抵の男子は可愛い子と付き合いたいと考えているはずだけど、温水くんはまわりに可愛い子たちが次々と現れても何も思わず、恋愛感情を出さないところが草食系男子っぽい」。

『僕の心のヤバイやつ』2期ビジュアル（C）桜井のりお（秋田書店）／僕ヤバ製作委員会

『To LOVEる -とらぶる-』結城梨斗には「好意を抱いている春菜になかなか想いを伝えられないだけでなく、多くの女の子たちとドキドキなハプニングが起きても慌てるだけで終わり……まさに草食系！」。
『妖怪ウォッチ』草くいおとこには「目立つことが苦手で、いつも一人で草を食べている妖怪。取り憑かれた人は草食系になってしまうらしいです。アニメでは芝刈り機で草むらごと刈られてしまったオチがホラー過ぎました」と人間以外のキャラクターにも投票がありました。

今回のアンケートではトップは女性キャラでしたが、2位以下は草食系男子という言葉があるように男性キャラが目立つ結果に。また野菜が大好きな動物にまつわるキャラも複数ランクインしています。

■ランキングトップ5

[“草食系”キャラといえば？]
1位 日向ヒナタ 『NARUTO -ナルト-』
2位 山田リョウ 『ぼっち・ざ・ろっく！』
3位 兎山悟 『わんだふるぷりきゅあ！』
4位 市川京太郎 『僕の心のヤバいやつ』
5位 碇シンジ 『新世紀エヴァンゲリオン』
5位 潮田渚 『暗殺教室』
5位 鈴木入間 『魔入りました！入間くん』
5位 月島蛍 『ハイキュー!!』
5位 中島敦 『文豪ストレイドッグス』
5位 夏目貴志 『夏目友人帳』
5位 温水和彦 『負けヒロインが多すぎる！』

（回答期間：2024年9月30日～10月4日）

■全体ランキング

[“草食系”キャラといえば？]
1位 日向ヒナタ 『NARUTO -ナルト-』
2位 山田リョウ 『ぼっち・ざ・ろっく！』
3位 兎山悟 『わんだふるぷりきゅあ！』
4位 市川京太郎 『僕の心のヤバいやつ』
5位 碇シンジ 『新世紀エヴァンゲリオン』
5位 潮田渚 『暗殺教室』
5位 鈴木入間 『魔入りました！入間くん』
5位 月島蛍 『ハイキュー!!』
5位 中島敦 『文豪ストレイドッグス』
5位 夏目貴志 『夏目友人帳』
5位 温水和彦 『負けヒロインが多すぎる！』
12位 あんこ 『ご注文はうさぎですか？』
12位 アンドロメダ瞬 『聖闘士星矢』
12位 スペシャルウィーク 『ウマ娘 プリティーダービー』
12位 ティッピー 『ご注文はうさぎですか？』
12位 ワイルドギース 『ご注文はうさぎですか？』

（回答期間：2024年9月30日～10月4日）

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。